ガス切断器 調整器の修理専門店 【藤井商店】東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県ご対応しています【ロングガスバーナー製作が得意です】
ガス切断器 ロングガスバーナーを製作しています!1000mm 検証 解体キングダム 花形作業 「壁倒し」
こんにちは、はじめまして。
江戸川区でロングガス切断器の
自作、製作をしております。
もちろん修理、整備もしております。
ガス切断器 ロング 検証
ロングガス切断器を製作!1000mm以上
アセチレン、LP、ガスゲージ、炭酸、
アルゴン、酸素ゲージの修理も得意です。
解体工さんが使うロングガスバーナー
ガス切断器、ロングの製作、整備は
ぼくが職人さんたちに唯一してあげられることです。
職人さんの使い勝手に合わせて器頭の微妙な角度の調整。
ガス切断器内部の消耗の説明、修理をしています。
是非ロングガスバーナーのことは、ぼくにご相談下さい!
1. ロングガス切断器とは何か?
ロングガスバーナーとは
吸込み管、竿の部分が500mm以上に
製作してある物です。
通常の既製品です。
通常は500mm以内です。
ロングガス切断器 どのような作業に使用されるか
鉄を切る目的でガスバーナーは使用されます。
ロングガスバーナーは鉄を切断する箇所が
手元から遠いい場所に有利なのです。
特に解体現場ではそれは顕著に表れます。
わざわざ手元をのばして火を当てなくてはいけない、
切断する対象が高いところにあり上らなくてはいけない、
高所であったら、切る構え方も不自然になり
落下する危険性があります。
届きにくいところをガス切断するために
ガスバーナーを改造してロングにする必要があるのです。
解体現場で良く使われる【壁倒し】は
このロングガス切断器が無いと
お話になりません。
ガス切断の理屈
世間ではガス切断器で鉄を充分熱してから(溶かす)
高圧で吹き飛ばすと考えていますが、
科学的には異なります。
科学的な見地から言うと
ガスバーナーで鉄を熱して、鉄を酸化させる(溶かす)のです。
その上で高圧(純酸素)を吹きかけると
酸化した鉄がもろくなり吹き飛ぶと言うことです。
【酸素の吹き流し】といいます
こうして鉄が切れるのです。
吹き飛ばすという点では異なっていないのかもしれませんが、
理屈的には鉄を酸化させて、純酸素で吹き飛ばすと言うことを
イメージして下さい。
このイメージがあると、切断作業の効率が上がります。
ガス切断 その他の材料
例えばアルミの太い棒を切断使用としても
ガスバーナーで切れません。
アルミは熱で酸化しないからです。
ただ溶けるだけです。
2. ロングガス切断器の製作手順 必要な材料と道具の紹介
ここではガスバーナーが新品の場合のことについて記載致します。
まず アセチレンもしくはLPガス、酸素のビン、ガス調整器、ホース
ガス加熱器を用意しましょう。
必要な材料:
真鍮パイプ ステンレスパイプ:
ロングガスバーナーの竿の本体となる真鍮パイプやステンレスパイプが必要です。
一般的に、直径が10mmから6mmほどのものが使われます。
※必ずガス用のパイプを指定して使って下さい。器頭:
火口を付けるための部分です。一般的に角度が90度が使用されていますが、
45度、112度があります。吸込み管:
吸込み管がないと酸素と燃料ガスが混合してくれません。
吸込み管によって安定した混合ガスが供給されます。銀ろう:
器頭、パイプ、吸込み管は銀ろうによって溶着されています。
銀ろうは毛細管現象によってつなぎ目の中まで溶着します。
※何度も練習しないと難しいでしょう。銀ろうフラックス:
銀ろう付けにはフラックスを使用します。
外気を遮断し母材の酸化を防ぎます。万力 バイス:
ロングガスバーナーのろう付けを固定するための物です。
※自作で固定治具をつくることもあります。
必要な道具:
ろう付け用加熱器(バーナー):
ロングガスバーナーの部品を銀ろう付けするための道具が必要です。
カセットバーナーは火力が弱くアセチレンと酸素を使った方が良いです。切断ツール:
真鍮パイプ、ステンレスの切断には
ディスクサンダーやパイプカッターが必要です。弓のこでも充分です。研磨機:
切断した後の処理、バリ取りにワイヤーホイール、バフをつかいます。紙やすり:
ろう付けする場合はその箇所の金属を
研磨しないと銀ろうが乗りません。
特にステンレスのろう付けはしつこく磨く必要があります。
旋盤: 小型の旋盤で充分です。
加熱して外した吸込み管は余分な銀ろうが
くっついているためそのままではパイプに入りません。
バイトやドリルを使ってパイプとのはめ合いを
研磨します。ドリル リューター: 外した器頭は余分な銀ろうがくっついているため
そのままではパイプに入りません。
ドリルやリューターを使ってパイプとのはめ合いを
研磨します。
ぼくも以上の事に注意して
ロングガスバーナー、ロングガス切断器を製作しています。
ロングガスバーナー いくら何でも使いづらいでしょう!
