アーユルヴェーダにはエビデンスがない????
看護の仕事に携わってかれこれ30年。医学の進歩はすさまじいものがあるが、病気の予防や慢性的な症状の改善に関しては、西洋医学だけではなかなか解決しないものだと痛感し、数年前に「アーユルヴェーダ」を学んだ。
アーユルヴェーダで学んだことは、腑に落ちることが多く、生活の中に取り入れていて、健康の維持に役立っている。
ある日、ふとアーユルヴェーダ医学が日本でどのように位置づけられているかと思い、厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』 のページをのぞいてみると・・・・
質問:アーユルヴェーダ医学は安全ですか?
答え:アーユルヴェーダ製剤の中には、有毒の可能性がある量の鉛、水銀、ヒ素が含まれている可能性があります。
筆問:アーユルヴェーダ医学は効果がありますか?
答え:少数の研究では、アーユルヴェーダ製剤が変形性関節症の人の痛みを軽減し、機能を高め、2型糖尿病の症状の管理に有用であることを示唆していますが、これらの試験のほとんどは小規模であるか、よくデザインされていません。他の症状について、アーユルヴェーダの有用性に関する科学的根拠(エビデンス)はほとんどありません。
とあって ビックリ!! 散々な言われようだ!!
アーユルヴェーダ医学は、西洋医学、東洋医学と並んで、きちんとアカデミックなものとして認められているものだし、5000年の歴史があるのに・・
アーユルヴェーダで使用される薬剤が有毒の可能性があって、アーユルヴェーダの有用性のエビデンスがほとんどないというのなら 今、行われている予防○○だって。。。と矛盾を感じてしまうのです。
個人的には、急性の症状に対しては、西洋医学はとても素晴らしい役割を持つけれど、慢性の症状に対しては、西洋医学のみでなく、針や灸などの東洋医学やアーユルヴェーダの考えをうまく取り入れるのがよいと思ってます。