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「利他」とは何か(集英社新書)
このなかに民藝を題材にした若松英輔氏の論考がありました。
そのなかで、柳宗悦にとって器は一家の者であって、家を訪問する誰もが逢わないでは帰れず、器たちも自分の傍にいることを悦ぶようにさえ感じる、離れ難く長い間共に過ごした、存在とあります。
こうした沈黙を通じた心の通じあいに、論理を超えた理があり、そのなかに利他の枠組みとなるものがあると書かれてありました。
民藝の思想について、本質的な理解を深めることを助けてくれると感じた文章でした。ご一読をおすすめします!