ちょっとした出来事が、面白い「文化の違い」を感じさせてくれる。
そんな話を聞いたことがあるが、
なんで海外のケーキは青色なんだろう?
(記事の見出し画像みたいに)
ルワンダで売ってるケーキも、結構エグい色使いの物が多い。「コレ、絶対着色料の用法・用量守ってないやつやん…」と、引くレベルの物もざらにある。
あ、私事ですが、先日誕生日を迎えました。
いやぁーアフリカで迎える初めての誕生日。
もっと言うと、海外で迎える初めての誕生日。
一応来年の誕生日も、アフリカで迎えることになるはずですが。
何事も無ければ。
(驚異的なウイルスが猛威を奮って強制帰国とか、個人的に何かやらかして強制帰国とか、ない限り)
今までの誕生日は、普通に学校勤務をしていたので、僕の誕生日をピンポイントで知っている同僚や教え子から直接「おめでとう」と言ってもらったり、友達からLINEでメッセージをもらったりすることはあった(いやいや冷静に、30代にもなって…皆さん、いつも本当にありがとうございます)。
しかし、今年の誕生日は一味違う。
配属先には僕の誕生日情報は一切教えてないし、日本からわざわざ僕の誕生日を祝うためにルワンダまで来てくれた人はいなかった。
なので、今年は直接「おめでとう」と言ってもらうことはなかったのだ。
それでも、ルワンダはもちろん他国に派遣されている協力隊同期の仲間や、仲の良い友達からは、何件かしっかり連絡を頂いた(家族からも)。
別に何かを期待していたわけではないけど、自分の誕生日を覚えていてもらって、それを祝ってもらえるというのは、30代になっても素直に嬉しい。何が一番嬉しいって、自分のことをそうやって気にしてくれている人が僕の周りにいる、という事実。
些細なことかもしれないが、そういう所で少し幸せを感じる。
先日、何気なく観ていたとある動画の中で、
という主旨の話をしていた。
まさに、その通りだと思う。
はい。
皆さん、いつもありがとうございます。
で、話は逸れたが今年の誕生日は何が”一味違う”のかと言うと、だ。
以前からちょくちょく記事にもしているが、僕はルワンダに来てから外国人の友達が何人か出来た。
その中の一人に、ドイツとブラジルのハーフ激烈美少女がいる。
なんと、今年はその子からも「おめでとう」メッセージが届いた。
嬉しい。
そりゃ嬉しい。
嬉しい…んだけど、それは今までに受け取ったことのない、少し珍妙なメッセージだった。
誕生日当日は平日であったため、僕はいつもと同じように学校で何もせずただボーッと過ご新しい教材の開発・研究に勤しんでいた。
すると、スマホから「チーン…」と、通知音が鳴った。
「何の通知だろう?」と思って見てみると、彼女からWhatsAppでメッセージが届いていた。
しかし、そのメッセージは「文字」ではなかった。
そのメッセージには「再生ボタン」が付いていた。
そう。
何の前触れもなく、突然「音声」のみが送られてきたのだ。
僕は思った。
「え、何コレ…?」
キョロキョロと周りを見回して他に人がいないことを確認した上で再生ボタンを押した。
すると…
という、半笑いでバースデーソングを歌う彼女の声が流れてきた。
僕は思った。
「え、何コレ…?」
いや、正直度肝を抜かれた。
後にも先にも何の説明もなく音声のみが送られてきたし、謎に半笑いだし、ちょっと音痴だし…
でも、その反面一人でめちゃくちゃ笑った。
先述の通り、自分のことを気にしてわざわざ歌声を録音してくれたんだなぁと思うと、とっても嬉しい気持ちになった。
笑いが一段落してから、すぐに感謝を伝えるメッセージを返信した(普通に文字で)。
ということで、外国人の友達から「誕生日おめでとう」のメッセージをもらったのは人生初の経験だったわけだが、この「音声を送る」っていうスタイルは、彼女の国では一般的なんだろうか?
てゆーか僕が知らないだけで、日本でも結構普通だったりするのかな?
まぁ答えは分からないけど、とにかくすごく嬉しい気持ちになったし、何だか海外や異文化について、改めて興味が湧いた出来事だった。
【追記】
本記事の前半では「今年は直接『おめでとう』と言ってもらうことはなかった」とあるが、この記事を書いた後に、協力隊同期メンバーがサプライズでお祝いをしてくれた(青くない、とっても美味しいティラミスのようなケーキも用意してくれた←大事)。
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