【人間関係疲れた人に送る】受け入れる能力を高める方法【人間関係基礎講座3】
【人間関係疲れた人に送る】受け入れる能力を高める方法とは?
今回で、「人間関係基礎講座」第三回目になりました!
そして、皆さま、またまた、このページを開いて下さり本当にありがとうございます!
こんなにも熱心に、「人間関係基礎講座」のページを開いて下さる、皆さまは、何と素晴らしい方々でしょうか?
そんな皆さまには、私も本当に頭が下がります。
私も、今回、お話させて頂く身として、気を引き締めて、熱心に語らせて頂きますね!
それでは、行ってみましょう!
コミュニケーション能力を高めるには、全てを受け入れましょうとありますが、そうはいってもある人は、自分は両親が幼い時に離婚し、施設に預けられて育ちました。そんな不幸な境遇で受け入れることはできませんという人もあるでしょう。
確かに、人とは違う悲惨な境遇なのに、受け入れられる方が珍しいですよね。
では、どうしたら受け入れられるようになるのか?
今回は「受け入れる能力を高める方法」というタイトルでお話します。
1.良いことも悪いことも感謝する能力
「受け入れる」には何があるかというと・・・
・相手を受け入れる
・環境を受け入れる
・人生を受け入れる
このような姿勢ことを、ひとことでいうと「感謝の心」となります。
豊かなコミュケーションを成し、幸せになるためには感謝できる能力が必要です。
私たちは、良いことが起これば自分の努力だと考え、悪いことが起これば人のせいだと思いがちです。しかし、そのように考えると願わない状況に置かれた時、怒りの思いや不平不満の思いに支配されてしまいます。
心のチャンネルを変えることで、心が大きく変化し楽になります。それは全て感謝することです。
「人間万事塞翁が馬」という故事があります。難しいと思われる方もおられるかも知れません。
読み方は、「にんげんばんじさいおうがうま」or「じんかんばんじさいおうがうま」となります。
福と思われる出来事が禍いを呼び、禍いと思われる出来事が福を呼ぶことがあるということです。人間にとって何が幸いで、何が禍いか?表面的なことだけでは分からないという意味です。
病気になって健康の有り難さに気づかされたり、災難を通して、家族の大切さを実感したり、金銭トラブルで、仕事する姿勢を正されたり、苦労することで、円満な人格が育てられたりします。
その時は、不幸だ、災難だと思う出来事も次の幸せへのステップになっているものです。このように「人生全ての困難は、私たちが魂を成長させ、幸せな人間となるためのプレゼントである」ということができます。
ですから、解決できない問題はないとしっかり知って現実に立ち向かうことが大切です。否定的な気持ちで抵抗していると問題はますます悪化していきます。それを嫌がらずに有りのままを受け入れることです。
何事も前へ進もうとするならば、障害や困難、試練とぶつかります。しかし、これはより成長、発展させるための踏み台であり、現在の実力が試されているととらえるべきでしょう。
2.感謝の心で全てを受け入れた大石順教先生
(1)不幸な出来事も幸せのステップになる
さて、皆さんに紹介したい人がいます。
その方は、京都におられた「大石順教先生」という腕のない尼僧です。
ご存知の方もいらっしゃるかも知れません。
先生は、17歳の時、ある凄惨な大量殺人事件巻き込まれ、養父に自分の両腕を切り落とされる耐え難い経験をされました。
しかし、そういう環境を嘆くことなく、口で筆を取って書を書くなど、自立の道を歩み、結婚、出産、さらに出家という道をたどられて、他界され数十年の現在も光彩を放ち、夢と希望を与え続けています。
大阪の四天王寺には、順教先生の腕を切り落とした養父の墓があります。この墓は順教先生自らが建てられたものです。
本来、あって然るべき養父への憎しみや恨みを持つことなく「そういう嫌な役回りを果たす人がいたからこそ、今の幸せがある」と語られていたそうです。
先生はよく「禍福一如」という話しをされました。禍いと福は一つという意味です。
とおっしゃるのです。
(2)感謝の心で歩まれた先生
また同じように手のない人を弟子にして、画家に育てたりしましたが、その人に
「人のできない生き方をしなさい。人の描けない絵を描きなさい。絵は床の間に掛けて頂くもの、口が使えないなら足で描いてよいが口が使えるなら、口で描きなさい」
と語られました。
先生は人の見えない所への心使いをとても大切にされました。見ていないからと勝手な振る舞いをすれば、烈火のごとく叱られます。食事から掃除、日常生活のほとんどを自分でこなされる先生の一挙手一投足に、多くの事を教えられます。
さらに先生は生前よく「また生まれ変われるなら、手のない状態で生まれたい」と語られていたそうです。私はその言葉を聞いて驚きました。
生まれ変われるのであれば、五体満足に生まれたいと思うのが自然です。
しかし、再び手のない状態で生まれたいと言いきれるのは、手のないことで多くの恩恵を受けた実感があるからでしょう。
そのように人生に感謝しきっている人は、その人生が本当に輝いて見えるし、多くの人に感動と希望を与えます。
3.生かされている私
では、大石順教先生の感謝の源泉は、どこから来るのでしょうか?
