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Hss型Hspと「手帳術」

はじめまして!

私は社会人になってから今まで、なぜか30年間も手帳にこだわり続けてきました。

自分がHss型Hsp気質だとは気づかず、ただひたすら「自分を管理しなくちゃ!」と理想を追いかけていたんです。

その管理ツールとして手帳がぴったりだと信じて疑いませんでした。

(ここでお話する「手帳」とはスケジュール管理用だけでなく、コーチングの要素や、自分軸をみつけるものも含んでいます)

世の中で広く使われている「手帳術」とはちょっと違うHss型Hsp気質の「手帳の活かし方」についてシェアさせてください。

やっと見つかったんです。

「手帳術」とか「○○手帳」といったものが書店で目につくたびに、「これを使えば生活がもっと改善されるはず!」と意気込んで気持ちを新たに買って試すんですが、なかなか続きませんでした。

改善したいために作ったToDoリストは見たくもないし、自分で決めたはずのルールは一向に守れない。

本当にルーズでダメな人間なんだなあ、と悲しい気持ちでした。

今思えば、その理由は自分の気質に合っていない方法で改善しようとしていたからなのだと分かります。

これに気づかせてくれたのが、HSP・HSSの研究をされている時田ひさ子さんでした。

時田さんの勉強会やインスタライブ、さらにはたくさんの書籍のおかげで、自分の気質を知り、まずはホッとしました。

でも同時に「なんてやっかいな気質なんだ…」とがっかりもして。でも、結局この気質をコントロールするには手帳しかない!とまた思い直したんです。

ただ、ここまでしつこく手帳にこだわってきたのですが、正直まだ「これだ!」という絶対的な使い方は見つかっていません。

それでも昔に比べたら、ずいぶん使いこなせるようになってきました。これはもちろん、時田さんのお話から沢山のヒントをいただいたからです。

つまり、まだ変化し始めた状態の人間です。その小さな変化がとても嬉しくて、でもまだ出来てないこともある…。

試行錯誤している「今」の感覚をお伝えすることで、真似してもらえる部分があるのかもしれないと思うんです。

   *手帳のちから*

手帳を通して自分の気質と上手に付き合う方法がわかってくると、気持ちが軽くなってきます。

気質そのものは変えられないけれど、濃さは人それぞれ。自分の力で少しでも「薄く」していけたら誰でもが自分に自信が持てるんじゃないか。
今、そんな風に思っています。

ただ、手帳を上手に使いこなすのって、一言で説明できるほど簡単じゃないですよね。

だからこそ、このnoteで私がこれまで試しながら気が付いたことや、ポイントをシェアしたいと思います。どなたかのお役に立てれば嬉しいです。

(もちろん、カウンセリングが必要な方や、専門家の手助けが必要な方向けではありません!)

   *手帳を使うことで得た気づき*

手帳を使うことで私が感じたこと。
それは、今までに比べて格段に気持ちが楽になってきて、手帳が自分を守ってくれる存在だと感じられることです。

少しづつスケジュール管理にも自信が持ててきて、Hss型Hsp気質の特性も少しずつ和らいできたのではないかという感覚もあります。

これはあくまで私個人の体験なので、皆さんにも同じように感じてもらえるかは分かりませんが、参考にしていただければと思います。

ちなみに「飽きっぽい」という特性は変わりません。これはもう、諦めてうまく付き合っていこうと決めています(笑)

手帳を使って気づいたことは、「意識は川のように流れている」ということです。

何かしらの法則に従って流れているのでしょうが、その仕組みは自分では全部はわかりません。

でも、「流れる方向は少しずつコントロールできるようになる」ということを感じています。

世の中で役立てられている手帳や手帳術については触れません。

ですが…気になるかもしれないので、いくつかあげてみますね。

「朝活手帳」「バレットジャーナル」「ほぼ日手帳」「ピュアライフダイアリー」「高田式手帳術」「フランクリンプランナー」、
普通のスケジュール管理のみの手帳などなど。

