[読書記録 vol.8]最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法
友達にどんな本か簡単に伝えるとしたら
今日めっちゃ元気!なんか身体が軽い!みたいに最近感じたことあった?
僕はもう何年もないんだよ(笑)
どこかが痛いってわけではないんだけど、なんか身体が重いし、気分もそんなに乗らない日が続いてるんだよね。
そう感じるのは現代病みたいなものらしいんだけど、身体的には「炎症」、精神的には「不安」という2つの側面から、その原因と対策を教えてくれる本なんだ。
体調っていうと肉体的なことにフォーカスされるって思いがちだけど、この本はどちらかと言ったらメンタルとか内面のことが重要視されてるんだよね。
病は気からって言うしね。
慢性的に疲れがとれなかったり、漠然とした不安がある人は、色々とトライできることがあるから、気になる箇所だけでもいいから読んでみるのオススメだよ。
書籍概要
最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法
著者:鈴木祐
初版発行日:2018/7/13
出版社:クロスメディア・パブリッシング
kindle unlimited:あり(投稿時)
kindle:1,386(投稿時)
マーカー引いた箇所、メモ、気付き
・内臓脂肪が減らない限り体内で炎症が起こり続ける。それにより長期的に炎症が起こり、少しずつ体調不良が進行する
・狩猟時代が何万年も続いた私たちの脳は「高カロリー」を処理するようにはできていない。意志の力だけで肥満に立ちむかうのは無理
・平均睡眠時間が7〜9時間の範囲を逸脱すると、炎症マーカーが激増する
・日中はできるだけ太陽の日を浴び、夜は限界まで灯りを暗くする
・現代人がこれだけ不安なのは、長生きすることによって「遠い未来」のことも考えなくてはならなくなったから。狩猟時代の人たちはいつ死ぬかわからなかったから短時間(極論すると「今日」)のことだけを考えて生きていた
・価値観の多様化、未来の選択肢の多様化により、未来が不透明になっている。昔は未来にやることがはっきりしていたから不安も少なかった
・不安を軽減するためには、自分の価値観や大事なことをできるだけはっきりしておくと良い
・未来との心理的距離が近い人ほど不安に強い(例えば今1000円もらうのと、1週間後に3000円もらうのどっちが良いか?)
・作業をルール化したり、自分なりの決まり事を作ると未来との心理的距離が近くなる「もしXが起きたら、Yをやる」
・腸の状態と疲れやすさは関係している
・孤独から炎症する
・そもそも私たちの脳は見知らぬ人とうまく関係を作るようにできてはいない
・ストレスを感じたときは「楽しくなってきたぞ!」「興奮してきたぞ!」と自分に言い聞かせる =リアプレザイル
・幸福感が高まるのは貢献したとき
・「死を想え」は世界最古のライフハック
・畏敬の念を持つと、体内の炎症レベルが下がる。自然、アート、人。
感想
比較的よく聞く話が多いが、それらが総体的にまとめられていて全貌を掴むには良い本。
ところどころ論理が端折られすぎていて、「え、何でこれがこの結論に結びつくの?」と思うところがあるが、前述の通り、細論というよりは総論的なものだと思えば軽く読める。