イケメンだと思っている若手歯科医は何かを勘違いしている可能性もある。
若手院長と少人数スタッフの歯科医院に潜むリスクと選び方
歯科医院を選ぶ際、患者として技術や衛生管理の水準を見極めることは重要です。特に、若手歯科医師が院長を務め、スタッフが少ないクリニックでは、患者の健康に影響を及ぼすさまざまなリスクが潜んでいます。本記事では、実際に経験した具体例をもとに、若手院長と少人数スタッフの歯科医院を選ぶ際の注意点を詳しく解説します。
1. 若手院長による経験不足と技術の課題
若手院長が診療を行う歯科医院では、技術的な経験不足が原因で、治療の精度に問題が生じることがあります。
経験不足が招く具体的な問題
虫歯の取り残し: 一見治療が完了したように見えても、虫歯が完全に除去されていないケース。特に、マイクロスコープを使用しているにも関わらず、染色液を使わない治療では、虫歯の残存リスクが高まります。
治療の仕上がりの差: 技術が未熟な場合、詰め物や被せ物の精度が低く、再治療が必要になることも。
実際の体験例
筆者自身、若手院長による治療で歯が2本割れるという被害を受けました。このような事例は、患者にとって身体的負担だけでなく、経済的損失や精神的苦痛も伴います。
2. スタッフ不足による衛生管理の不備
スタッフが少ないクリニックでは、治療器具や診療室の衛生管理が十分に行き届かない場合があります。これは、患者に感染症のリスクをもたらす重大な問題です。
衛生管理の問題点
器具の不適切な消毒: 十分に消毒されていない器具の使用で、院内感染のリスクが増加。
感染症の発生: 患者が水虫やカビ菌の感染、口腔内のできものを発症する可能性。
注意すべきポイント
消毒や滅菌の工程が可視化されていないクリニックは避ける。
スタッフが多く、衛生管理が徹底されている医院を選ぶ。
3. 治療における過信と患者軽視のリスク
若い院長が患者数に過信している場合、一人ひとりの患者に十分な時間をかけず、流れ作業のように診療が行われることがあります。
問題点
治療が粗雑: 個別のニーズが考慮されず、患者が不満を抱く。
長期的な信頼関係の欠如: 説明不足や適当な治療によって患者が離れる。
避けるべき医院の特徴
明らかに短時間で多くの患者を診療している。
治療前後の説明が不十分で、患者の質問に答えようとしない。
4. 染色液を使用しない治療のリスク
マイクロスコープを使用していても、虫歯除去の精度を高める染色液を使用していない医院は、患者の口腔健康を損なうリスクが高いです。
染色液が重要な理由
虫歯の範囲を視覚的に明確にし、完全除去をサポート。
取り残しを防ぐことで、二次虫歯や再治療のリスクを低減。
染色液を使わない医院の特徴
虫歯を除去する際、「目視だけで大丈夫」と主張する。
技術力が低く、治療後に痛みや再治療が必要になるケースが多い。
5. 医院選びのポイント
患者として、質の高い治療を受けるためには医院選びが重要です。以下のポイントを押さえて、自分に合ったクリニックを見つけましょう。
1. 経験豊富な医師がいるか
若い院長の場合でも、複数の経験豊富な歯科医師が在籍している医院を選ぶ。
難しい症例はチームで相談する体制が整っているかを確認。
2. 衛生管理が徹底されているか
器具の消毒方法について説明があるか。
スタッフが多く、衛生管理を専門に担当している人がいるかをチェック。
3. 治療の説明が丁寧か
治療前にリスクや手順について詳細な説明があるか。
患者の質問に真摯に答えてくれるか。
4. 染色液を使用しているか
虫歯除去の際に染色液を使用している医院を選ぶ。
使用していない場合、その理由を確認する。
まとめ
若手院長と少人数スタッフの歯科医院には、経験不足や衛生管理の不備、適当な対応が原因で、患者がリスクにさらされる場合があります。特に、染色液を使わない治療や器具の管理が甘い医院は避けるのが賢明です。
信頼できる歯科医院を見つけるためには、事前のリサーチと、実際に医院を訪れた際の観察が重要です。質の高い医療を受けるために、患者自身が適切な選択をする力を養いましょう。そして、医師の技術や姿勢に疑問を感じた場合は、遠慮せずに別の医院を探すことをおすすめします。
これは虫歯の取り残し画像。9万円で治療してもらったのに、ムダだった。駅の近く、個室、マイクロスコープ、完全予約制、MTAセメントなど、素晴らしいキーワードが並んでいても、人手不足、経験不足はカバーできない。そして、治療後のメンテナンスは毎年3万円以上と言われると、最悪でしかないと思える歯医者もいたな。
きちんとした病院で確認してもらったら、こんな感じで虫歯の取り残しがありましたね。