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ガス切断器 修理 ガスバーナー 修理 /ガス切断器 調整器 修理専門店 藤井商店

針折れ インジェクター 修理方法 酸素ガスが出ない

ガス切断器の酸素が出ない


ガス切断器・調整器の修理は御任せ下さい


ガスバーナーを使用して

酸素が出なくなったことはありませんか?

全くガスが出なくなると困りますね。

ガス切断器の混合ガスは針弁で制御されています


酸素ガスが出なくなる3つの原因


1.アポロコックの中がススで詰まっている

2.火口がススで詰まっている

3.ガスバーナー内の 混合ガスの針弁の針が折れている

ガス切断器 混合バルブの 針弁折れについて説明いたします


針弁折れ

針弁折れ


確認方法


1.ガスバーナーから酸素、アセチレンガスのカプラを外す

2.混合バルブのナットを外す

3.針弁の先を見る

不慣れな人はやらないでください

画像2

針弁の先を見てください

画像3

針の先端が無いことがわかります。

それはインジェクターの穴に
折れて詰まっているから
酸素が出ないのです。


針弁の先端はインジェクターの穴に
挟まって折れています。

画像4

インジェクター


なぜ針弁折れが起こるか


それは普段からの
混合バルブの閉め方が原因です。


これをご覧ください

画像5

段付きの針弁

針弁に段が付いているのがわかりますでしょうか?

混合バルブを強く締める癖のある人は
この様な針の状態の傾向にあります。


新品はこのような状態です

画像6


新品の針弁

当然といえば当然ですが、
傷一つありません。

・インジェクターは固い銅の合金です
・針弁は真鍮製です


固く締める癖があると
先ほどの画像のように
段々の傷がつきます。

針弁の先の傷

針弁の先の傷

もっと拡大してみましょう

傷-2


針弁のえぐれた傷

この様にえぐれたような傷になっています。

最終的に
インジェクターの先端の穴に
はさまり折れることになります。


インジェクターの穴にはさまると厄介です


針を取り除く方法


通常はインジェクターをガスバーナーであぶって
熱膨張させてから取り除きます。


あぶり過ぎるとインジェクター自体溶けてしまいます


浅く引っかかっている場合はすぐに取れます。

取れない場合


この様な状態になっています。

針弁折れ くさび状になる

針弁折れ くさび状になる

くさび状になっていますから
加工しないと針が外れてくれません。

インシュロック タイラップと同じ理屈です
https://kurashi-no.jp/I0015130
(暮らしーの様HPより)

旋盤を使用します


1.小さいので旋盤のチャックにはさむ治具を作ります。

2.インジェクターに刺さっているくさび状の針の周りを

 やすりで細く削ります。

3.旋盤から外してガスバーナーで温めて膨張させ

 上から少しずつ叩き針を落とします。

これで大抵は外れます


外れない場合もあります


真鍮を削った時のバリが
原因で外れないときがあります。

ブログの記事では細かすぎて教えることが出来ません。
直接弊社の講習を受けて頂く方が早いかと思います。


混合針の締め方について


ご説明した通り、針弁が折れると厄介です。

作業は皮手袋をしていて
力加減がわかりずらいと思います。

混合バルブを締めるときは
優しく締めましょう。

中には30年毎日使用していたという
切断機も整備させていただきましたが、
薄いあたりはあるものの
傷らしい傷がないガスバーナーも見てきております。

使い方が上手い職人さんはガスバーナーを壊しません



 ↓下記記事も合わせてご覧ください↓

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