ガス切断器 ガスバーナー 修理 不良の症状 【針弁が傷つくわけ】/ガス切断器修理専門店 藤井商店
ガス切断器・調整器の修理は御任せ下さい
ガスバーナーの混合針弁がきずつく
そんなことを思ったことはありませんか?
ガスバーナー不良の症状です
混合針弁が傷ついただけでも、
酸素ガスが漏れだしますから
止めたつもりでもガスバーナーの中で
火がくすぶり続けるという事になります。
少しでも逆火の危険性を低めましょう。
先日ガスバーナーの混合針弁が折れたときの
修理方法をお伝え致しました。
混合針弁を強く締めるときの症状
言葉で伝えても伝えきれない場合があります。
今回は図解してお知らせ致します。
酸素が止まっている個所
通常は軽く締めるだけで
混合針弁はインジェクターに合わさり
ガスが止まります。
これが断面図です
酸素はインジェクターと針弁の
当たりで止まっています。
あたりで止まっている個所
ここの個所に傷があると酸素が漏れます
強く締めるとあたりの個所に傷が出来て
酸素が漏れます。
当たりに傷があると酸素が漏れます
漏れるからまた強く締める
傷が深くなりもっと漏れる
という悪循環に入ります。
バルブはねじです
混合針弁はこのような形をしております。
通常は下記のように取り付いています。
ガスを出すとき混合バルブを緩めます
左回りでガスがでます
時計回り
右回りに回すとガスが止まります
強く締めると針弁が曲がります
強く締める癖のある人は
このような段階を経て混合針弁が折れます。
かなり極端な図解ですが
強く締めると内部でこのような事になります。
強く締めるとインジェクターの先に当たり
真鍮製の針がしなります。
針弁は真鍮製なので柔らかいです。
インジェクターは銅の合金なので
真鍮よりも固いです。
締めすぎると針が曲がってしまいます
混合針はねじで制御しているので
回転しながら締まります。
回転しながら針は傷つきます
真鍮ですから一度傷がつくと元に戻りません
針弁は真鍮ですから一度傷つくと
元に戻りません。
回転してインジェクターとのあたりで
ガスが止まるので全周にわたって
きずが付きます。
一番最初に混合針弁の先端に傷が付きます
ガスが止まらないのでさらに締めこむ
傷がつくとガスが止まらないので
更に強く締めることになります。
混合針弁はどんどん
インジェクターの奥へ奥へと
あたりが進んでいくことになります。
段付きの針弁
ねじで締めていきます。
回りながら
混合針弁のあたりの傷が深くなり
奥へ奥へとあたりの
とまる位置が変わってきます。
その結果このような段付きの針が
出来上がります。
そのうちに真鍮が耐えられなくなって
混合針弁が折れてしまいます。
このような課程で混合針弁が折れます
まとめ
混合針弁はやさしく閉めましょう
普段から優しく締める癖をつけましょう。
一度漏れるようになった針弁は
絶えず酸素が出ているので
万が一の場合逆火の原因となります。
修理で漏れがある混合針弁を検査すると
針弁自体曲がっていることが多いです。
ガスが止まらないようでしたら
針弁を交換するか、
修理屋さんに相談してください。
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