ガス切断器の使い方 /現場で使えるガス切断器の取扱説明書
ガス切断器の使用方法
あなたのガス切断器の取扱方は正しいですか?
ぼくは9年間ガス切断器の修理をしていた内面構造から
改めてガス切断器の取り扱い方法をお伝え致します。
まずガス切断器のバルブの使い方から
覚えましょう。
ガスバルブの回す方向
基本的に反時計回りにバルブを回すと
ガスが出ます。
※これを理解しておくことが重要です。
これが大前提です。
ガス切断器の使い方
1.ガス切断器のガスバルブを開ける
2.ガスに点火する
3.燃焼炎を出す
※黒煙が出ますので、すぐに混合バルブを開きましょう。
4.空気との混合を調整する (混合ガスバルブ)
5.混合ガスバルブを調整して中性炎を作る
ガスと酸素の流量を調整して中性炎を作ります。
中性炎は中心が白芯が出るように調整します。
中性炎が出来たら母材を温められます。
中性炎は母材の大きさにより、ガスバルブを開き、混合バルブを開いて
適度な大きさに調整します。
6.適度な白芯炎が出来たら母材を温める
ここでは白芯炎の大きさを調整します。
母材に応じた中性炎が出来たら、
しばらく母材を温めます。
6.適度な白芯炎が出来たら母材を温める
母材に応じた中性炎が出来たら、
しばらく母材を温めます。
一度決まった中性炎が出たら
ガスバルブ、混合バルブは動かしません。
7.母材を切る
高圧ガスバルブを開き、酸化状態を促します。
これで鉄を切ることが出来ます。
ガス切断器の使用をやめるとき
⚠️ここからが大切なことです
終業後の時が一番大切です。
⚠️命に関わる警告です
順番を間違えると”パチン逆火”
周りの雰囲気、火口内部のススや、外気の状態が悪いと
”本逆火”が始まります。
とても危険ですが、重要な手順です。
8.最初に高圧バルブを閉じる
9.混合バルブを閉じる
10.ガスバルブを閉じる
最後にガスバルブを閉じて終了です。
ガス切断器使い方 まとめ
ガス切断器を使う時
ガスバルブをひらき、ライターで点火する
混合ガスバルブを開いて混合炎を白芯炎に調整する
母材に白芯炎を当て続ける
母材が白くなってきた手前で高圧バルブをひねる
母材が切れる
目的の広さまで母材を切ったら高圧バルブを閉じる
混合ガスバルブを閉じる
ガスバルブを閉じる
ガス切断器使い方 注意
特に母材をきったあと、すぐに高圧バルブを閉じることが重要です。
混合ガスバルブを閉じます。
ガスバルブを閉じます。
この順番を間違えると”パチン逆火”します。
”パチン逆火”を軽く考えない
ガス切断器の混合比率、周りの環境の雰囲気でパチン逆火はおきますが、
タイミングが悪いと本逆火が始まりとても危険です。
逆火防止装置を付けましょう
これは法令で厳しく指示されています。
https://fujiisyouten.com/2024/11/14/post-12628/