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意外と知らない大家業の仕事の流れとは?【物件購入編】

皆さんは、どんな物件に住んでいますか?マンションやアパートなどの賃貸物件に住んでいる場合、その物件には、持ち主である「大家さん」がいるはずです。実は大家さんは、別名「不動産投資家」とも言い、経営者として物件の購入や管理などを行っています。この連載では、そんな大家さんの仕事内容とはどのようなものなのかをご紹介します。今回は、物件購入編です。

物件購入でやるべきこととは?

物件を人に貸して大家さんになりたい人は、まず物件を購入します。その際には、実はやるべきことがたくさんあります。今回は、物件購入の際にやるべきことを4つに分けてご紹介します。

自分に合った物件を見極める

一口に大家さんになると言っても、目的は人それぞれです。「物件の入居者に家賃を払ってもらい、安定的に収入を得たい」「現金の資産を不動産に替えて、税額を減らしたい」など、その人独自の目的があるはずです。まず大切なのは、その目的を明確にすること。そうしないと、物件を購入したのに思っていた通りにならない!という結果になりかねません。

また、どんな物件なら購入できるのか、基準を明確にすることも重要です。自己資金や属性(年齢、勤務先など)によって購入できる物件が異なるため、どのくらい資金が必要なのか、融資(銀行からの借り入れ)をどの程度受けられるのかを調べて明確にしておく必要があります。

買い付けを入れる

買いたい物件が明確になったら、ポータルサイトなどで物件を探します。条件に合った物件が見つかったら、その物件の現在のオーナーに買い付けを入れましょう。買い付けとは、「この物件を買いたい」という意志表示を書面で行うことです。人気の物件の場合はスピード争いになるため、条件に合う物件が見つかったらすぐに買い付けを入れることが大切です。

融資の相談に行く

銀行に融資の相談に行きます。突然訪問すると相談を受け付けてもらえない可能性もあるため、知り合いの大家さんや不動産会社の方からの紹介で行くとスムーズです。

契約と決済

売主との間で合意ができたら、売買契約を結びます。この契約の際には、融資が白紙になった場合に契約を解消する特約などを盛り込んでおくことが重要です。そうすることで、万が一融資が下りなかった際のリスクをなくすことができます。そして、銀行とのローン契約を結び、決済を行ったら、晴れて大家さんの仲間入りです!

今回は、物件を購入して大家さんになる工程を簡略化してご紹介しました。大家さんになるためには、これだけ多くの工程が必要なのですね。それぞれの工程で注意すべきことや必要なことは、今回記載した以外にもたくさんありますので、もし実際に不動産投資を行ってみたい方がいれば、念入りな情報収集を行うことをおすすめします。最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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