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【絵本歳時記③】しろちゃんとはりちゃん なつのいちにち

いや、久々のこの企画。前回②が”梅雨”ネタでしたからね。

夏休み真っ只中。お子さん、どうしてますか?
コロナ禍やら猛暑やらで、なかなか”お外”で遊べなくて悶々してませんか?もしかしたら早々に宿題済ませて、五輪中継ばかり見てたりして(苦笑)。

そろそろ読書感想文に取り掛かるのもイイかもね。
そういう目的でもおススメの1冊かも知れませんよ。

「しろちゃんと はりちゃん なつのいちにち」
作・絵 たしろちさと
(ひかりにくに)

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「ボンレポ・ソレイユ」「レディ・バード」(FMPORT)の「今週の絵本」コーナーでも、”夏の絵本”というと、毎年山ほどの作品を読み聞かせしてきました。四季の中でも夏の絵本って、色んなパターンがあって、雄大な海を題材にした叙情的な物から、お化けの子供たちがユーモラスに騒ぐ物までさまざま。そんな中でも、季節感がありながらアニメのような軽快さが有り、それでいてラストは”心温まる”…という展開がある今作は、読書感想文にピッタリです。

しろちゃん(左)はシロウサギ。
はりちゃん(右)はハリネズミ。
この仲良しの2人を主人公にしたシリーズで、その3冊目。
いわば”トムとジェリー”みたいな2人で、顔を合わせると喧嘩ばかりしてるけど、本当は大の仲良しなんですね。

暑い夏のとある日、この日も2人仲良く外遊びしていました。
暑いからアイスキャンディーを食べよう!と意気投合してお家の冷蔵庫を開けたら…1本しかない!
僕のだ!ちがう!と大喧嘩。それまで一緒に遊んでたのに、プイとそっぽ向いて、別々に出て行っちゃいました。果たして2人は仲直りできるのか?

もうね。ふんわり緩い感じの田代さんの絵が心地よくって、人間臭い(?!)表情の付け方は、自然と頬が緩みます。

さっきも述べた通り、「友だち」とか「思いやり」、想像力…いろんなところで幼いお子さんの”学び”にもなる絵本です。読み聞かせする際は、是非、それぞれの台詞を感情込めて、芝居してみてください。

なかなか外で遊べない夏だからこそ、外遊びへ思いを馳せる…という意味でもイイ1冊だと思います。

たしろちさとさん公式サイト

ひかりのくに 書籍紹介ページ

久しぶりに「今週の絵本」の小方さんの朗読を聞き直しましたが、やっぱり耳で聞きながら絵を想像するのも面白いですね。是非、こういう読み聞かせの企画をラジオでやりたいなあ…。
ちなみにFMPORTで作った読み聞かせのパケは311本!
ホンマに宝物です。
これからも少しずつ、季節に合わせた絵本…ココで時々紹介しますね。


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