ガス切断 達人 解体工の体験
解体工必見!ガス切断の達人たちの「日常」から学ぶ、真の職人技とは?
あなたはガス切断工【達人】レベルの話をしっていますか?
解体現場を支配する、ガス切断の達人たち。
彼らは何を考え、どのように行動しているのか?
本記事では、弊社にご来店いただく
ガス切断の達人たちの日常の行動を分析。
彼らのプロの技術を盗む、明らかにする、マスターするための
ヒントを余すところなくお伝えします。
ガス切断技術を向上させ、
真の職人へと進化したいあなたにとって、
見逃せない内容です。
今すぐ最後まで読み進め、彼らの「日常」から
真の職人技を学び取ってください!
ガス切断は、鋼材を切断するために使用される技術です
ガスバーナーの先端から出ているのは炎だけではなく、
内部で酸素ガスも噴き出しています。
具体的には、切断する部分を
アセチレン、プロパンガスの炎で熱し、
同時に酸素噴流を吹き付けます。
母材の鋼と酸素が反応して酸化反応が起こり、
鋼材が溶けます。
そして、高圧の酸素噴流で溶けた鋼材を吹き飛ばして切断します。
この技術は直線や曲線を問わず、
巨大な鉄骨や複雑な形をした設備機械でも
使用できます。
ガス切断の達人たち
ぼくはガス切断器、ガス調整器の修理を初めて8年目です。
ガス切断器内部から使用している人の
くせまで分ります。
定期的に通ってきていただけるお客さまが増えて
とてもうれしく思います。
多くお客さまが来て頂ける中で
ガス切断の達人という方も何人かおられます。
共通していることは、
ガス切断器へのこだわりです。
「ベテラン」の基準ですが、
壁倒しを任せられるか否かです。
壁倒しまで出来る職人さんは
会社でとても重宝に扱われています。
当然お給料も高いわけです。
会社によりますが、
45万円~70万円と聞いております。
ただこのベテランになるまで
3年~5年かかります。
ここまで辛抱して耐え続けられた人が
それだけの月給をもらえるのです。
ガス切断の達人と呼ばれる人は
口々に「ガス切断が楽しいからやっているんだ!」
と答えます。
やはり仕事は楽しくないと続けられませんね。
ガス切断 職人 ガス切断器の選び方
ガス切断 達人の気をつけていることは
第一に 【ロングガスバーナー】
これは間違いありません。
最低でも4~7本くらいはもっています。
ぼくにも良く依頼が来ます。
ガス切断 職人 ガス切断器の選び方
ガス切断器 ロング 1500 直頭
ガス切断器 ロング 1300 45度
ガス切断器 ロング 850 112度
ガス切断器 ロング 850 90度
これを一度に頼まれるケースがあります。
ガス切断 長いわけ
それは建物の解体現場では
通常の長さ(500mm)のガス切断器では
切る鋼材の位置まで届かないからです。
また手元で切っていると熱くなるからです。
ガス切断器 ロングは1000mmを境に
使い心地が大きく変わる
ガス切断 達人はガス切断器 ロングは1000mmを境に
使い心地が大きく変わる
と、皆さんに言われます。
これは1人2人から聞いた話ではなくて
お客さまガス切断の達人10人から
それぞれに聞いた意見です。
あまりにも打ち合わせをしたかのように
同様なお話をされるのですが、
全く違う職人さんなので
打ち合わせと言うことはありません。
このことから
というのは本当のことだと理解できます。
ガス切断 一番注意する事とは
ガス切断 火口 こだわり
次に火口へのこだわりが高いです。
現場では所長がまとめて資材を買うことがありますが、
火口まで指定されてしまうと
大ブーイングです。
やすい火口は持ちが悪く
パチン逆火が激しい。
ぼくも以前は火口の整備をしていました。
火口は各社とも内管外管の長さが異なり、
器頭につける真鍮の部品のガスの通り穴の形状が違います。
物によっては高圧にしたときの火の通り方が
悪い物があります。
会社でまとめ買いしたと火口が悪い言うことは
やすかろう、悪かろうで買われた物でしょうか?
