「ラーメン凪 大宮東口店」で煮干しラーメンを食べました

　僕はラーメンYouTuberのSUSURUさんが大好きで、毎日SUSURUさんの動画を見ています。SUSURUさんほど美味しそうにラーメンを食べる人は他に見たことがないですね。麺のすすりっぷりが見ていてとても気持ちいいです。僕もラーメンが食べたくなります。

　というわけで、高血圧で薬を飲んでいるのに、ラーメンを食べに行ってしまいました。『ラーメン凪 大宮東口店』へ。この店は通常時は24時間営業だけど、今は緊急事態宣言中なので朝6時から夜20時までの営業となっております。大宮駅の東口（北）というややこしい出口から外に出ると、リスの石像があります。「こりすのトトちゃん」といいます。

　この石像、大宮の住民にとくに愛されてはいません。僕もそんなに愛してはいません。わりとどうでもいいです。そんな可哀想なトトちゃんを左に見ながら直進すると、とくに有名でもない「すずらん通り」があります。サッカー好きな人はよく知っているかもしれない。この道を通ってNACK5スタジアム（大宮アルディージャのホームスタジアム）に行くので。

　その「すずらん通り」には入らず右折し、大きな通りに差し掛かって左に曲がります。しばらく歩くと、ネットカフェのマンボーの下に「ラーメン凪 大宮東口店」があります。煮干しラーメンと豚骨ラーメンで有名なお店です。この写真だと、右下に「ラーメン凪」があります。

　むかしは注文制だったけど、いまはハイテク食券制です。僕は食券機にお金を入れて、煮干しラーメンの並盛り（850円）のボタンを押しました。後ろに人が並んでいたため、じっくり考える余裕がなかった。のちのち、「大盛りにすればよかったなあ」と思いました。というのは、「豚王」という豚骨ラーメンは替え玉ができるけれど（100円出せばたくさん替え玉できるので超お得）、煮干しラーメンのときは替え玉ボタンが見当たらなかったからです。たぶん替え玉ができるのは基本的に「豚王」だけなんだと思います。違ったらすみません。なので普通の煮干しラーメンをたらふく食べたい人は、最初に大盛りボタンを押すとよいと思います。

　並盛りボタンを押して食券とおつりを取り出した僕は、食券機のそばにあるテーブルで、手指のアルコール消毒を行いました。それからカウンター席に座ります。この店にはカウンター席しかありません。一人用の席の左右には、仕切りの板があり、感染対策はしっかりしています。席の左側にハイテクなタッチパネルがあり、そこのカメラに向けてチケットのコードをかざします。そしてお好みの味を設定して注文ボタンを押します。僕はめんどくさいので全部ふつうのまま注文しました。それから5分くらいして、煮干しラーメンの載ったトレイが目の前のレーンの上を滑って来ました。僕は手を伸ばしてどんぶりを受け取り、テーブルに置きました。

　ラーメン凪が改装されてこのシステムになったとき、「空飛ぶラーメン」みたいな感じで宣伝していたことをよく覚えています。僕は新装開店してすぐのアンケートで、「いや、空は飛んでないですよね。ふつうにレーンの上を滑ってますよね」と書いて提出しました。ネタにマジレスしてしまい、すみませんでした。カウンター席の一つ一つには水道がついており、それをひねるとお水が出てきます。ひじょうに画期的なシステムだと思うけど、あまり冷えてないのが残念なところです。

　まず煮干しラーメンのスープから飲んでみると、「ちょめめーい！」となりました。僕は「美味しい」のハードルが低いので、だいたいの食べ物は「ちょめめーい！」です。麺をすすってみると、やや太い麺でもっちりとしており、煮干しスープがよく絡んで「ちょめめーい！」となりました。ゲゲゲの鬼太郎に出てくる「いったんもめん」みたいな見た目の、麺的な何かも入っており、食感が優しく気持ちよく、これもまた美味しかったです。

　かつてはそういうことせずに漫然と食べていた僕だけど、SUSURUさんを見習って卓上調味料を使って味変をしてみます。煮干酢と黒胡椒を入れました。味に深みが出て美味しさがアップしました。僕のすすりのスピードもアップし、最後は必然の完飲です。高血圧なのに。ごちそうさまでした。

　こんどは豚骨ラーメンの「豚王」のレポートもしてみようと思います。僕は「ラーメン凪」が好きすぎるので、他のラーメン屋にはまず行きません。「ラーメン凪 大宮東口店」は、ほぼ完全なハイテク食券制で、誰とも話さなくていいから、僕みたいなコミュ障にはとても居心地がよいお店です。煮干し感が強いので味の好き嫌いは別れると思うけれども、僕にとっては非常に旨いラーメンを出しています。みなさんもぜひ一度行ってみてください。ラーメンが空を飛んでくるのを見るだけでも楽しいですよ。いや、飛びはしませんが。