デンキブラン・トニック
その当時、好きな人と付き合いたくて
告白を予定して、初めて東京に行った。
それが、唯一の東京に行った経験である。
晴れたら浅草、
雨なら池袋に行こうと下調べをしてた。
結果は雨混じりで、
浅草はやめた。
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つまり、未だに浅草には行けてません。
でも実は行きたいところがあったのです。
老舗「神谷バー」といいます。
「デンキブラン」という、
何種類ものお酒・薬草のブレンド酒
ずいぶん歴史のあるお酒です。
その発祥として有名である「神谷バー」
電撃のように強いお酒、とも言える。
45%はロックでも僕にはしんどい。
ただ、ブレンドが良いので、
何かでアップすると(割ると)他のお酒では感じられ無いほどたくさんの風味を発見できる。
というのも、知人のバーで
「デンキブラン・トニック」として出してもらった、あの時に大好きになった。
自分にとっても良い時期だった。
楽しい時間を過ごしていた、
そのシチュエーションも込みかも知れない。
ワンティースプーンのわずかなシロップを加えて出してもらったデンキブラン・トニックは、素晴らしい完成度のカクテルだった。
その時に聞いたのだ「福永くんも、神谷バーに一度行っておいで」って。
もちろん神谷バーには行きたかったが、
晴れていたらデンキブラン・トニックの味と共に
フラれていたのだろうと思うと
雨で良かったのだとも思う。
デンキブランは
お酒は東京の下町だが、
バンドなら大阪の一番上等な下町だ。
ブレンドが良いのはどちらも同じで
ただ、バンドは薄めずロックでもグッとイケてる。
落とし所がダジャレだし
今日もこんなの書くくらいには元気です。
読んでくださって、ありがとうございます。
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