今の世の中、手帳術って本当に沢山あるんです。私達にとっては扱いきれないほどの情報量です。

自分を前へ進めてくれるノウハウは沢山あるのですが、強制される感覚や義務感が湧いてしまうと全く進めません。

   *自分なりの工夫をし始めたことがきっかけ*

お値段高めの手帳を買うと、使い方の講座やサポートもついてきて、それだけ奥の深い内容なのですが。

まじめに取り組もうとすればするほど、せっかちな性分も顔を出し始めて、もどかしくなって挫折してしまう。

Hss型Hspな自分が傷ついてしまうだけです。

私は数年前に「逆算手帳」にはまりました。
全国各地で有料の勉強会が開かれていていましたが、参加はしませんでした。
そこまでは…と躊躇しているうちに手帳自体が無くなってしまいショックでした。

そこから、手帳そのものに頼るのではなくて、必要なページは自分で作ればいい(定規を使って手書きしたものをコピーして使ってます)
と気持ちを切り替えていきました。

HSS気質の人は、体力や気力、メンタルのあり方が他の人とは違います。

自分をうまく管理するというのは、気質とうまく付き合っていくことでもあります。

   *ポイント*

  • 飽きることは前提、デフォルト設定です

  • 後から振り返らない

  • PDCAサイクルをまわそうとしない(それは上級者になってから)
      (PDCAサイクルを回すとは…計画-実行-評価-改善を1サイクルとして繰り返しながら目標に向かって進むこと)

  • 気分が変わったら、その気分に従う

  • でも、少しだけ頑張ってみる(刺激と付き合う)

  • 自分の時間感覚を信じる

  • ToDoリストは使わない。(作ると気持ちが重くなるだけなので)

  • 手帳の予算は少なめに考える(できるだけ手作り素材を活用する)

  • 消せるペン(フリクションペン)を使う

→手帳に書くときは、「~しようね」、「~するね」、「~してみようね」など柔らかい書き方にします。

けっして自分に命令はしないでください。
やる気がなくなっちゃいますから。

何度も書きますが「飽きる」は前提です!「飽きた」ときには、その理由を探さないことがポイントです。

「あぁ、風向きが変わったんだな」くらいに思っておきましょう。手帳自体が気に入らないと思ってしまったら、

次に気に入った手帳に気軽に鞍替えしちゃいましょう。

「いやいや、高い手帳買ったんだから、続けないと勿体ない!」って思う方もいるかもしれませんが。

まずは100均で売っている手帳やノートを使ってみてください。

セリア、ダイソー、キャンドゥなどで、「無駄にしても気にならない金額」の手帳を選ぶのがおすすめです。

私はここ数年、1000円ほどで買えるCampusの手帳(ビニールカバー付き)を愛用しています。

表紙が味気ないので、おしゃれなシールを貼りました。
愛着が湧いて、それも楽しいです。(愛着が湧くことで長続きするかもしれません!)

その他に、100均のノートやセリアで気に入ったものも活用して、今では10冊ほど使っています!
手帳好きになると、手帳がどんどん増えていくものなんですね(笑)

最近ではパソコンのExcelも使っていて、気分が変わってもすぐに消せるので気が楽です。

手帳を使ってみるなら、ご自分の時間感覚に近いのは「マンスリー」「ウイークリー」どちらでしょう。

手帳の後ろにメモ書きできるページが多い方が使い勝手は良いです。
私はそこにオリジナルのレフィルを貼り付けて使っています。

私は今パソコンも併用しています。

   
   *私が手帳に書いていること*

パソコンのExcelでは…

日にち単位

・理想のスケジュール(大事)

・現実の予定

・家事などのやるべきこと
 (扱いが難しいので「今日やっておこうかな」「やっておくといいね」などと言葉を柔らかく書きます)

・頭の中にあること
   (読みたい本、調べたいことなど。メモしておくとスッキリします)

・実際の行ったことの記録(終わったら反省はせず、消してしまいます)

週単位
・やりたいこと(出来るかどうか分からないけれど。一応書いておきます)

・タイムスケジュール(現実的な予定)

・自分をはげます言葉(これも大事)

→「今の頭の中」を書いておくのは、「今やらないと熱が冷めてしまうかも」、「忘てしまって後で傷つくかも」などの心配をしないように
しっかりメモに残してあげて、今日じゃなくても明日でも、今週中でも大丈夫と思えるようにする。

