リウマチ歳時記~8月19日~
絡まった糸。
新し毛糸から糸を引き出そうとして、盛大に絡まってしまうことがある。
何とか糸先を見つけて、そこから順番にほどいていこうとしても、どうにもうまくいかない。いらいらしながらも、注意深く糸先を引っ張ると、先端から随分と離れたところで糸が動く。そこを起点に糸を引き抜くと、はらはらと糸がほどけていくではないか。
身体も同じだなと思う。「痛み」はつらい。でもそれは、端からすぐのところで絡まっている糸のようなもの。絡まった先の先に、痛いままでも「動かせる(物理的な体の動きではなく、状況という意味で)」ことがあるのではないかと思う。
例えば、足先だけの異常な冷え。例えば、狩猟生活をしてるのか?ってくらいの過緊張。そこをとっかかりに、気が付いたら痛みも消えていた、という風にできたらいいな。