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炊事の時間が増えた理由:一人暮らしを始めて変わったこと(1)

一人暮らしを始めて1ヶ月がたちました。

私、家事の中で料理が一番苦手なんですが、最近は、キッチンにいる時間が増えました。理由は3つあります。

1.好きなときにキッチンを使えるようになった
2.1日2食から3食に変えた
3.電子レンジを使うのをやめた

順番に説明します。一人暮らしを考えている人の参考になればうれしいのですが、たぶん参考になりません。

だって、今どき、みんな電子レンジを使いますよね?


1.いつでもキッチンを使えるようになった

これまで私は、夫(元夫ですが、この記事では夫と書きます)と台所をシェアしていました。

私の夫は、自分の食べたいものは自分で作りたい人です。

むこうはカナダ人だから、日本人の私と食べたいものが違うからかもしれません。

ここ3年、夫は失業していて、毎日暇をもてあましていました(私の目にはそう見えた)。

朝はヤードワーク(庭の芝刈りや雪かきなど)をやって、午後はやたらと長い散歩/サイクリングに行くのが彼の日課。

でも、それだけだと時間が余るらしく、一昨年あたりから料理にこりはじめました。

芝刈りなんて月に1回でいいし、雪も毎日降るわけじゃないから、ヤードワークと散歩だけじゃ1日が暮れないのでしょう。

夫は自分でも、「料理とかしてないと間が持たないから、ストレスが増える」と言っていました。

夫は調理家電を安く買って、台所のスペースを奪い、朝から、台所にこもり、パンやお菓子を焼いたり、得体のしれないものを作ったりすることが多く、私がキッチンに入れないときがよくあったんです。

これでも私は、毎日忙しいので、手のこんだ料理をしている時間はなく、オートミールとかサラダとかそういう時短料理で用意したものを食べていました。

でも、夫がずーっとキッチンにいるから、そういう料理(?)すらできないときがありました。

仕方ないから、ナッツやパンをかじったりすることがよくあったんです。まるでハム太郎です。

夫は「僕の作ったもの食べていいよ」と言いましたが、私は白い小麦粉で作ったパンやお菓子は家では食べないし、砂糖や添加物がたくさん入っている調味料で味付けされたものも食べたくないんです。

まあ、これは私の勝手な嗜好です。

今は、いつでもキッチンを使えるので、時間がかかるものでも、作ろうと思えば作ることができます。

しかも、今住んでいる家は狭いから、いつも仕事をしているエリアとキッチンが隣接しているため、思いついたときにすぐにキッチンに行けます。

前の家もそうでしたが、もともとドアがあったのを取り外してあったので、リビングとキッチンの間がつながっている感じはしませんでした。

こちらの記事に写真をのせましたが、

今の家では、私がいつも仕事をしている場所から、10歩歩けば、流しの前に到達します。仕事エリア⇒リビングエリア⇒キッチンは、ドアはなく遮るものがありません。

キッチンへのアクセスがよく、いつでも使える。そのせいで、最近は、新しいレシピを試してみる気になっています。

2.1日2食から3食にした

私は長らく朝食は食べずに、1日2食食べていました。

最近、思うことがあって、1日3食に変えました。主食は玄米です。

これまで、糖質制限をしていたわけではありませんが、そんなにたくさん食べてもいませんでした。

でも今は、毎食、糖質をしっかり食べて、PDFバランスに気をつけています。

PDFバランスは、「Protein(タンパク質)」「Dietary Fiber(食物繊維)」「Fat(脂質)」の略で、これら3つの栄養素をバランスよく摂取することです。

でも、毎食そういう食事をしようとするとけっこう大変なんですよね。定食屋に行って、安価で質のよい和定食を食べることができるなら、私はそちらの道を選択します。

しかし、カナダではそんなことは不可能です。

私は3食ご飯を食べても平気ですが、おかずを用意するのが大変なので、現在の糖質は、朝はさつまいも、昼は玄米か玄米以外のもの(ライ麦パン、そば、パスタ)、夜は玄米にしています。

3食食べると、作るのも大変ですが、食材の量が増えるので、食費もあがります。

今、ナッツを食べるのはやめているので(食べだすと止まらないため)、ナッツを買わない分、プラス・マイナスでブレークイーヴンになってほしいのですが、どうでしょうか?

3.電子レンジを使うのをやめた

調理に時間がかかっている一番の理由は、これかもしれません。電子レンジを使うのをやめました。

やめた理由は簡単で、この家には電子レンジがないからです。

電子レンジがないのは、べつにカヴィ(家主)がケチだから設置しないわけではなく、天井が低いため、設置できないからだと思います。

通常、電子レンジは、ストーブ(オーブンとコンロが一体になったもの)の上に設置されます。

これは、べつの家のベースメントに住む、娘のキッチンにある電子レンジの写真です。

娘の電子レンジ

この写真で見ると、電子レンジとコンロの間は、そんなにないように見えますが、実際は、小柄な私がこのレンジを使う時、背伸びをしないと、扉を開けることができません。

こちらは私のキッチンのコンロの写真です。

我が家のコンロ

「ライト」と書いてある先にある白いものは、オーブン用のライトです。私はこの白い物体に背伸びをしなくてもさわることができます。

そんなわけで、電子レンジを定位置に置けないため、設置していない。このキッチンに、電子レンジを置くなら、カウンターの上か、べつのどこか(そんなに背が高くない家具やワゴンの上となど)が候補になります。

私はカウンターの上にものをあまり起きたくないので、電子レンジを使わないことにしたんです。

電子レンジを使わずに暮らす話はべつの記事で詳しく書きますが、べつになくても、食事を用意することはできます。ただ、ひと手間かかります。

冷凍・冷蔵ご飯は食べる前に蒸し、お茶がさめたら小鍋で温めなおしています。

料理の時短をしたい時、電子レンジは強い味方になります。まとめて作って、冷凍して、必要なときに解凍する作業は多くの人がやっていることです。

これができないから時間がかかるんです。

ただ、時間はかかりますが、電子レンジを使わないほうが、全体的にヘルシーな食事になると思います。

新しい世界が広がった

一人暮らしを始めたら、炊事の時間が増えましたが、以前より健康への意識が高まったし、最近はYouTubeで料理の動画を見ることもあります。

繰り返しますが、私は料理にあまり興味がないので、この手の動画は前はまったく見ていませんでした。

ところが最近は、新しい食材や料理に挑戦する意欲も多少わいてきています。自分だけのキッチンで、自分の嗜好にあったものを作るのが楽しみです。少しだけ。

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