不動産投資で「買いたい病」に陥らないために

2024年11月12日 22:13

不動産投資ブームの影響で増える「不動産買いたい病」

最近、不動産投資に興味を持つ人が増加し、それに伴って「不動産買いたい病」という症状が話題になっています。この言葉は、不動産投資で成功した人の影響やセミナー、本、YouTubeなどに触発され、感情的に物件購入をしたくなる状態を表す業界用語です。この「買いたい病」にかかってしまうと、冷静な判断が難しくなり、不動産選びで失敗するリスクが高まります。

「買わない方が良い」ケースもある

不動産投資においては、購入後に思わぬリスクや問題が発覚することが多々あります。そのため、勢いに任せて失敗物件を購入するくらいなら、買わないという判断も重要です。不動産投資初心者は、まず「自分が許容できるリスク」を具体的な数字で把握し、感情に流されない冷静な基準を持つことが大切です。

競争激化で高まる「とにかく買いたい！」欲求

現在、不動産投資市場は過熱しており、物件の競争率が高まっています。新着物件を見つけても、すぐに売り切れてしまう状況が続いているため、「とにかく買いたい！」という気持ちが強くなることも理解できます。また、買い付けが通らない、融資が得られないといった状況が続くと、「購入基準を下げてもいいから、とにかく物件が欲しい」という気持ちが生まれやすくなりますが、これは非常に危険な兆候です。

衝動買いを防ぐために、冷静さを保つ方法

不動産投資では「買うときに勝負がつく」と言われています。そのため、衝動的な行動に走らないよう、定期的に自分の目標や戦略を見直すことが大切です。買いたい気持ちが高まったときこそ、当初の目標を再確認し、自分を冷静にコントロールすることを心掛けましょう。

不動産投資の先輩やプロに相談する勇気を持とう

不動産投資では、経験者やプロに相談することも効果的です。疑問があれば、恥ずかしがらずに経験豊富な先輩や仲間、メンターにアドバイスを求めましょう。自分だけの判断に頼らず、第三者の意見を取り入れることで、客観的で冷静な判断が可能になります。

最終判断は自己責任で

他人からアドバイスをもらったとしても、購入するかどうかの最終決断は自己責任です。投資においては、自分の選択に責任を持つことが求められます。リスクのない投資は存在しないため、自分が取れるリスクの範囲を見極め、慎重な判断を心掛けましょう。