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「ラーメン凪 大宮東口店」で美味しい豚骨ラーメンを食べました

 ある日曜日、大学時代の友人から「赤羽で飲みませんか?」というお誘いがあったので、昼から赤羽に行ってきました。先に現地に到着した友人が飲める場所を調査したところ、千円でべろべろになれるくらい安い居酒屋を発見したとのこと。我々は赤羽駅の北口改札前で待ち合わせし、さっそくその安い居酒屋へと向かいます。店の前に到着すると、その居酒屋は引くぐらい密でしたし、客はことごとくノーマスクでした。未だにノーワクチンである僕は怖かったし(1回目の予約はしてあります)、ワクワクチンチン状態である(ワクチンを2回打っている)友人もさすがにためらっていました。

 結局我々はコンビニで酒を買って路上飲みをしました。繁華街の道端に2人で立って発泡酒を飲んでいると、一人のおじさんがゆっくりと近づいてきて、目を見開き、我々の顔をまじまじと見ました。「このご時世に路上飲みするなんてとんでもない奴らだ」とでも言わんばかりの目つきです。しかしそのおじさんは5秒くらい立ち止まって我々をガン見しただけで、何も言わずに去っていきました。路上飲みや公園飲みは僕にとってのライフワークなので、コロナが流行ってから急に悪と見なされてつらいです。少人数で静かに飲んでいれば、路上・公園飲みはそんなに感染リスク高くないと思うんですが。

 路上で2缶くらい発泡酒を飲んだ我々は、酒の飲める店を探して赤羽駅前を歩き回りました。すると、やっていそうな立ち飲み屋を発見し、近づいてみると、入口のところに「27時までの時短営業をやっています」という貼り紙があり、「どこが時短営業やねん!」と突っ込まざるを得ませんでした。結局その店には満席で入れず、他の店を探しにいきました。

 「それにしても、赤羽はヤバい街だな。密でノーマスクの居酒屋があるわ、27時までの短時間営業をしてる立ち飲み屋があるわで、ヤバい街だな」と思いながら安い飲み屋を探すも、一向に見つかりません。我々もいい加減あきらめて、路上飲みだけで解散することになりました。友人は池袋に向かい、僕は大宮へと向かいました。電車に乗ったときの時刻は午後4時前でした。まだ昼ごはんを食べていなかった僕は、おなかがすいていたので、「そうだ、ラーメン凪に行こう!」と思いました。

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 大宮駅に着き、東口から出て3分くらい歩くと、大通りの左側に「ラーメン凪 大宮東口店」はあります。僕は迷うことなくそこに足を踏み入れ、券売機で「豚王」という豚骨ラーメンのボタンを押しました。それから券売機の近くにあるテーブル上のアルコール液で、手指を丁寧に消毒しました。そしておもむろに、空いているカウンター席に座ります。左側にあるタッチパネルの「常連様」ボタンを押し、カメラに向けて食券をかざします。

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 食券のQRコードが読み取られると、「ラーメン調理中!」という文字とともに、ラーメンの調理動画が流れます。僕はそれをしばらくぼんやり眺めました。それから、やおら右手の蛇口からコップにお水を注ぎ、ごくごく飲みました。この蛇口は全ての席に一つずつ設置されており、とても便利です。若干ぬるいものの、便利すぎるので気になりません。

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 注文してから3分くらい経つと、ラーメンが目の前のレーンを滑ってきます。この提供システムは非常に画期的だと思うけれど、「メンテナンスにかなりお金がかかるのではないか、故障しやすいのではないか」などと毎回余計な心配をしてしまいます。でもまだ一回も壊れているところを見たことがありません。意外と頑丈にできているのかもしれない。

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 僕は目の前のどんぶりと皿を、ひっくり返さないように慎重に手前に持ってきて、カウンターテーブルの上に置きます。そして「こないだラーメン凪の記事をnoteに投稿したばっかりだけど、またnoteに書こう」と思いながらスマホでラーメン「豚王」の写真を撮ります。シンプルな見た目だけれど、とても美味しそうです。というか、ちょう美味しいことは既に分かっています。何度も食べたことがあるし、この店の味が変わることはまずないから。

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 そしてさっそく麺を食べてみたところ、「ちょめめーい!」となりました。「ちょめめーい!」とは、ラーメンYouTuberのSUSURUさんの口癖で、「ちょう美味い」という意味です。最近SUSURUさんはご結婚されました。僕はSUSURUさんが好き過ぎて、男同士なのに大きなショッキングを受けました。あまりにも急な報告だったし、SUSURUさんには女の影がまったくなかったからです。僕はSUSURUさんの、童貞みたいな雰囲気が好きでした。女性とコラボすると、必ず童貞みたいに挙動不審になっていました。僕はそんなSUSURUさんのことが大好きでした。結婚後しばらくのあいだ僕はSUSURUロスみたいな感じになっていましたが、今では立ち直っています。SUSURUさんのことは今でも大好きで、毎日彼の動画を楽しく拝見しています。これからも頑張ってラーメンを啜っていってほしいです。

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 そして僕は百円玉を用意し、タッチパネルで替え玉を注文しました。替え玉も目の前のレーンを滑ってやってきます。代金は四角い箱のなかに入れます。僕はもう一度百円玉を確認し、丁寧に箱のなかに入れます。そしてやはり丁寧に、替え玉入りのお椀を両手で取り、テーブルの上に置きました。

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 いきなりスープに投入することはせず、左手にある卓上調味料(ブラックペッパーと煮干酢)を替え玉にふりかけます。そしてよく混ぜてすすります。「すっきり味でちょめめーい!」となりました。この技はSUSURUさんから学びました。こうするとラーメンのスープが減りにくいし、味の変化も楽しめるしで一石二鳥です。みなさんも替え玉をした際には是非やってみてください。

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 そんな感じで結局僕は欲望のおもむくまま啜りつづけ、替え玉を3杯も食べて、完飲までしてしまいました。「ごっそれい!」と心の中でつぶやいて、店を無言で後にしました。「ごっそれい」とは、これもまたSUSURUさんの口癖で、「ごちそうさまでした」の意味です。ちなみに替え玉は2回目以降は無料です。たぶん10回まで無料だと思います。でも違うかもしれない。詳しいことは店員さんにお尋ねください。

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 そして翌日体重計におそるおそる乗ったところ、案の定、しっかり太っていました。ウォーキングと節酒と食事制限、がんばりたいと思います。しばらくして体重が戻ったら、また「ラーメン凪 大宮東口店」で欲望のおもむくままラーメンやつけ麺を啜りまくりたいです。なぜならそれが僕の生きてる理由の一つだから。


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