ロックバンドは座っても観られる。
とても久しぶりにロックバンドのライブを観に行ってきた。
このコロナ禍でライブ等のイベント事が軒並み開催できずに配信ライブをやるアーティストが増えてきたここ数ヶ月だったけど俺たちのUNISON SQUARE GARDENがやってくれました。
3回の配信ライブ(うち2回がワンマン、1回が対バンライブ。)を行い、積極的にバンドとしての生命線、ライブ活動を止めないようにしていたユニゾンが今回、「着席」「声出し禁止」などの万全の感染対策をした上でついに有観客ライブ『UNISON SQUARE GARDEN USG 2020「LIVE (on the) SEAT」』を開催した。
ぼくがユニゾンのライブを観に行ったのは去年12月の『UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2019「Bee side Sea side 〜B-side Collection Album〜」』の横須賀公演以来で約10ヶ月ぶり。
今回のツアーはユニゾンと清掃会社大手のダスキンがクリーンパートナーという形でタッグを組み、ツアー全会場のロビーや客席、バックステージ等に対して消毒、清掃作業など感染予防対策を行っているとのこと。
この情報が発表されたときにいい取り組みだなぁと感じた。
ユニゾンにとってもちゃんと感染対策を行っているという証明になっているし、ダスキンにとっても会社の宣伝になってWin-Winの関係になっているのがいい。
今回行ってきたのは東京公演1日目の2部のほう。これがとてもよかった。
従来のライブの開演時間より遅い20:30開始で時間尺もアンコールなしのきっかり60分。これによって仕事帰りの人も行きやすくなるし、60分という短い尺なので集中力が切れることなくライブが楽しめるというメリットがある。
コロナ禍とか関係なくライブ形式のひとつとして今後続けるのもアリかも。
「スタンディングで盛り上がって観られない」→「着席してゆったり観られる」、「これまでのような長い尺でライブができない」→「集中してライブが観られる」のように従来のライブから変更せざるを得ないことも発想の転換でメリットに変えることができるというバンドとしての頼もしさを感じた。
■ライブ当日の流れ
入場
入場はまず、【検温】→【接触確認アプリ「COCOA」のインストール確認】→【客本人による電子チケットのもぎり】→【手指消毒】という4ステップを踏んでいて安心感があった。
会場内
ロビー、トイレ前、ホールの扉の前、など至るところに消毒用のディスペンサーが設置。
【入場口】
【ホール入口扉の前】
【トイレの前】
一方、ホールの中では座席や、手すりなどをダスキンのスタッフさんが開演時間まで念入りに消毒、清掃作業にあたっていらっしゃいました。ありがとうございます。
感染対策の一環としてライブに行くともらえるフライヤーもデジタルになっていた。フライヤーをもらって1回は読むけどその後は正直処理に困っていたのでこれはいい。
公演中
声は出せないけど拍手、手拍子、手を振る等の動作はOK。
MCで斎藤さんが客に質問しても観客は声が出せないので反応も薄めで多少やりづらそうだったな。
終演後
アンコールは無しでブロックごとに規制退場。
ライブの開催がなかなかできない状況だけど今回、万全の対策を行った上で有観客ライブを開催してもらえたのはほんとに感謝だしめちゃうれしい。
また、今回のツアーのスタートがニューアルバム『Patrick Vegee』のリリースタイミングと被ってたわけだけどアルバムツアーではないです。
アルバムツアーは別にまた後日開催されるみたいなのでそちらも楽しみに待っとります。