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英語の本を楽しむコツ~私が実践したこと

今日は、私の英語の勉強法、特に英語の本を読むことや、読むコツをお話します。

私の英語歴や、英語に興味を持った背景はすでに記事に書いています。

カナダに留学した話はこちらに書きました。


短大で英語を専攻した

以前の記事では、高校時代まで書きましたが、そのあと、短大の英語科に進学しました。

短大では、自分の趣味で英文購読の授業をたくさん取ったので、この体験が英語の本を読むことにつながったかもしれません。

短大の英語の授業は高校の延長のような内容で、劇的に英語力が伸びたわけではありませんが、授業で読んだ本の内容には強く影響を受けました。

たとえば、私がブログで紹介しているデール・カーネギーの著書『人を動かす』(How to Win Friends and Influence People)も、英文購読の授業で出会った本のひとつです。

抄訳版でしたが、私にとって初めての自己啓発本でした。

この本は内容がおもしろいし、英文も平易なので、はじめて読む英語の本としておすすめです。

1936年に出版された古い本だから、1959年生まれの私でも、「ああ、昔はこうだったんだな」と思うエピソードもあります。

ですが、人間の心理や行動は今も変わっていないので、この本を読み、そのとおりに考え、行動できれば、人間関係の悩みはかなり減ります。

もちろん翻訳本も出ています。

前置きはここまでにして、英語の本を読む話に入ります。

私が英語力を身につけるうえで、いくつかやってよかったと思うことがありますが、英語の本をたくさん読むことも、そのひとつです。

ポイントは、「たくさん読む」、つまり量をこなすことにあります。

ティファニーで朝食を

短大の授業で英語の本を読んでいましたが、私には在籍当時も卒業してすぐも、ペーパーバックを1冊読み通す英語力はありませんでした。

私がはじめて読もうとした英語の本は、トルーマン・カポーティの『ティファニーで朝食を』(Breakfast at Tiffany's)
です。

アマゾンにあるキンドル版が1700円もしていて驚きましたが、私が買ったペーパーバックもそのぐらいしたと思います。

栄(名古屋の繁華街)の丸善で購入しました。名古屋で洋書を買えるところは、丸善しか知りませんでした。

インターネットがあれば調べられたでしょうが、残念ながら、当時はインターネットはありません。

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