ガス切断に 悪い火口は マイナスな影響です
これはガス切断器の内側を見ているぼくがみて悪い火口は
ガス切断器には過酷な状況をもたらせているはずです。
イイ火口は前回ご紹介致しましたが、
スパッと火が出て火の伸びがイイです。
悪い火口というのはモワ~っと
火が出て火の伸びが悪いです。
悪い火口はパチン逆火が頻繁に起こりやすいのが特徴です。
ガス切断器 パチン逆火
パチン逆火が頻繁に起きると
作業している人はその度に火を止めなくてはいけません。
セオリー通り高圧バルブ、混合バルブ、ガスバルブ
を順番に締めなくてはなりません。
基本的に逆火をした際には
一旦ガスを止めてから
体を構造物からよけて
再点火しなければなりません。
ガス切断 ガスバルブを閉めるときに注意
そのときにバルブの閉め方が荒くなって
強くなってしまうのです。
一旦強く閉めたバルブは段付傷になり
元に戻せません。
その結果バルブを閉じたにもかかわらず
ガス切断器の中に火が残り
いずれ本逆火となります。
心理的にも良く有りません。
きっと職人さんたちは
何度もつづくとつい「このやろ~」と感情的になり
バルブを強く閉めてしまうのです。
いくらガス切断の達人といえども
効率が悪いとイライラします。
ガス切断 ガスバルブの締めすぎで悪循環に
強く締めると、また傷が深くなり
さらにバルブを強く締めると、また傷が深くなります。
これはキリがありませんので、
最終的には
ぼくの所にオーバーホールの依頼が来ます。
ガス切断 火口の重要性
職人さんたちは会社の社長、現場の所長に
言いますが改善されないので、
中には自前で火口を用意している
職人さんもいます。
ガス切断 の達人たちが気にするガスホース
ガスホース、ツインホースも重要です。
ツインホースの取り扱いには注意したいところです。
ホースに穴が空いていないか
アポロコックに損傷はないか
ガス切断 ツインホースの破損状況
踏まれて穴があく状況
建設現場の人たちは
足下を守るため安全ブーツを履いています。
建設現場ですから固い異物が安全ブーツの底に
くっついてしまっている場合があります。
そんな固い異物が足底に付いた
安全ブーツでツインホースの上を
歩かれたら柔らかいツインホースに
穴が空いてしまいます。
またダンプやトラックにひかれると
かんたんに穴が空いてしまいます。
荷下ろしで 破損する状況
現場でガスホースを使う時上から順に
下ろして行くときがあります。
おろすタイミングが悪くアポロコックが
足場に激しくたたきつかれたりすると、
アポロコックが壊れます。
中のシールがやぶけるのです。
また乱暴にツインホースを足場に投げたりすると
アポロコックが傷ついたり、
アポロコックをとめてある
カシメやネジ留め部分が
付け根から裂けたりします。
ガス切断をしているときガス漏れは恐怖です。
鋼材を切っているときは
ガス切断器の角度を変えたり
場合によっては顔の近くに
ガスバルブが来るので、
ツインホースのガスもれは
すぐに分ります。
そのうちスパッタが辺り一面に飛び散りますので
手元にスパッタがとんできたときは
手元から出火するのです。
ガス切断 達人 スパッタとの戦い
ガス切断は楽しいのですが、
建築物の鋼材をきるのです。
ただ鋼材だけを切るときもありますが、
そうではない状況が沢山あります。
例えば鉄骨にコンクリートがくっついているとき
コンクリートに高圧の炎にあてると
はじけてスパッタのような
熱いパチンコ玉となります。
一度鉄骨に火を入れて酸化状態にしているので
途中で止める訳にはいかないのです。
防災対策で分厚いテ甲や
溶接ブーツカバーをしていても
スパッタによっては簡単に
突き抜けてしまいます。
またテ甲やブーツの隙間に入ったときが最悪です。
でも切断はやめられません。
凄腕の切断工さんたちの腕を
見せて頂きましたら
皆、やけどだらけです。
ガス切断の達人 まとめ
ガス切断の達人は素晴らしいです。
持てる技術を最高に生かして仕事をしています。
火口は2番で全部切りきる。(ガスの量を無駄に消費しない。)
酸化するタイミングを絶対見逃さない。
やけどは当たり前、切りきるまで我慢する。
ガス切断器の損傷で仕事が止まらないように複数用意する。
特に
【何があっても、状況が困難でも鉄を切る】
という職人魂は素晴らしいです。
状況と言うことを訪ねると、
【スパッタの雨】に耐えると言うことです。
個々にお話しすると
切断の技術にかんして
ぼくが知らなかったこと、
事故の例まで
リアルに教えて頂けます。
ぼくは聞いたお話をバックアップして
ロングガスバーナーを作り
修理サービスを提供しております。
是非、あなたも
このブログを読みガス切断の達人になってください。
あなたのロングガスバーナーを作らせて下さい。
ぼくのガスバーナーはオーダーメイドです。
微妙な角度調整もいたします。