NIPPONまちの履歴書⑪【企業城下町】
このnoteでは、『月刊不動産流通』の過去の記事を紹介しています。
★「NIPPONまちの履歴書」
今回は、「NIPPONまちの履歴書」。
編集者のお仕事をされる傍ら、各地の風景をスケッチされている村上 健さんの連載です。(制作協力:(株)エディターシップ)
『月刊不動産流通2019年11月号』より、
醸造の歴史がプーンと香るまち 千葉県/野田市
を掲載します。
★醸造の歴史がプーンと香るまち
千葉県/野田市
豊田市、日立市、久留米市……。全国には、特定企業が大きな影響力を持ち、地域経済を支える企業城下町があります。しょうゆで知られる食品会社キッコーマンの本社と工場が点在する野田市も、そんなまちの一つです。
農閑期の余業として醸造が始まったしょうゆですが、江戸時代中頃には手工業に発展。料理に欠かせない便利な調味料として普及しました。
江戸川と利根川の水運で、大図などの原料調達と大消費地江戸への製品出荷が容易だった野田では、複数の有力な醸造家が生まれて組合を結成。明治時代以降は製法の近代化を進めることで大きな成長を遂げます。
そんな中、水道や鉄道などのインフラから、銀行、病院にいたるまで、すべてキッコーマンの前身、野田醤油が整備。次第に企業城下町の様相を呈するようになったというわけです。
今でも、キッコーマン総合病院は地域医療の中核的役目を果たしているとか。ちなみにこの病院、ドクターもナースもキッコーマンの社員であります。
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