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今は過去で自分は他者で
大谷翔平は僕の背中を押すことは出来ても
僕は大谷翔平の背中を押すことは出来ない。
けれど、今、目の前の人の助けになれたり、背中を押せたりするかもしれない。
今って何よ
仏教の考え方や、映画、本を読んでいて感じていること。
今というのは過去の経験に基づいて作られているんだなってこと。
『あの経験があったから今がある』
『あのとき、あの人と出会っていなかったら、今の自分はない』
よく聞く言葉。
それってまさに、今というのは過去が作っているっていうこと。
それは良い意味でも、悪い意味でも。
自分って何よ
自分って
今があるのは自分の存在を証明してくれる他者があるから。
良いと感じていれば良いし、嫌だなと思うならそれを踏まえて、過去や他者への解釈や付き合い方を変えて半歩先の未来を明るいものに変えていけたら良いなって思う。
他者が居なければ自分は成り立たない。
家族、友達、同僚、先輩、後輩、赤の他人がいて自分がいる。
相互作用ってやつ。
人それぞれ、正解はない
多様性って言葉が世に出始めてから『人それぞれだよね』『正解はないよね』で話が終わってしまう状況に遭遇することが増えた気がしている。
人それぞれだから、私はあなたを認めないという拒絶だったり、正解はないから考えても無駄という諦めを感じてしまう。
これって寛容なようで不寛容だし、達観しているようで何も考えていないよなぁ。
人それぞれだから、自分に分からないことは他の人は分かっていたりヒントを持っているかもしれない。
正解はないけど、今こんな状況だからこういう行動をしていこう。
って考えたら少しは気が楽になるんじゃないかな。
自分の中に正解はないし、前例の中に正解もない。
それなのに自分だけの枠の中で答えを探したって見つからない。
だから、人それぞれの人たちに話を聞いてみてどんな世界で何を感じて生きているのか知ることが大切なんじゃないかな。
この本を読んでそんなようなことを思った。