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The Folie Phantomとの制作
Twitterをフォローしてくれたミヨシさんから依頼のDMが届きました。
先日わかったことですが、21年に作ったtabelilikaのMVを見て私をフォローしたユーフォニアムのアビーさん経由だったようです。
tabelilikaのMVにアビーさんが所属ている別のバンド、オワリズム弁慶のマツシタジュンさんが出演していて、それがきっかけで私とアビーさんはその日から相互フォローに。
あの日からの連なりが新たな制作を産んだことに、何だか自分のこれまでの頑張りが肯定してもらえた気がして感動しました。
さて本題の今回の制作。
まず音源を聞いて、とにかくカッコイイ!!!となりましたね〜
「Drive」という優しい雰囲気の言葉とは裏腹な熱を感じ、なのにクール。ドライブというよりレースじゃん。涼しい顔で突き抜けていくイメージが最初の印象でした。
いくつか要望を受け取りましたが、構成を練る段階で懸念だったのは、車や車道を使った制作で凝ったカッコいい映像を作るのが難しいこと。
車出てくるMVならラルクのドライバーズハイくらい派手なもの撮りたいけど、いくらお金かかるの(笑)ってなるし日本でその辺の車道でやったら絶対に捕まるか大事故になるので。
かと言って車使いつつセーブした映像にしたらありがちな選択肢しか無いように感じたんです。
だから、「それならトイカー使おう」って思いました。他作品を全て見させてもらい、メンバーがドヤ顔でトイカーでドライブする姿がハマる気がしたんですよね。
演奏シーンに前後のカメラワークが多いのにも意味があって、運転での近付く景色と遠ざかる景色をイメージしました。隠し味に手動で照明を私が回転させているんですが、それは通り過ぎる車のライトをイメージしています。
そして今回とてもいい仕事をして下さったテレジアさん。ご縁があり仲良くさせていただいていて、今回オファーをしたら快く引き受けてくれました。
設定的にはこうです。
Phantomモーターショー会場でイメージガールをしていた一人の美女に淡い恋心を抱いたキーボード田中。しかしそんな彼女と親しげに話し、連絡先を交換するサックスのオーバを目撃してしまう。
メンバーで移動中、気持ちが抑えられなくなった田中は爆走し、オーバを追い越して行く(オーバードライブwww)
いやはや田中さんの顔がぐにゃっとするところは私自身かなりケラケラ笑いながら編集させていただきました。
とてもいいMVができたと思います。
是非見てみて下さい!
そしてThe Folie Phantomの皆さん、ありがとうございました。ワンマン成功祈ってます!