12wの壁突破
不妊治療から出産までには、いくつもの「壁」が立ちはだかる。
採卵の壁、凍結の壁、正常胚の壁、着床の壁
妊娠陽性が出た後も9週、12週、22週の壁・・・・
そして最後は出産の壁。
これまで、採卵できて受精したけど凍結までできる卵が残らなかったり、良好胚を移植したのに全く擦りもしかなったり、妊娠陽性できたけど、流産したりと。
私自身もいくつもの壁が乗り越えられず、メンタルがボロボロになった時期もあった。
不妊治療はジェットコースターのようにメンタルの変動が短期間でやってくるので、いかに「自分の大切なこと」をする時間を確保して自分がご機嫌になるようにすることが大切だと気付かされた。
妊娠して改めて思ったのは、妊娠後のイメージが全く無く、全てにおいて無知だったこと。(妊婦友達を避けていたからそりゃそうだよね)
陽性判定が出てから、幸せな日々が待っているんだろな〜なんて、のん気な気持ちでいたのですが、それはそれは今までとてつもない日々でした。今、こうして12wの壁を乗り越え、久しぶりにnoteを書く元気が戻ってきたことを幸せに思います。
少し、今までを振り返りますと・・・
7/9 BT10日目 移植判定日 陽性判定
仕事中の眠気が酷くなる。でも食欲あり。普通にバタバタと仕事に励む日々。
出血が数回あったのと、お腹の張りも少し気になる・・・。もしかして、また流産?が頭をよぎる。
7/15 BT16日目 無事に胎嚢確認できたものの、子宮内に出血が見つかり、「切迫流産」の診断で自宅内安静の指示あり。
この頃から、バスの移動中にいきなり吐き気を催す。車酔いとかしたことがないタイプだから、初めての症状に戸惑う。「もしかしてこれがつわりなのか?」
自宅安静中はとにかく夜間しっかりめの睡眠をとったとしても、昼間に何度も睡魔に襲われる。空腹時に気持ち悪くなるという「食べづわり」がやってきる。頭がボーとして考える作業に支障をきたす。
この頃、とりあえずレモン水や柑橘系の果実をこまめに摂取していた。
7/22 「甲状腺機能低下症」もあり、妊娠したら受診してくださいと言われていたため、専門病院に受診。久しぶりに電車移動をしたら出血が・・・。
もう不安しかない日々。早くエコーで赤ちゃんを確認してくれ!と思う。
7/28 無事に心拍確認ができた。子宮内出血も改善傾向だが、まだ残っていると・・・。つわりもひどいので8月末まで仕事を休むことになる。
食べたいものが思いつかない。油濃いもの、味濃いものは一切受け付けない。ご飯や味噌汁もきつい。吐き気もあり、嘔吐もするし、胃酸も出てくるし・・・目まぐるしい体の変化についていけない、、こんなの妊婦さん(個人差はあるが)みんな乗り越えていたのか、と思うと尊敬でしかない。
8/9 不妊治療クリニック最後の診察日。心拍2回目を無事に確認することができた。お世話になった先生から「ほんと、頑張りましたね!おめでとう」と言ってもらえ、感無量。良いクリニック、良い先生に巡り会えたことに感謝です。
8/10 役所に母子手帳をもらいにいく。書類に「母」と書いて震えた。
8/11 悪阻ひどくなりベッド上生活・・・。料理も全くできない状態に。頻尿。
8/29 オンラインで遺伝カウンセリングを受ける
8/30 出生前診断を受ける
9月に仕事復帰。
今現在、仕事復帰したものの、悪阻がひどくて、時間休とりながらなんとか出勤しています。
だいたい、悪阻は胎盤が完成する16週頃には大半の方が落ち着くと言われている。それを信じて、今を乗り切るしかない。と思うのです。
なので、なんとか12週の壁を越えることができただけで、今はホッとしています。悪阻でベッド生活が長かったので、その間に「コウノドリ」というドラマをずっと観ていました。そこでは、色んな出産の形があって、観ればみるほど、出産までが楽しみでもあり、逆に色んなリスクがあることを知り、またまた怖くもなりました。
きっと無事に生まれてくる我が子をこの手で抱っこするまでは、「安心」できないのだと思う。
悪阻の時期の乗り越え方、気分転換の図り方、みなさまが工夫しておられることがあったらぜひ、教えていただけますと嬉しいです。
ではでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!