ゼロからはじめるライトノベルの楽しい読みかた
ラノベの魅力を読書家のひとたちに知ってほしいです。
正直な感覚だと、「子供やオタクの読み物」というイメージがまだ強いのではないかなぁ、と思います。
ということでライトノベルの魅力をどんどん語っていきます!
随時追記していこうかな、と思います。
コメント欄でも、ラノベの面白さを教えてほしいですね~
0.面白いのだけ教えろ
面白いのだけ知りたいなら、次のサイトが便利ですよ。
あとは適当なラノベ投稿サイトの人気順に読むとか……。出費もないし一番ハードルが低いかもしれませんね。
次にくるライトノベル大賞
このライトノベルがすごい
ゆきともさん(ライトノベル紹介チャンネル)←お世話になってます!
1.好みのジャンルを知る
ライトノベルは扱う範囲の広さ、海のごとし
とにかくライトノベルはジャンルがもりだくさん。何かしら好みのジャンルを見つけることができるはずです。
また、会社やレーベルごとに得意のジャンルがあります。KADOKAWAあたりはレーベルも沢山もってますね。正直KADOKAWAのレーベル分けは内容というより下の会社を引き継いでいるだけのイメージがありましたが、最近はジャンルごとにレーベル分けを整えているイメージ。会社の規模も関係していると思います。特に新興のラノベ出版社はまさにネット作品の青田買い状態。オリジナルも増やそうぜ。面白いことに三大出版はラノベ弱いんですよね。
ちなみに2023年現在ではやりのジャンルは「タイムリープ」「ラブコメ」「TS/女性主人公」あたりですかね……。異世界転生やグルメ作品は一時ほどの勢いはないのでは。
詳しいレーベルごとの違いは下記リンクから☞
2.買う/買わない
ラノベは癖が強いのは否定できません。そんな作品にいきなりお金をだしたくないあなたに、こんな方法を教えます。
パターンA:小説投稿サイトで読む(→目次3へ)
パターンB:Kindle unlimitedを使う
Kindle unlimitedで無料で読むのがオススメですよ。小説投稿サイトもいいのですが、編集者を通してないので読みにくかったりします。なにより商業出版のラノベはイラストが挿入されてるから話やキャラを想像しやすいです。
すべてのラノベがUnlimitedで読めるわけではないですが、一巻無料とかは多いです。そこで読んで気に入ったら購入しましょう。
Unlimitedでおすすめの会社
・KADOKAWA
・講談社
・Toブックス(最新刊まで無料で読める大盤振る舞い)
・双葉社(最新刊一歩手前まで無料で読める大盤振る舞い)
3.投稿サイトで読む
一番オーソドックスな方法ですね。ちなみに投稿サイトで目立たない作品を読んで古参ぶるの楽しいですよ。「私は商業出版前からこの作者知ってたから( ・´ー・`)どや」って感じです。
投稿サイトで面白い作品を探すのはとても簡単です。作品の並び替えで総合順位の高いものから読んでいけばいいのです。ただ、投稿サイトごとに作品のカラーが少しことなります。そのあたりがわかってくると通ですね。
4.つまらないなら捨てる
「なんか違うな~」と思ったら、読まなくていいです。
ラノベは玉石混交かつジャンルが幅広いですから、合わない作品はあって当然。それを何十巻と読むのはただの苦行。ささっとお別れしましょう。
5.ラノベの文体になれる
純文学と大衆文学でテイストが違うように、
大衆文学とライトノベルでは使われる語彙や設定、文体が異なります。
それになれることが大事ですね。ちなみに私は雑食ですが、純文学を読んだあとにラノベを読むと頭が混乱します。ここは柔軟に頭のスイッチを切り替える必要があります。慣れです。基本的に、純文学→大衆文学→ライト文芸→青春ラノベ→異世界ラノベというフェーズで読み進めれば拒絶反応は阻止できそう。
EXTRA.ラノベとは究極の思考実験装置
ラノベしかできない表現がある。だからこそ読んでほしいです。
そしてラノベとはある種の実験装置なわけで、これは純文学が決して進出することのできない世界です。
「もし異世界に転生したとしたら」
「もしタイムリープしてしまったとしたら」
「もし法律では守ることの出来ない正義があるとしたら」
これはライトノベルの聖域というべき領域。ほかの文芸に侵されることのない世界。だからこそ主人公は常に究極の選択にせまられ、(判断ではなく)決断して成長する。それが一見現実では起こり得ない設定だとしても、むしろ突拍子もないからこそ問題の本質を抽出できるのではないでしょうか。もちろん大衆文学や純文学でも究極の選択に主人公が陥ることはあるでしょう。しかしそれらの文学は現実に即しすぎているあまりノイズが多い。究極の選択や思考実験にノイズが紛れ込む。しかしながらいい意味で単純化されたライトノベルの世界では、その手の思考実験が前景化されてクリアになっている。だからこそ主人公の選択はダイレクトに読者の心を打つ。そこがライトノベルにしかない魅力だと思うので、みなさんもぜひ読んでみてください。
*書影は版元ドットコムからお借りしました。