酒飲みが自炊を続ける為のたった２つのコツ

どうも、ズボラ、ガサツ、酒飲みとアラサー独身男性のダメ３種の神器を併せ持つフガシティーです。
前回の続きになりますが荒んだ自粛生活から脱却を図る私は料理を始め、なんとかこれまで１ヶ月ほど自炊を続ける事ができました。

ここ数年、フライパンと合コンに縁のなかった私が自炊を続けられたコツは２つだけ！
今回はそんなコツをここに記していきます。

コツ１　火加減を知れ

料理には多少のアドリブが不可欠ではありますが、その中でも、最重要なのが火加減のアドリブです。
焼きすぎてコゲたり固くなったりした炒めものを食べると我々はレシピ通りやってもできねーからもうポテチと酒だけの荒んだ生活に戻ろう…とすぐにショゲて人生に絶望してしまいます。

なので先ずは火を操る所から始めましょう。
私が火加減の重要性を知ることになった哀しいエピソードを一つ紹介します。

さて、自宅でウマいツマミを作ろう！と思ったあなたは何から始めるでしょう。
そう、インターネットで簡単そうなレシピを探したりウマそうな食材を漁ったりするのです。

（ファットリアビオさんのホームページより引用）

インターネットを徘徊しているとこちら、北海道のチーズ屋さん、ファットリアビオさんのホームページには美味しそうなカチョカバロチーズがあるではないですか。

早速注文して届いたチーズには親切にもお召し上がり方が同封されており、カチョカバロの美味しい焼き方が書いてあります。
そこには強火で両面を３〜４分、カリッとするまで焼くこと、とあります。

▲強火了解！

我が家の文明の利器たるIHヒーターには弱火・中火・強火とボタンと目盛りが振ってあるので全幅の信頼を寄せて強火ボタンを押し、カンカンに熱されたフライパンをにチーズをぶち込みます。

愚直に両面を３分ずつ焼くと出来上がるのがこちらです。

▲これです。

３分間の間に包丁でも洗っとくかな！と思いフライパンから目を離した束の間に美味しいチーズの片面は煉獄に焼かれ、部屋には異臭と煙が充満、慌てた私は火を消す事もせずに裏返すもときすでに遅し。

両面が漆黒の闇に包まれたカチョカバロができあがり、カリカリを超えてジャリジャリになったチーズをビールで流し込む作業に追われたのでした。
砂利っとくる思い出を別注。

ともかく、料理初心者のそこのあなた。火加減には臆病たれ。
ガサツな我々が思っているより少し弱くするだけで肉は柔らかくなり玉ねぎはこびり付かず早明浦ダムにはには水が戻ります。

適切な火加減を知って、明るく輝かしい未来を取り戻し、キッチンに再び立とうではありませんか。

※賢明なる皆様はもちろんご承知でしょうが、ファットリアビオさんのカチョカバロチーズはキチンと焼けばとっても美味しいのでご賞味ください。

コツ２　今すぐ掃除して今すぐ洗え

我々の様な酒飲みはツマミを作ったら満足して酒をガーガーと飲み、翌朝には潰した缶の山とシンクに入れただけの洗い物、油のこびりついたコンロに絶望し半日掃除に費やして以来キッチンに近付かなくなる経験が１度や２度ならず存在します。

片付けられなかったシンクは腐海となり、フライパンを置かれなくなったコンロは空き瓶・空き缶のマウンテンサイクルと化す運命にあります。

▲マスクなしでは生きられない世界の始まり

汚いキッチンと食器は、習慣として、また趣味としての料理の最大の敵であります。

そこで実践すべきは２点だけ。

作り終わったら食う前にまず掃除。
コンロ周辺、壁、床をかんたんマイペットとキッチンペーパーでさっと拭くだけなら１分もかからず終わります。
しかも食う飲む前に軽く掃除する事で身体が動くので基礎代謝が５万キロカロリーほど上昇して食べても飲んでも太りません。

▲こうです

そして使ったフライパン、まな板はさっとお湯で流してからスプレー洗剤を吹きかけよう。
ここまで所要時間は２分。

▲こうです

安心してほしい、できたてホヤホヤのツマミに足が生えて逃げ出す事は無いし、２分食べるのが遅れたからと言ってカビたりもしない。

さて、ツマミを食い終わり１杯目の酒も空いたら２杯目に手を伸ばしに冷蔵庫へ誘われるわけですがすかさずそこで洗い物をしてしまいます。
なんなら２杯目を作って飲みながらでも洗い物はできます。

揚げ物をしていようがなんだろうが、事前にスプレー洗剤に漬けこんだおかげでフライパンの汚れは格段に落ちやすくなっているのです。
モスクワの手前で地獄の泥濘戦を繰り広げる心持ちだった我々はあっという間に初夏の東部戦線に引き戻され快適な進軍を進められます。

まとめ

まじめな話、一人暮らしを始めてから料理・自炊に挑戦してリタイアした人って結構多いと思うし私ももれなくその1人な訳ですが、上記２点だけで１ヶ月に渡る自粛期間中、自炊を続けられました。そしてこれからも機会を見つけて料理を積極的にしたい気持ちになっています。

火加減を学んで料理そのものの質を上げ、

掃除と洗い物をすぐにこなして台所を居心地の良い空間にする

これだけであなたの食卓にも最高のつまみが登壇することになり、一皿で満足できたあなたは、普段の外飲みではシメにラーメンいっちゃオ！とのたまっている時間帯でも不思議と腹が空かず、体重が減ります。（マジで飲みに出ず・自炊していた期間で私は３キロ痩せました。）

こんな記事でも誰かの宅飲みライフの充実へ向けた一助となれば幸いです。

では飲酒するのでこのへんで。さらば！