FMPORT 20th Anniversary
幻の開局20周年の朝、何故か早朝に目が覚めてしまいました。おはようございます。
折角なので、2004年10月に新潟に呼ばれて16年間制作に関わった中での印象的な出来事をつらつら綴ってみましょうか。
▪️中越地震
9月下旬に一度新潟を訪れて打ち合わせした後、2004年10月1日スタートしたのが「タウンクロッシング」。
街の情報の交差点、という事で色んな街ネタを音楽に乗せてお送りする番組でしたが、最初はなかなかメールも届かず難儀しました。そんな中襲った中越地震。番組開始3週間でいきなりのピンチでした。通常の中身を変えて、ライフライン等の必要情報に切り替え、そこから暫くは、復興情報やボランティア情報などを積極的に放送する事になった訳です。制作体制も、当初はD、ミキサー、AD、そしてナビゲーター立石くんの4人体制をミキサーのKさんを「ビートコースター」へ回して3人体制に。それ以来閉局まで基本自分はDミキでワンマンスタイルでコンソールに座りました。
幸いというのか、802時代に阪神淡路を体験していたので、災害後対応のノウハウがあったので慌てる事は無かったです。
何度か震災関係の特番も担当しました。
小千谷からの公開特番や、一階ポートスクエアでの公開特番、4局合同の特番では長岡市川崎の仮設住宅からの入り中(レポート中継)も担当しましたね。
その後、クリスマス大停電や中越沖地震など、何度か大きな災害が有りましたが、中越地震の経験が活きたと思います。
▪️佐渡
ひょんな事から、自転車で佐渡一周するイベント「佐渡ロングライド」に立石くんが参加することになり、佐渡企画が始まりました。確か2006年春が最初で、まず春先に取材に訪れ、大会参加に同行。翌年からは毎年のルーティーンになりました。其れ迄全く知らなかった佐渡について現地を訪ねるうちにその魅力を知る事になりました。特に外海府の海の美しさ、大野亀の雄大さ、二ツ亀のホテルから見上げた満点の星空は感動ものでした。
番組を通じてその土地の魅力を知る事が出来たのは新潟での番組制作してたからこその利点でした。
同様のパターンで云うとグアム。
コレも営業案件からの企画でしたが、グアムのハーフマラソン参加を兼ねてグアムの観光地をぐるっと一周取材で巡りました。
ビーチリゾート観光だけだと訪れない島の裏側も回って、素敵な海岸や巨大ハンバーガー、恋人岬の風景などを体験出来ました。
▪️有名人
なんといってもラッキーだったのは「はずのみ」。立石くんと共に番組ホストとして10年間出演頂いたのが現会長、開始当時社長だった北雪酒造の羽豆史郎氏。それに合わせてのゲストですから、一般の新潟の人たちも居つつ、有名人、会社経営者なども迎えました。
当時の県知事、通販会社の女性社長、現在新潟地方紙の社長、ミュージシャン、俳優、お笑い芸人さんなどなど。
元からFM局で制作してたので、音楽関連だとビビる事は無いですが、それ以外の世界の有名人となると、やはり緊張しましたね。
残念なのは、羽豆さんがいつも話しておられたお仲間、デニーロ氏やノブ松久氏を迎えられなかった事ですね。。。
▪️リスナー
先程も書きましたが、番組開始当初はリアクションが少なく難儀しました。新潟の皆さんは警戒心が強いのか?愛着を持ってくれる迄が長い!苦笑
ジワジワとメール数も増えましたが、ワンクール(3ヶ月)位掛かりました。3時前のおめでとうコーナーの頃には毎日多数のメールが殺到して、捌くのが大変なくらいになりました。
毎年頂く方も多く、あー、あそこのお子さんも卒業になったのかぁ。。。とか、感じる位ファミリー感覚が生まれましたね。
まぁ何処の局でもそうですが、この距離感こそラジオの魅力です。
だからこそ、閉局の日。朝イチ、モーゲーに届いたメール印刷の紙の量の多さに笑いましたが、夜になり特番で実際スタジオ内でメール捌きの手伝いをした際、止まらないメールに触れて実感しました。番組内で読まれた方は多分宝くじに当選する位のラッキーさんだったんじゃ無いでしょうか。殆どの方は紹介されなくて、残念だったと思いますが、我々メール捌きスタッフは、ちゃんと全てに目を通して赤ペン入れて、分類してましたよ。有難う御座いました。
あれからもう半年ですか。長いようで短いようで。もしまだ79.0が健在だったら、そろそろ放送開始のメロディ、アナウンスが流れて、ポートウェーブのオープニングテーマが流れてくる時刻になりました。
もし開局20周年の特番が丸一日放送されてたとしたら、日曜ですから朝イチのトップバッターは小方さんだったんでしょうかね。きっとMのわの社長も素敵なジュエリーのプレゼントをリスナーに提供してくれたんでしょうね笑。きっと小方さん得意のゴリ押しでプレゼントの数を増やしてくれたんでしょうねw
そうそう、ボンレポを担当してた時はこの時間には、もうポートの制作フロアで共同通信の端末見ながら朝イチのニュースを捌いていましたっけ。6時過ぎたら打ち合わせして、小方さんはお天気原稿をチェックして、こちらはスタジオで準備して。。。
7時からの番組が始まって暫くすると、窓から朝日が差し込んでくるんですね。5時間の生放送終わる頃にはランチを何にするか考え出してw 必ずランチの後2時頃に睡魔が襲って来ましたw そう云う日曜のルーティーンだったですね。
JOWVFM、JOWVFM
こちらは新潟県民エフエム放送です。
新潟、弥彦山送信所から
周波数79.0Mhz、出力1kWで
放送開始致します。
ぴ〜ひゃらら〜♫(鼓童の篠笛の奴ね)
ハァ〜〜(ポートウェーブの頭の音ね)