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シンタさん徹底(?)考察(?)-2
サムネはがんばり山を登るシンタさん
………
これ考察じゃなくてただの妄想じゃん
徹底ってどこがだよ ガバガバやん
何やってんだ?昔の自分は
というわけで、本編完結を迎えた今
改めてシンタさんについて、考えていこうと思います
前回コミュニケーションスタイルについて考察するとか言ってやがりましたが、あれはまた今度。ね?
7話を踏まえて
成長を乗り越えたヒーロー
「オレたち、転んだって
自分の力で起き上がれるぜ!」
7話のシンタさんは、とにかく成長を見せてくれましたね。成長した点について、とくに気になったところを語っていきたいと思います。
責任
前半は彼の“責任感”の描写が強かったですね。
例えば、がんばり山でエースを名乗り出たときには
「オレにはえいゆうシアターAでの失敗もある」と言っており、その後怖気付いたときも「オレはレッド、ヒーローなんだ……!きっともうちょっとがんばれる……!今度こそ、ヒーローとしての成長をみんなに見せるんだ……!」と、発言していました。
この「ヒーローとしての成長をみんなに見せる」というのは、前述したえいゆうシアターAでの失敗の汚名返上はもちろんのこと、彼にとってのヒーロー像が少し変化したが故の発言なのでは?と思いました。かつて、彼にとってのヒーローは、かつて完全無欠の存在であった。それ故に仲間という殻で弱さを隠したり横暴に振る舞うことで強さを作り上げたのでしょう。しかし、6話を通じ、シンタは戦隊のみんながいかにしてヒーローらしくあったかを理解した。彼は、強さとしてのヒーローではなく、シンタらしい“導く”ヒーローを見せたかったのではないでしょうか。根拠が弱いため妄想の域ではありますが…
また、ブロックアンサーの悪夢において。漫画版でマモルとリンリンに対し、「あんな秘密守ることなかったんだ」と言っていたり、ゲーム中においてワタルが「ブロックアンサーはシンタにとっていちびんのトラウマ」と考えていたりと、やはりシンタさんのターニングポイントはブロックアンサーであったのでしょう。
「……やっぱり、『全員迷わず答えた』か……」
かつて、ヒーローにならなければならないという焦り故に前しか見えなくなり「わんふぉーふぁいぶ」を吐き出してしまったシンタさん。これに続く「おしゃべりなお前たちの中にマモルとリンリンはいない」の重みが、より強くなっています。
“わんふぉーふぁいぶ”
「1人は5人のために」だからな!
シンタさんが、仲間の存在を、殻としてではなく「高め合う、対等な、“わんふぉーふぁいぶ”」の仲だ、と。マモルとリンリンの目の前で笑顔で言えたことが、シンタさんの成長どころさんが最大限に発揮されている箇所だな、と。
あれだけ「手下」を強調していたシンタさんがはっきりと対等と口に出せたことが、やっぱりヒーローとして成長できていると実感させてくれます。
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マモルの強さも、リンリンの強さも、あったからこそ戦隊が成り立っていた証拠を彼が見せてくれています。ここすきここだいすきああ〜ここすき(考察放棄)
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また、自分の臆病さを必死に必死に隠してきたシンタさんの口から、
「それを言うならオレだって、
本当はずっと……臆病者だ……」
と言えたこと。
弱さを露わにできたことが、彼が仲間を対等に思っているからこそ、と思いました。
「だからこれからも、オレにお前たちの強さを分けてくれ!」
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シンタさんって
猪突猛進。
シンタさんの本質がたとえ臆病だとか小心者とかでも、それでも前に進める勇気がまた人に光を与えるところなんじゃないかなって思いました。
シンタさんは昔も今も「真っ先に」進むことのできる人物。だからこそ周りが見えなくなったこともあったけれど、それで救えたものもあった。長所と短所が表裏一体で(そもそもまいごえんの園児たちは強さも弱さも表裏一体であることが多いものの)、とにかく前へと進める彼だから、やっぱり「レッド」は彼にしか務まりません。
どれだけ不器用でも弱くても、彼には周りを照らす光も周囲を巻き込める風もある、その光が目を焦がすこともその風が仲間や自分を追い越してしまうこともあるけれど、だからこそそれが「シンタ」である、と漫画版・ゲーム版の完結を踏まえこの結論に至りました。
変わらない安心感
虚勢
シンタさんの強がりなところ、意外と残ってて安心しました。
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「うっ…
ま、まあ…オレはべつにヘーキだけどな!」
みたいな虚勢。
全然変わってないじゃん!…と見せかけて、前者は仲間への強がり、後者は自分に言い聞かせる形と解釈できますね。
エースとしても汚名返上としても真っ先に向かった彼が、自分に言い聞かせている姿。今までの虚勢と似ているようで似ていない、何気ないワンシーンとしてはかなりすごいところです。
まあ、今まで通りとも解釈もできますが。
関係性について
前回やるやるとか言ってたやつ、ちょっとやります
大嫌いなあいつとは
なんと、
なんと
「ハヤテ!サッカーしようぜ!」
なんと!?
あのシンタさん。
maimaiコラボでも勝負を仕掛けたりとやけにハヤテにはライバル視していたシンタさんが、勉強から逃げるためにハヤテさんを純粋に誘っている!?
ここからは漫画版を踏まえてちょっと考えてみます。多分、シンタさんとハヤテさん。きっと「友達」ではないです。なにせ、お互いいや~なやつなのに、自分が一番欲しいものを持っているから。
じゃあ前みたいに畏怖の目で見つめて、ちょっと怖いと考えていたハヤテとなぜあそこまで持っていけたのか。
ゆぅろぴあで互いにもらった勇気が彼らのお土産になったのでしょうか。お互い到底真似できないようなやつでも、それぞれの良さがあるって思えたことも、また持ち帰ってきたのでしょうね。
シンタさんの「素直」は、ちゃんとハヤテ相手にも適応されたんです。これって成長、ですね。
卒園式の日まで戦隊ごっことは…
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そう。
シンタもレッドをやめなかったし、戦隊は最後まで続いていました。
だけど、シンタは「ワタル」「マモル」「リンリン」「マドカ」と名前を呼んでいる。そこが大きな成長点。
そして。
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やっぱり、みんなから見てもオトナになったシンタさん。はっきり戦隊のみんなを「友だち」と言えている、対等に思えている。これも立派なお土産ですね。成長を見せてくれたシンタさんおよび園児たちに、ありったけの喝采を。
さいごに
考察ではなくほとんど感想になってしまいました。いずれは他のキャラについても書いてみたいですね。
また、完結までにシンタさんが辿ってきた道を振り返ると、彼は成長とともに、「解放」もされたのだと思えました。まいまいまいごえん、おもろごえん。大好きなコンテンツなのでこれからもずんずん歩んでいってほしいです。
皆様、ここまで御清覧いただき誠にありがとうございました。
相変わらず粗が目立つ見苦しい文章ではございましたが、楽しんでいただけたのでしたら幸いです。
それでは。
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