【五月雨☂の小話🌶️辛口内容注意🌶️】 学生目線で語るゲームプランナーを目指す学生さんに一度は見てほしいゲームプランナーの現実とリアル
はじめに
皆さんこんにちは。
『ふゲだく!』の広報担当の五月雨と申します。
今回は、ゲームプランナーを目指す学生さんに一度見てほしいゲーム
プランナーの現実とリアルについて学生目線で書いていければいいなと
思っています。目指すまでいかなくても、気になっていたり調べてる方は
見ておくべきかもしれないです。
それでは、よろしくお願いします!
⚠️この先に進む前に注意⚠️
ゲームプランナーを目指す前に
まず、みなさんが抱くゲームプランナーのイメージとは何でしょうか?
「自分の考えたゲームを実際に作ることができる職業」
「ゲームの企画書を作る職業」
「ゲームの仕様を作る職業」
ざっと、このような印象を持っていますかね?
「正解です。」と言いたいのですが、全部が全部とは言えません。
ゲームプランナーというのは、上記の3つの印象の中から言うと
「ゲームの仕様を作る職業」というのに当てはまります。
じゃぁ、残り2つは誰の職業なのか。
これはプロデューサーと呼ばれる人たちの職業になります。
会社によってはゲームプランナーが一部を担う…
なんて会社があるかもしれませんが、大体の会社はプロデューサーと
呼ばれる方がやっていると思います。
この時点で自分が目指しているところを見直してみてください。
貴方が将来なりたいのはプロデューサーでしょうか?
ゲームプランナーでしょうか?🤔
ゲームプランナーを志望する人はたくさんいる
それでは、ここからはいきなりですが就職に関することです。
ついでに、少しゲーム業界のことについていも触れておきましょう。
ゲーム業界は成長産業で年々伸び続けており、これからもゲームの需要は消えずもっと伸びる産業になるでしょう。職種的にもゲーム業界の職種は最近とても人気です。人気だからこそ強力なライバルたちが一斉にゲーム業界を目指しますので簡単にゲーム業界で働けるわけではないです。
そして、ゲームプランナーを志望している人はどのくらいいるかなのですが…とーってもたくさんいます!✨当たり前ですが…😅
まず、わかりやすい例を言うと、専門学校でゲームプランナー学科に入っている方はみんなライバルになりますね。それ以外にも大学生がいたり、別
職種からゲームプランナーになりたいという人もいるわけです。
つまり、競争率は計り知れないほどで、生半可な気持ちだと不合格通知しかもらえないみたいな現実があります。
特に学生が思いやすいゲームプランナーの印象
ゲームプランナーは軽い気持ちで「なりたい!」という人が多数います。
この現状がなぜ起こっているのかというと…
「ゲームプランナーは、プログラマーよりもデザイナーよりも簡単で特別な技術がなくてもゲーム業界で働ける職種」
「ゲーム業界のどの職種よりも就職ハードルが低く、ゲーム業界に楽に入りやすい」
という印象があるからです。
少なくとも私の周りにはプログラマー志望しかいないので聞いたことはないのですが、SNSではかなりこのような書き込みを見たりしました。
貴方の周りのゲームプランナーを目指すという人の中に、こういうことを
言っている人はいませんか?今、この記事を見ている方にもそういう印象がある方がいらっしゃるかもしれません。そういう印象は甘い考えなので、
今この時点でやめましょうね!
ちゃぶ台返しな話だけど…🍵
ここまでゲームプランナーはたくさんライバルがいる職種で、簡単になれる職種ではないという話をしてきました。
ですが…『誰でもなろうと思えばなれる職種』でもあるんです。
「おいおい、さっきまであんだけ難しいって言ってたじゃないかよ!!!」「矛盾ではないですか!!!」
とツッコミたくなる人もいるでしょう。ごめんなさい。😓
どういうことか話しますね。
ゲームプランナーは特別で専門的な技術が必要ありません。
プログラマーだったらプログラミング技術。
デザイナーだったらCG技術や絵の技術。
ゲームプランナーだったら...…ない…。
だから、ゲームを作ったことがない人でもコミュニケーション能力やタスク管理能力・プレゼン能力が十分にあればなれてしまうし、採用されるケースもあるのです。だから、この職種に応募する人も自ずと増えるわけです。
つまり、専門学校で専門的にゲームプランナーとして学んだからと言って
必ずしも有利に働くというわけではないということです。
じゃぁ、ほかのゲームプランナー志望の学生と差をつけるためにはどんな
能力や技術が必要なのかですが、それは後程…。
ゲームプランナーの就活のハードルについて
では話を戻して、実際にどれくらいゲームプランナーのハードルについて
書いてみます。まずはざっと書いてみます…
ということで、こういう現実があるそうです。
1と7に関しては記事の上記に書いた通り、たくさんの学生が目指しやすいからそれだけ倍率が高くなるということです。
2に関しては私も就活してみてわかったことですが、書類落ちが半端なく
あります。私だと31社中19社は書類落ちでした。面接に進むこと自体が
結構大変ということです。
3と4に関してですが、これは当然ですね。ゲームプランナーという名前ですが要は企画職ですのでコミュニケーション能力やプレゼン能力は必須です。それ以外も、ゲーム作りはチーム制作なのでコミュニケーション能力は必要ですよね。
面接でもちゃんとコミュニケーション能力があるかどうかや、自分の自己PRなどのプレゼン能力は見られていることでしょう。6のように面接の回数が多いのもその力を見るためかなと思います。(憶測)🤔💭
5に関してはゲームプランナーにとって、チームの指揮を執るのは重要な
経験です。ゲームプランナーという職業にいても、制作進行※という役職に就くこともあるのでその経験が学生時代にできているといいって感じです。
