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久しぶりに会いたいヤツ

ルワンダに来てから10ヶ月が過ぎた。

この10ヶ月を過ごす中で、現地の人や友達に何度か尋ねられたことがある。

日本に帰りたいと思ったり、ホームシックになったりしないの?

という質問だ。


結論から言うと、

「帰りたい」と思ったことは、ない。



別に「帰りたくない」と思っているわけでもないが、漠然と「日本に帰る必要もないしなぁ」という感じだ。

もちろん、生活水準を日本と比べてしまえば、日本にあってルワンダにないものなんて、いくらでもある。

でも、ルワンダにいて不自由することは特に何もない。

ホームシックにも、別にならない。

日本にいる家族や友達に会いたいという気持ちもないことはないが、ぶっちゃけそこまででもない。

そんな、カッサカサに乾燥した超絶ドライな性格の僕だが、ここ最近唯一「会いたい」と思ったヤツがいる。

それが

愛犬だ。

「ん、呼んだ?」


僕は、単身ルワンダに渡航する際、愛犬を日本の家族に預けて来たのだが、つい先日パソコンのデータ整理をしていると、大量に愛犬の写真や動画が出てきた。

愛犬の写真や動画を見ても別に会えなくて寂しいとか悲しいとか、そういうマイナスの感情にはならないけど、懐かしい気持ちにはなった。

ルワンダにいると、犬よりも猫を見かける機会が多く、最近は「猫可愛いなぁ」と思っていたが、やはり僕はどっちかと言うと「犬派」だ。


日本に帰るのはまだ1年以上先だし、今の所ルワンダでの活動もまだまだ中途半端で何の成果もない。

でも、僕が協力隊として何かを成し遂げたかどうかなんて関係なく、きっとコイツは僕が帰っただけで喜んで飛びついてきてくれるんだろうと思うと、少しだけ日本に帰るのが楽しみになった。




…とか期待しているけど、次に会った時警戒されたりして。

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