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知らないうちにたまるもの、ズバリそれは袋、袋、袋。
最初に告知です。昨夜、エッセオンラインに新しい記事がアップされました。よかったら読んでください。
今回、多くの人が、知らないうちにためこんでしまうものを5つ紹介しましたが、私の場合、それは袋です。
引っ越しに際して、自分のものを全部出して、袋が多いことに気づきました。
袋をためる若き日の筆子
9年前に、日本人は、袋をたくさんもっている話をブログに書きました。
実はこれ、私のことです。
昭和天皇が崩御された日(January 7, 1989 Googleで日本語で検索しているのに、なぜか英語で表示される不思議)に、蒲郡の温泉で、ある自己啓発系の3泊4日ぐらいの合宿に参加していました。(この手のセミナーに参加したのは、これ1回切り。1回で凝りたのはその後の節約につながりました)。
そのとき、自分の荷物をブティックの袋に小分けしてボストンバックに入れて持参しました。
そうしたら、同じ部屋の人に、「ブティックの紙袋も得意だな」と言われたんです。
初対面なのに、なぜいきなりタメ口? なぜ、人のもののことをとやかく言う? というより、「紙袋も」の「も」って何? ほかにも何か言いたいことあるわけ?
と、ややむっとしたのですが、確かに、私のバッグには、ブティックの袋がいっぱい入っていました。正確に言うと、紙ではなく、ポリエチレンみたいな薄い袋です。
当時、よく服を買っており、そういう袋がたまっていました。デザイナーブランド(死語かな)の袋だったので、それなりに素敵な袋たちだと大きな錯覚をしていました。
そういう袋たち、普段は全然出番がなくて、廊下の薄暗い押入れの段ボール箱の中で、静かに眠っていました。
ところが、私にしては珍しく外泊を伴う旅行。
「せっかくだから、ためといた袋を使おう(ようやく出番が来た♪)」と思って、靴下、下着、Tシャツなどを小分けして袋に入れました。当時は人並みにたくさん衣料品を持っていました。
今思うと、かえって仕事が増えていた気もします。いえ、確実に増えていました。
そのときのその人のひどい言葉(と勝手に解釈)が今でも記憶にあり、合宿での不愉快なできごと(と勝手に解釈)も、思い出され、ブティックの袋は私にとって、見たくないものとなりました。
だから、何年かのちに、がーっと断捨離をしてからは、買った洋服が入っていた袋はいっさいためなくなりました。というより、洋服そのものを買わなくなりました。
だけど。
60歳過ぎてもまだ袋をためる筆子
こんなふうに私はまた袋をためこんでいました。
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左手前の3つは不織布でできた袋です。カナダでは、しばらく前に、スーパーをはじめ、店はプラスチックの袋(いわゆるレジ袋)を使ってはいけなくなりました。
だから、娘がUber Eatsなどで料理をデリバリーしてもらうと、こういう不織布の袋か、紙袋に入って届けられます。娘の家にいくと、こういう袋が、そのへんに放置されているので、私は拾って持ち帰ります。
デザインがレジ袋と同じだから、ゴミを捨てるのに便利ですよね? 正規のゴミ袋の節約にもなります。
トップの画像で見える袋は去年、里帰りしたとき、ホテルでもらったものです。不織布なので、「次に旅行するときとか、ゴミ袋とかに使えるかもな」と思って取ってあるんですが、こういう思考がガラクタを増やすんです。
引っ越したのでいつも使っているオーガニックフードのスーパーには徒歩で行けなくなってしまったので、エコバッグも、もう不用といえば不用。
ただ、しっかりしているので、娘の家にノートパソコンを持っていき、そこで仕事するときには使っています。トートバッグとして使えるんですね。
でも、3つはいらないよな~と思います。エコバッグは、娘に*寄付品を渡すときに袋ごと寄付することにします。
*娘はスリフトショップ(人が寄付したものを売り、売上をチャリティに使う店)の店長をしているので、たまに娘経由で不用品を寄付しています。
余談ですが、ブティックの袋について指摘されたのは、私が29歳のときです。考えてみると20代から30代なかばすぎまで(カナダに来るまで)は、いい思い出が1つもありません。
思い出は美化されるはずなのに、いやなことしか思い出されません。では、カナダに来て美しい思い出ができかというと、それもなくて、大変なことが次から次へと起こったので、のんびり思い出作りするような人生ではありませんでした。
やはり、ミニマリストになってからのほうがずっと精神状態はいいです。私が皆さんに不用品を捨てることをおすすめするのは、自分にとって、とてもいい結果を生んだからです。
今、幸せな人は無理にシンプルな暮らしをする必要はないですが、心にわだかまりがある日々が多いなら、シンプルライフ、もっと言ったらミニマルライフは本当におすすめです。
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