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どうやって夫に別れを切り出したか?~引っ越し狂想曲:番外編

2024年5月1日に引っ越しをするにあたって、どんな手順で作業を進めたか、順番に記事を書き、以下のマガジンにまとめています。

引っ越しそのものはこんな感じで進めれば、完了すると思いますが、私には、夫に家を出ていくことを伝えるというタスクがありました。

夫とは、コモンローリレーションシップ(common-law relationship)で、結婚こそしていないものの、法的には、夫婦と同じ扱いの関係を1998年の秋から26年続けていました(娘が生まれたのをきっかけに同居を開始)。


コモンローリレーションシップ


コモンローリレーションシップを日本語に訳すと「事実婚」ですが、日本人が考える事実婚は、カナダのコモンローと少しニュアンスが違うと思います。

以下はコモンローリレーションシップについて、Geminiに聞いた回答です。

コモンローリレーションシップとは?

コモンローリレーションシップは、カナダにおいて、結婚の届出をせずに一定期間同棲している男女の法的関係を指します。結婚と同等の権利や義務が認められる場合が多く、財産分与や子供の親権など、法律上の保護を受けることができます。

日本における事実婚との比較

  • 法的保護:

    • カナダ: コモンローは、多くの州で法律で認められており、結婚と同等の法的保護を受けることができます。

    • 日本: 事実婚は法律で明確に定義されておらず、法的保護は限定的です。遺産相続や医療行為の同意など、個々のケースによって対応が異なります。

  • 社会的な認識:

    • カナダ: コモンローは社会的に広く認められており、結婚と同等のパートナーシップとして扱われることが多いです。

    • 日本: 事実婚に対する社会的な認識は、近年では変化してきていますが、結婚と比較してまだ低い傾向があります。

まとめ

カナダのコモンローリレーションシップは、日本における事実婚に最も近い概念ですが、法的保護の範囲や社会的な認識に違いがあります。

//// 引用ここまで ////

私は日本を離れて25年以上経つので、現在の日本の空気がわかりませんが、私の友人の反応を見る限り、事実婚は結婚とはかなり違うように受け取られています。

まあ、私の友人は、私(昭和34年生)と同世代なので今の若い人から見れば「昭和の古い価値観を持った人」です。

実際のところ、事実婚は結婚に比べて、格が下がるというか、正式ではないという雰囲気は今の日本にもないのかもしれません。

とにかく、私は夫とそんな関係だったので、引っ越しをして一人暮らしを始めるためには、まずは、コモンローリレーションシップという関係を解消する必要がありました。

コモンローは書類手続きは不用なので、両者が了解すれば、その解消はそこまで難しくありません。

逆に、両者の言い分や要求に食い違いがあると、時には、結婚よりややこしいことになります。州によって法的定義があいまいですし、関係を示す証拠書類を集めるのが大変だからです。

特に
・不動産など高額な財産がある場合
・子供がいる場合
・両者の意見が対立している場合

こんなときは状況が複雑化します。

私の場合は、財産はきれいさっぱりなく(私たちはずっと別財布)、子供もすでに成人していて、夫とは絶縁状態だったので、この2点は問題ではありませんでした。

問題は、夫が私の要求を飲まないときに発生しますが、この点についても思ったよりスムーズに運びました。

直接のきっかけは電話代

いつ夫に引っ越すことを言おうか、迷っていましたが、結局、4月6日に言いました。

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