頭の中がパンクしないよう気をつけてあげる感じですね。

私の良くないパターンは…興味が魅かれる本に出合ってしまうと、何よりも優先したくなってしまう。

かと言ってじっくり読む時間はないので斜め読みして、やるべきことが後回しになって後悔。斜め読みなので本の内容自体も忘れてしまう。

解決策→この本は後でゆっくり読もうね、楽しみだね、と何か所にもメモしておく。

自分のよろしくないパターンを知っていくことが出来るとモヤモヤしが気分が落ち着いていきます。

紙の手帳やノートでは…

  • 日にち単位
     スケジュール(持ち歩き用)

  • 体調の記録

  • ハビットトラッカー(印はつけるけど、習慣にしたい項目を毎日見ることが目的)

  • 日々の気づき

  • ウィッシュリストや1年後、10年後の目標(これは大変で変な汗が出ますが、慣れたら書くと良いです)

その他のノート

  • 買い物リスト

  • 服の管理

  • アイデアノート

  • 読書ノート

  • 気持ちを書くノート

  • 仕事用研究ノート
    勉強用ノート、サブスク管理、お金関係管理など

気づけば出番が減って「使っていたことを忘れてしまう」ノートもあります。
でも、忘れてしまったものは「今は必要なくなったんだな」と思ってスッキリ手放します。

「忘れてしまった」=「だめな自分」と考えるとモチベーションが下がるので、なるたけ気にしません。

絶対に「忘れちゃいけないこと」だけはしっかり記録しておけば大丈夫です!

私は、書くためのテンプレートは、私は逆算手帳という今はもう存在しない手帳を見本を真似て手書きして使っています。

それを印刷してCampusの手帳のメモ欄に貼り付けていきます。

逆算手帳のテンプレは検索すると画像として出来てきますので、よろしければ参考にしてみてください。

手書きは脳の潜在意識に働きかけるので良いことだと言われていますが、パソコンでの管理も悪くありません。

手書きは、手からの刺激が多く、パソコンなどキーボードの刺激はとても少ないそうです。

つまり「低刺激」で作業ができる、これは上手く使うと良い結果に結びつけられるのではないでしょうか。

   
   *Hss型Hspの私から「Hss型Hspのみなさん」へ*

自分から自分へのメッセージを書くつもりで取り組んでみてください
気持ちが落ち着いていけば、そのやり方は正解なんです。

思いついたことや、衝動的なことも許してあげてください
マルチタスクになってしまっても、手帳が手元にあれば、いつでも元の作業に戻れて安心できます。

罪悪感は手放してしまいましょう。

そして手帳術で何より大切なのは、「上手くいかなかった」は振り返らない」こと。
脳はちゃんと密かに反省していると思うんです。

夜は、パソコンに「明日の理想スケジュール」を書き込んでから寝ます。
朝もう一度それを確認して、なるべく無理がないスケジュールに修正。

詰め込みすぎてしまっても、大変そうだねと思うだけにしておきます。
優先順位もつけられない日もあるけれど、まぁ気にしない(笑)

この作業をする意味は、「一日という時間」の大きさや小ささを確認するためと、自分の体力・気力・エネルギーのバランスを確認する為、という感じです。

私の場合、一日の途中で何度か行動した記録をパソコンに書き込んでいくのですが「やるべきこと」や「やりたいこと」の内容が終わったこととして書き込まれるようになりました。
(もちろん、全てがそう上手くいくわけではありません。まだまだ不満や課題は沢山あります)

「そうだ、今のうちにあれやっておこうかな」と自然に頭に浮かんで身体がスーッと動いている、その回数が増えてきたことが、本当に不思議です。

何かに熱中している時にズルズルと引き延ばしをせずに、気持ち良く止められることも増えてきました。

この感覚を共有できるのかどうか分かりませんが、試してみて損はないような気はします。いかがでしょうか…。

この状態になってきたのはここ半年から1年ほどです。時田ひさ子さんの書籍、講座やインスタライブに出会わなかったら、こんな変化は起きなかっただろうなと思うと、時田さんには本当に感謝の気持ちしかありません。

また、私はただ手帳を通して動き出した自分の感覚をお伝えしているだけなので、自分の実感以外の根拠はありません。

それでも、もし何かしらお役に立てることがあったら本当に嬉しいです!

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