先日改造の依頼が来ました。
メーカーに1400mmの製作をした所
こんな具合になったそうです
お気づきの方も多いと思いますが、
混合パイプと高圧パイプとのつなぎ目の補強が
全くがありません。
これでは作業中に高圧パイプが
ブラブラしていて
仕事になりません。
※仕事に集中出来ません。
このメーカー注文製のロングバーナーは
補強一つはいっていませんでした。
メーカー注文だとこのようなことになりやすいです。
※工具屋さんの窓口や溶材商さんに
何も要望を言わないでロングガスバーナーを注文すると
このような結果になりやすいです。
メーカー純正だからといって安心できません。
使い勝手を意識されていません。
藤井商店では混合パイプ高圧パイプ抱き合わせでろう付けします
これにより解体現場での鉄筋の横梁に
引っかかる心配がありません。
横から出ている鉄筋に引っかかると
作業効率が悪くて頭にきます。
ロングガスバーナーを使う際の注意
ロングガスバーナーは、解体作業において非常に効果的な道具ですが、
初心者が安全に使用するためには注意が必要です。
1. LPガスの使用について
解体現場でのロングガスバーナーの燃料は、
ほとんどがLPガスです。
LPガスは空気より重い性質があります。
いままでアセチレンしか使用したことの無い人は
点火のし辛さに驚くでしょう。
LPガスは着火温度がプロパンで約460℃~520℃です。
アセチレンは空気より比重が軽く着火温度が低いので(約305℃)
簡単に火が付きます。
LPガスの火が付きにくいと感じたらこれを使いましょう
👇ガス切断器用ライター👇
◎LPガス点火にオススメ
丸い部分にガスが溜まったところで
火花を直接当てるので効率的です。
△ピストル型ガス点火ライター
これも同じガス切断器用ライターなのですが
屋内で無風の状態だと火が付きます
屋外で風があるとLPガスに火を付けるのが
困難になります。
2. 適切な保護具の着用
ロングガスバーナーを使用する際には、
適切な保護具を着用しましょう。
これには耐熱の手袋、保護メガネ、
作業服、安全靴などが含まれます。
特に目や手、体を高温から守ることが重要です。
3. 機器の確認とメンテナンス
ロングガスバーナーは作業前に点検し、
正常に動作することを確認しましょう。
また、適切なメンテナンスが必要です。
ガス供給系統や点火装置が正常に機能していることを
確かめてから作業を開始しましょう。
4. ガス供給と燃焼のコントロール
ガス供給と燃焼をコントロールすることが重要です。
初心者はガスの流量や炎の大きさを慎重に調整しましょう。
特にLPガスは最初大きくガスバルブを開けて
点火するので初心者は炎の勢いにびっくりすることでしょう。
5. ガスバーナーに熱をかけ過ぎない
解体作業時は切断対象物に夢中になってしまいます。
でもぶっ通しは良く有りません。
ガスバーナーは熱を帯びて逆火し易い状態になります。
適度に火を止めてガスバーナーに
熱を帯びさせないようにしましょう。
切断している鉄骨からの放射熱をよく考えましょう
人間も疲れてしまいます。
6. 火口に注意
ロングガスバーナーの鉄骨切断の時
スパッタが火口にとんできます。
このスパッタがくせ者で
高圧の中心の穴に飛び込むと
炎が急に止まり逆火します。
時々火口に付いたスパッタを取り除くことが必要になります。
7. 緊急時の対処法
解体作業中に異常や事故が発生した場合、
速やかに作業を中断し、
緊急対処法を知っておくことが重要です。
4. ビル解体の花形【壁倒し】
壁倒しは解体工の花形です。
重機のオペレーターと呼吸を合わせて
傾けた壁を支えている鉄骨を
ガスバーナーで切断します。
これが出来るようになったらあなたも一人前
高級取りの仲間入りです!
壁倒しでは通常の長さのガスバーナーでは使い物になりません。
通常の長さ500mmのガスバーナーでは鉄骨まで届きません。
また大変危険です。
そのために解体工さんたちは何本も
1000mm以上の長さのロングガスバーナーを
もっているのです。
ぼくは最長で3Mのロングガスバーナーを製作したこともあります。
三本のパイプのスキルカットの改造も数多く手がけています。
これを見て下さい!
👇いかに解体工の壁倒しが花形の仕事かが分ります👇
まとめ
ロングガスバーナーは、解体作業に欠かせない工具です。
その構造は、ガス切断器とほぼ同じですが、
まず、ガス切断器の構造を知らないと
つくることが出来ません。
ガス切断器は買ったら半永久的に使える道具ではなく
整備しながら使う物だという認識を持って下さい
ぼくにお任せ下さい!
あなたをお手伝いたします。