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ぶらぶら歩く

いつも一緒に作業されている方がアクシデントで困った顔をされていた。


僕がこういった状態でいるとこの方は声を掛けてくださる。
「調子はどう?」
仕事の様子を聞いているようで、困っていることをすぐに察知してくれていた。
僕もそれは気づいている。


でも、この状況の中で
「気を使ってくださったんですね」
とは言わないようにしている。

気づいたんなら言おうよ!と言う方もいるかもしれない。

ただ、今の関係では言わないことが正解なんと思っている。


だから、今日僕は困っているのを見かけて、
「ちょっと歩きませんか?」
と声を掛けてみた。


「行きましょか!」
と返事があった。


散歩から戻ってきて席に座ると
「ありがとう」と何度も言ってくれた。

これは、声を掛けてもらえて話終えた時に
同じように伝えている言葉だった。

僕はこのやり取りが好きだ。


最後まで読んでいただきありがとうございます。


蒼永


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小島 蒼永(Souei Kojima)
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