このことを考えてみたいと思います。
私達の人生の出発である誕生は、生まれたくて生まれてきたのでしょうか?現実は自分から希望して生まれたのではなく、気づいたら生まれていたと言えます。
誕生したことを「生まれた」と言いますが、この「生まれた」という言葉は文法で言うと「受動態」で受け身です。
自分のことを「生みました」という人はいません。生まれたというのは受け身で、自分の自由意思で自分を生んだのではありません。
親子のケンカの時に、子供が親に向かって「生んでくれと頼んだ覚えがない!」というセリフを言うことがあります。
しかし、私たちは生んでもらうに際して、何の支払いもしていないし、何の貢献もしていません。命は無条件で与えられた贈り物という側面があります。
自分というのは、自分の自由と選択から始まっているのではないことが極めて大切です。ひとことで言えば「生かされている」立場です。
生かされた命であれば、生かしてくれた存在を知らなければなりません。
4.宇宙の根源に感謝する社会のリーダーたち
社会で活躍する一流のリーダーは、何か神様の世界を感じとって生きている人のように感じます。例えば稲盛和夫、京セラ名誉会長は、次のように語られます。
「創造主は最初の意志を与えてくれた最初の意志とは、すべてのものを幸せの方向に進化、発展させるという意志です」
また、松下グループ、松下幸之助氏は、次のように表現しています。
このようにお客様の役に立った結果が利益となり、これが逆になると利益のために手段を選ばない経営になってしまえば、やがて会社は衰退します。
自分だけは、生き残ろうという思ってやることは、やがて自分を滅ぼすということを教えてくれています。松下幸之助氏は晩年、生活の拠点を京都の「眞々庵」に移しましたが、その庭園に造った神社に自筆の「根源」という木札を納め、毎朝、祈りを捧げていました。
その祈りは、次の二つです。
松下幸之助氏は死ぬまで素直でありたいと言い続けました。万物を生成、発展させる宇宙根源の力に対して、素直でありたいと祈り続けていたのでしょう。
宇宙根源の力は、全てを生かそう働いています。その力に、素直に従えば万事うまくいくようになっていて、大局的には、うまくいかないはずがないと考えたといえます。
自らの身にふりかかることの全てを天から与えられたものと受け止めて生かそうとしたした方でありました。
5.私の未来を決定する感謝の心
社会のリーダーたちは、神という概念を少なからず持っておられました。では神様は存在するのか?というと今の世の中では証明はされていません。
でも、精密機械以上に複雑な自分の体の構造や、芸術家以上に感動的な光景を見せてくれる大自然をみると、やはり存在しなければ、自分もこの世もあり得ないなと私は感じるのです。
ですから、自分の思い通りに生きようとする生き方を捨てて、全て神様のみ意のままにと感謝ひとすじ生きるようにならなければ、決して真実の幸福をつかむことはできないということでしょう。
いったん、夢を描いたならその途中には何があっても感謝して、継続することです。多くの場合、試練や困難を越えてこそ天国のような幸せをつかむことができるでしょう。
もし、不幸を与えられた場合は、神仏への感謝を忘れていることに対しての警鐘だったりすることもあるでしょう。
今、ここに与えられているものをプラスに受け止めるのか?
マイナスに受け止めるのか?によって、その人の運命が決定されるのです。
その選択を決めるのはあくまでも「あなた」自身です。
自分の心に「感謝の心」を身につけた人は、豊かなコミュニケーションと幸せをつかむことでしょう。
6.まとめ
1.嫌なことがあったとしても落ち込まず、反発せず受け入れましょう。
2.乗り越えられない試練はないと自覚しましょう。
3.全ての出来事をプラスの要素に目を向けましょう。
4.幸せをつかむ能力「感謝する力」を身につけましょう。
今回はここまでとします。
ありがとうございました。
次回は、人間関係の悩みの中に、個性や価値観の違いで悩むことがありますよね?この問題をどのように解決すればいいのか?お話します。
人間関係基礎講座4へ続く
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ニュースレター「しあわせ通信」
このニュースレターは、人間関係や夫婦関係を良くしながら、「仲良く、楽しみながら、学ぶ」ための配信をしています。
とかく、「人間関係基礎講座」と聞くと堅苦しいイメージに聞こえます。
私はどちらかいうと、堅苦しいのは嫌で、「仲良く、楽しく、学ぶ」がモットーです。
人間関係には、この世の中の現象と同じように、「人間関係の法則」があります。いくら、努力しても法則から外れたものでは、ムダになってしまいます。
また、ともに学ぶ人たちは、同じ講座の中の家族だと、私は考えています。
ですから、ともに励まし合い、助け合いながら、和気あいあい、楽しい講座にしていきたいと思います。
あなたのご参加をお待ちしています。