(※制作進行とは簡単に言うと、ゲーム制作をスケジュール通りに取りまとめる役職です)
という感じでたくさんハードルがあります。この時点でゲームプランナーはとても簡単になれるものとは言えませんよね。
ゲーム会社のゲームプランナー比率
(※これから出てくる図は2024年6月のものです。)
ハードルが高いと上記でいいましたが、実際どのくらいかを企業の比率から見てみます。
パブリッシャー企業
これはパブリッシャー企業のSEGAさんの職種比率です。
流石、パブリッシャー企業なのでプランナーはたくさんいる様子ですね。
そして新卒の人数を見てみましょう。
こんな感じになっていますね。
職種別の内訳は残念ながら分からないのですが、毎年このうちの2,3割かそれ以下が開発職のゲームプランナーなのかなと思います。SEGAさんは開発職以外のオフィス職も新卒をとっているはずなので憶測ですがね…😅
SEGAさんはとても大人気なので、おそらくゲームプランナーのエントリーは莫大な量が毎年来るでしょう。
デベロッパー企業
続いてデベロッパー企業を見てみましょう。
これはモノリスソフトさんの職種別比率です。
ここでは職種分布と書かれていますね。
これが、新卒採用人数です。デベロッパーになるとやはり大手よりも、
一度の採用人数は抑えめなのがわかりますね。このうちゲームプランナーが何人なのかですが、こちらも憶測になりますが1,2人もしくはいない可能性もあると思います。
つまり、まとめるとゲームプランナーになるというのはとても狭き門であり、軽い気持ちだとなれないということです。おそらく競争に負けて内定をいただくことはできないでしょう。
今回は、わかりやすいように有名なパブリッシャー企業とデベロッパー企業を上げましたが現実がこれです。ゲームプランナーを目指す方は特に覚えておきましょう。
ゲームプランナーにとても重要な能力とは?
先ほど「コミュニケーション能力」と「プレゼン能力」が必要ということを書きました。ゲームプランナーについて調べている人はよく見かける2つの能力だと思いますが…今日はそれ以外で能力をあげたいと思います。
それは…ズバリ!
「+1能力です」
今の現状、企画書や仕様書・進捗管理だけが上手にできているだけでプランナーになるのは難しいですし、なれたとしてもごく少数です。だからこの+1能力が必要なのです。
「+1能力」とは何かというところですが…
1つ仮にあげてみましょうか。🤔
例えば、技術的な+1です。
もっと具体的に言うと、ゲームプランナーに必要なものにプラスして何か別の技術的な能力を+1するということです。
技術的な能力というというのは例えば…
このようなものがあげられます。
企画書を作ったり仕様書を作ったり制作進行をする間で構わないので、現場の技術的な知識を入れましょう。
これが活きるのは、仕様書を作る時と制作進行をするときです。
現場の知識を少しでも入れていれば、仕様書を作るときは現場の人に配慮
した仕様書を作ることができます。制作進行をする際は現場の知識を少し
でも入れることで「大体どの作業がどれくらいの規模なのか」や「時間が
かかるのか」がわかると思います。
知識をあらかじめ入れておくことで、めちゃくちゃなスケジュールや仕様書を書かずにすみそうですよね。
めちゃくちゃな仕様書を提出すると、プログラマーやデザイナーさんに怒られちゃいますからね…😡
私はプログラマーの学科にわざと入ることで、プログラミングを学びましたのでプログラミングの知識が当てはまってますね。あとは個人的にいろいろ触っていて、内定をもらった今でも技術的な知識はいろいろ入れるようにしてます。完璧にすべて入れる必要はないと思うので、広く浅く知っておく
だけでも違うと思います。
これらのことをすることで、面接の際でも周りのゲームプランナー志望の
人と差をつけるいいアドバンテージになったと思います。
どんな人がゲームプランナーを目指すべきか
ここまでいろいろ言ってきましたが、最後にどんな人がゲームプランナーを目指すべきかということを2パターン分書いてみます。
・パターン1:プロデューサーを目指す人。
まずは、プロデューサーを目指す人です。つまり、『自分の考えた最強の
ゲームを作りたい』と思っている人です。プロデューサーになるためには、大体ゲームプランナーになって下積みをする必要がありますので自ずと目指すことになるでしょう。漫画家になるために漫画家のアシスタントから始めるようなイメージです。
・パターン2:プログラミングもデザインもできないけど、今から努力して何とかゲームプランナーになりたい人。
最後に、何の技術もないけどどうしてもゲームプランナーになりたいと思った人。その方は、今からでいいので先ほどの+1の内容をどれか1つやってみましょう。企画書とか仕様書とか進捗管理以外にできることを増やすことが何よりも大事です。どんどんできることを増やして行きましょう。紹介した+1は技術的なことでしたが、それ以外でもいいので様々な知識を入れましょう。豆知識や雑学を持っているだけでもだいぶ違うと思います。きっと何かに使えると思います。
最後に
今日の内容は五月雨の記事の中でも割とまじめな内容でしたね。
ゲームプランナーを目指すということはけして甘くありません。
かなりの努力や辛い道のりがあるかもしれませんが、ちゃんと夢に向かってやればゲームプランナーになれる確率は0ではありません。
ただ、何の努力もせずに「なりたいです」だけでなれる職業ではないということを覚えておいてください。
もし、これを見て企画書を書くところから始めてみたいと思った方は下の
記事を読んで実践してみてください。きっと上達の足しになるはずです。
それでは、またお会いしましょう!👋
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