冬のごちそう:娘が作ってくれたターキーディナー
筆子の写真日記、今回は昨年のクリスマスに、娘が作ってくれたターキーディナーを紹介します。
娘は決して料理が好きではないと思いますが、クリスマスにターキーを焼くのはこれが2回目です。
イベント類に興味のない母親と違い、娘は、「クリスマスにはターキーを焼いて食べたい」という気持ちがあるようです。
とはいえ、クリスマスも娘はたいてい仕事をしているので、毎回、ものすごく大急ぎで作っており、手が込んだことはいっさいしていません。
この日も、夜の11時から夜勤に入ることになっていたので、娘は、焦って支度していました。
クリスマス前もずっと仕事だったので、準備(物理的な準備も心の準備も)できておらず、「ああ、頭の中がぐしゃぐしゃだ」と言いながら、作っておりました。
娘が、high functioning ADHD(高機能型ADHD)かもしれないという話は、以前、別の記事に書きましたが、
ADHDの人は、思考が非常に速く、多くのアイデアが同時に頭に浮かぶせいで、優先順位をつけにくい状態になるそうです。
娘は、12月は通常の日勤の仕事に加え、木曜と金曜の夜は毎週、夜勤(夜11時~朝7時)をしていたので、いろいろな準備がすべて後回しになっていました。
ディナーの全体像
ターキーは以前も、つぶやきにのせましたが、こんな感じです。
感謝祭やクリスマスの前になると、スーパーでターキー(冷凍)が販売されるので、適当に見繕って買っておきます。
焼く前に、包装から取り出し、広げて適当に調味料をふりかけて、ときにはすりこみオーブンで数時間焼きます。
途中で、適宜、オーブンから出して、汁をかけ、乾燥しすぎないようにする配慮もします。
こちらは、今回作った料理の全体像です。
ひとつずつ説明しますね。
グレービーソース
左上にあるのがグレービーソース。耐熱ガラスのメジャリングカップに入っています。
ソースは手作りしてもいいのですが、娘は、インスタントのソースの素を使います。
こんな感じのパッケージがスーパーに売っています。いろいろなフレイバーがあります。娘が、何フレイバーを使ったのかは、知りません(私は料理に興味がないため、そういうところに気が回らない)。
グレービーソースはターキー、マッシュポテト、ヨークシャープディングなどにかけていただきます。
クランベリーソース
グレービーソースの手前にあるのは、クランベリーソースです。その名のとおり、クランベリーから作る甘酸っぱいソースで、フルーツソースの一種です。
北米では、感謝祭やクリスマスなど、特別なイベントのときに、チキンやターキーの付け合せとして使われます。
カナダに来たばかりの頃、「塩味系のチキンやターキーに、甘いソースをかけて食べるなんて、気持ち悪すぎる……」と思って、私は長年、クランベリーソースは食べませんでした。
しかし、ある日、ふと七面鳥につけて食べてみたところ、肉の臭みが和らいで格段に食べやすいことに気づきました。
今はおいしくいただいています。
娘は缶詰を使用します。
こんな感じのものがスーパーに売っています。こちらも、安いのから高いもの、甘さ控えめ、オーガニックなどなどいろいろな種類があります。
缶詰の中身を耐熱容器にあけて、電子レンジで加熱すればできあがります。鍋で温めてもいいです。
私の元夫もクリスマスやサンクスギビングにターキーを焼いていましたが、彼はソース類は、たいてい手作りしていました。
夫は、クリスマスは(そうでない日も)時間があるし、手作りしたほうが安いと思っていたのでしょう。
確かにクランベリーソースは手作りのほうがおいしいと思いますが、グレービーソースは手作りすると失敗する可能性が高いです。
私は、夫の作ったターキーディナーよりも、娘のディナーのほうがずっとおいしいと思います。
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