脳梗塞18 充実の期間も
この13年ぐらいの間には、いい事、そうでない事も沢山ありましたが、充実していた時期も結構あったのです。
2009~2012年は、体の調子も上がらず、釣りなども行かなくなってしまっていましたが、再転職して3年ほど経ち、生活がどうにか軌道に乗ってくると、また友人に誘われながらチヌ釣りに復帰を果たしました。
2013年からです。
2014年には、自己記録更新の54cm
2015年には、自己記録再更新の55cm
2007年(平成19年)に病院に持ってきてくてた二人の息子の描いてくれた55cmのチヌに、現実として追いついたものでした。
2017年には、自己記録再更新の56cm
家庭では、私が一人で車を運転するのを止められてはいましたので、一人の時は電車で行くことも多かったです。
魚は、ほぼいつも放流です。
しかし、障害を持ちながらも、充実した時間というのはあったのだなあ、と思います(これを書いている2023年現在から振り返ると)。
最初の脳梗塞の時、小さかった息子たちも大きくなり、成人して仕事に就いています。もの心付いた頃には、父はもう病気持ちの身体で、「活発で元気な父の姿」は、まともに見ていないと思います。
今では凄く生意気な口もきく二人の息子たち、そして妻ですが、三人とも根はやさしいと、今でも信じています。私が苦労を掛け過ぎました。
次男が友人の影響もあり、釣りに手を出し始めましたので、一昨年から時折一緒に行ったりもしました。私の得意なチヌの落とし込み(ヘチ)釣りの指南です。
大阪市内の小場所で教えること5分で、次男は簡単にチヌの40cmを釣り上げました。自分に釣れるより嬉しいものですね。
でも、続いて私には・・・
54cmの巨チヌが。
これを見ると次男は「自分のは小さい」と言いますが、私がチヌの40cmを釣るまでは、結構期間が掛かっていますので(今のようにwebの情報合戦が盛んになる少し前だったこともあり)、初めてで釣れたら立派なものです。
次男も友人と結構遠くに行っていたらしいのですが、近くでこんなのが釣れるのなら、こういうのでいいとは感じてくれたようです。
これからも息子とはこういう時間を多く作れたらと、何度か同行する機会があり、息子の運転で行ってはそこそこ釣ったのですが、私にはまたも病魔は迫っていたのでした。脳血管の定期検査でも異常はなく毎年過ぎていたのですが。
下り坂の人生は、待ってくれないですね。