37歳でカナダに留学したけど、結果は専業主婦からブロガーに
今の仕事に満足できず、キャリアチェンジを考える人は多いでしょう。
私もその一人でした。37歳で、思い切ってカナダに留学し、新たなキャリアを切り開こうと決意しました。
しかし、留学後に私が選んだ道は、専業主婦、その後、毎日家でブログを書くというものでした。留学前に夢見ていたキャリアとは違いましたが、この選択に大きな満足を感じています。
今回は、そこに至ったプロセスと、理想と現実の間で見つけた新たな仕事への向き合い方についてお話ししたいと思います。
私の経歴
以下に、キャリアに関する私の経歴を簡単に書きます。
・20歳:短大を卒業して就職、職場は小さな商社。仕事は船積み書類を作る事務職
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・27歳:就職した会社をやめ派遣社員になる
昇給せず、上でリンクした記事に書いたように、尊敬できる上司もいなかったので、もっとお金を得られそうな派遣社員になりました。
・30代前半:福利厚生とボーナスのない派遣社員が嫌になり、会計事務所(2箇所)に勤務
・37歳になる直前:カナダに留学、ESL(英語が母国語でない人が英語を学ぶプログラム)で20週間、英語を勉強。その後、コミュニティカレッジで2年間ビジネスを勉強
・39歳:出産をきっかけに専業主婦業に14年間従事
・53歳:ブログで収益を得始める
・65歳(2024年の春):長くブログを書いていたら生活費を得られるようになったので、夫と別れて一人暮らしを開始し、今に至る
これを履歴書に書いても、羽振りのいい会社には採用されないでしょう。日本の場合、年齢制限がありそうなので、そもそも、履歴書を受け取ってもくれないかもしれません。
したがって、この記事には、いい会社に入るコツなどは出てきません。
この記事で、私が言いたいのは、以下の5点です。
1.)キャリアチェンジを目指しても、そのとおりにいかないことはある
2.)その時々で、自分の価値観に沿った選択を正直にしていたら、結果的に自分の好きなことで生活できるようになる
3.)人や世間の言うことを重要視すると、自分に正直な選択ができない
4)思ったとおりにいかなくても、変化を求めれば必ず新しいものが手に入る
5)キャリアにかかわらず、変化することに年齢は関係ない
結論:失敗を恐れず、積極的にキャリアチェンジしてほしい
では、ここから私のキャリアチェンジを試みた体験、特に留学した経緯と経験を紹介します。
カナダに留学した理由
カナダには英語と次の「仕事につながる何か」を勉強しに来ました。来る前はそれが何かはわかっていませんでした。
たまたま、英会話学校でお世話になっていた先生がカナダ出身だったから、留学先をカナダにしただけで、その先生が、オーストラリア出身だったら、オーストラリアに行ったかもしれません。英語圏なら場所はさして重要ではありませんでした。
海外にあこがれは何もありませんでした。
旅行も好きではないので、カナダに来るために飛行機に乗ったのが初めての搭乗です。
日本ではずっと事務員だったので、何か1つ特別なスキルを身につけて、外資系で働きたい、なんて思っていました。
事務の仕事は嫌いではなく、どちらというと好きですが、事務職は、できる人がたくさんいるから、給料は上がっていきません。
私がOLをやっていた1980年代は、有能であればあるほど、上司にどんどんこき使われ、そのわりには全く昇給しない現実がありました。現在は状況が変わっているかもしれません。
私の会社だけの話ではなく、派遣社員の友人も同じことを言っていたので、ある程度、多くの女子社員に言えることだと思います。
使われるだけ使われて、古雑巾のように捨てられるとイメージしてください。
それがすごく不満だったので、その不満を解消するため、私は、OL~派遣社員時代とも、買い物でストレスを解消し、くだらない物をいっぱい買ってしまいました。
30代なかばになって、「このままではまずい、何か手に職をつけたほうがいいかも」と思い、たまたま英語が好きだったので、留学することにしました。
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