シンリョクカの激走とサトノダイヤモンド産駒
現役時は皐月賞2着ダービー2着で、菊花賞と有馬記念を勝ったサトノダイヤモンドは今年の2歳が初年度産駒となります。
新馬戦開幕週の中京で評判馬ダイヤモンドハンズが早々に勝ち上がり産駒の活躍が期待されましたが、当馬も札幌2歳S後に骨折が判明してしまい、デビューした他の馬たちも勝ちあぐねて苦戦を強いられる状況でした。
9月終了時で、勝ち上がったのはダイヤモンドハンズとモンドプリュームの2頭のみ。新種牡馬ではマインドユアビスケッツ、リアルスティールなどが順調に勝ち星を重ねる中かなり置いてけぼりになってしまいました。
しかし、今月になってディヴァージオンが中京二千で新馬勝ち、ホープフルS3着ワーケアの弟サトノグランツが3戦目で勝ち上がり、GI朝日杯FSではシンリョクカが2戦目で2着となり話題を集めました。
サトノダイヤモンド自身もそうだったように産駒も成長曲線は、やや遅めなのでしょう。
そんな中、今週も12月17日中山の芝二千でローディアマント(牡)、12月18日阪神芝二千でアズライトムーン(牝)がデビューします。2頭とも調教の動きも上々で陣営も初戦から手応えを感じているようです。
現役時代のライバル、キタサンブラック、リオンディーズ、リアルスティールなどに負けないような良い産駒を送り出してくれることを期待しましょう。