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アイドールBRAVEの2ndワンマンライブに行ってきました
埼玉県さいたま市には「大宮アイドール」というご当地アイドルがいます。「アイドールBRAVE」はその妹分のアイドルグループです。こないだ、6月26日の日曜日に、2ndワンマンライブがさいたま新都心ヘブンズロックで催され、僕はそれに一番安いAチケットで参加しました。ライブのタイトルは「きらめけ尊き勇者たち! 新時代の幕開け」です。
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アイドールBRAVEは、姉貴分の大宮アイドールとはだいぶ毛色が異なります。大宮アイドールは情熱的なライブを標榜しているけど、アイドールBRAVEは「わちゃわちゃキラキラ」を志向しています。この姉妹グループの違いは、ライブを見れば一発で分かります。それぞれが最初から「情熱的」と「わちゃキラ」を目指していたわけじゃなくて、活動を続けているうちにその傾向が出てきたというのが興味深いです。
ライブ当日は、まだ6月なのに猛暑でした。大宮駅から京浜東北線に乗り、ひと駅となりのさいたま新都心駅で降りました。大宮から離れると過呼吸になってしまう体質の僕としては、さいたま新都心でやってくれて有難かったです。開演時間までにはまだ少し時間があったので、さいたまスーパーアリーナの近くの「けやきひろば」でゆっくりと汗を引かせながら、僕は思いました。「ここは外飲みにめちゃめちゃ適してる場所だなあ。コンビニあり、トイレあり、ゴミ箱あり、水飲み場あり、喫煙所まである。問題は、酔ったいきおいで行くべきコンカフェがないところくらいだ」と。僕が知らないだけで、もしかしたらコンカフェもあるのかもしれないけれど。もし知ってる人がいたら教えてください。
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開演時間の17時15分が近づいてきたので、僕はベンチから腰を上げ、ヘブンズロックへと歩き出しました。歩いて5分くらいで着きました。駅からすごく近いのです。僕がここに来たのは3回目くらいです。最初はサンボマスターとミドリの対バン、2回目は大宮アイドールの1stワンマンライブ、3回目がアイドールBRAVEの2ndワンマンライブ。これ以外でも訪れたことがあるような気がするけど、思い出せません。
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スマホで電子チケットを提示して中に入ると、とてもたくさん人がいました。人の多さに驚いていると、若い女性の声で「ふちりん!」と呼ばれました。僕はダラダラ流れてくる汗をハンドタオルで拭いながら、そちらに振り向きました。おしゃれな私服を着た、Lapisの永島美玲ちゃんと大原めいちゃんがいます。美玲ちゃんは僕にLapisワンマンのチラシを手渡しながら、「ふちりんもライブに来るんだねえ!」と目を丸くして驚いていました。
僕は大宮駅東口から徒歩7分の「アイドル育成型ライブカフェ アイドール」に通ってはいるものの、外部で行われるライブには滅多に行かないのです。でもさすがにワンマンライブには行きます。もちろんLapisの1stワンマンライブにも行きます。ちなみにLapisでの僕の推しメンは、イエロー担当の小川さくらちゃんです。下の画像だと右から2番目の子です。まだ21歳なのに人間としての完成度が高く、とても尊敬しています。
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冷えたジンジャエールをごくごく飲みながら、とめどなく噴き出してくる汗を拭っていると、Lapisの小川さくらちゃんがおもむろに近づいてきて僕に話しかけました。「ふちりん、Lapisのワンマン来る?」とのことです。僕は「行くよ!」と元気よく答えました。するとさくらちゃんはとても嬉しそうにしていたので良かったです。さくらちゃんがオタクたちに混じっておしゃれな私服姿で存在しているのを見つめていたら、「こんな可愛い子が僕と気さくに話をしてくれるのって、実は奇跡的な僥倖なのでは?」と思いました。マッチングアプリでは、大して可愛くない女性からもほとんど相手にされていません。
開演時間の17時15分を過ぎたころには、ヘブンズロックがほぼ満員になっており、「アイドールBRAVEすごいなあ!」と思いました。そしていよいよ照明が落とされ、前方のスクリーンにアイドールBRAVEの新しいアーティスト写真が映し出されました。
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衣装めっちゃかわいい!と思いました。それから「わちゃわちゃキラキラ」なライブが始まりました。とても楽しかったです。この日、アイドルとして初めて舞台に立つという新メンバーの松井もえかちゃんが、アイドルの才能ありすぎて驚きました。他の4人のメンバーは百戦錬磨のアイドルですから、新人は足を引っ張ってしまうんじゃないかと思っていたんですよね。でも松井もえかちゃんはぜんぜんそんなことなかった。足を引っ張るどころか、周りのメンバーを引っ張っていく勢いだったので、すこぶる頼もしかったです。
松井もえかちゃんは歌とダンスの完成度が高いだけでなく、歌詞に合わせて様々な表情まで作っていたので、「本当に19歳の新人? うそでしょ?」と心の中で連呼してしまいました。でもどうやら、元々アイドルをやっていたわけではなく、本当に新人らしいです。Lapisの小川さくらちゃんと同じく、彼女も人生2周目なのかもしれません。
人生の2周目をやるのって流行っているんでしょうか。強くてニューゲーム、うらやましいです。僕の場合、2周目をやったとしても、彼女たちみたいに上手く人生を生きることは出来なさそうだけれど。何の問題もないように見える松井もえかちゃんについても、心配なことが一つあります。アイドルの才能に恵まれ過ぎているために、禁断の「グループ内推し変」が多発しそうなことです。アイドルもオタクも、グループ内推し変に寛容であってほしいなと思います。
とは言え、僕は松井もえかちゃんだけを見ていたわけではありません。不可避的に、アイドールBRAVEのキャプテンの古川さやかちゃんに目が惹きつけられました。さやかちゃんは3か月後に卒業しちゃうんだけど、ライブ中めちゃくちゃ素敵な笑顔で歌っていたので、おじさんは泣きそうになってしまいました。ガチで泣いてしまいそうだったから、あえて彼女のキラキラした笑顔から目を逸らし、他のメンバーを見つめました。
新メンバーが入って先輩になった若月楓莉ちゃんは、新しい紫色の衣装をまとい、とても楽しそうに歌って踊っていました。まさに「わちゃキラ」の体現者でした。そこにはもはや、僕が「場末の疲弊したキャバ嬢」と呼んでいたころの彼女はいませんでした。この酷すぎるニックネーム、個人的には非常に気に入っているんだけど、そのうち死語になると思います。だって楓莉ちゃんがあまりにも「わちゃキラ」しているから。
アイドールBRAVEの押しも押されもせぬエース、赤色担当の花守つぐみちゃんは、相変わらず大人気でした。ヘブンズロックが赤色に染まりそうなくらい赤いペンライトが多かったですね。そして僕が驚いたのは、つぐちゃの歌がものすごく上手くなっていたことです。つぐちゃの歌声は非常に可愛らしいんだけど、たびたび音を外すことがあり、それが個人的には気になっていました。しかしながら2ndワンマンライブでは、音を外すことがほとんどなかったのです。たくさん歌の練習したんだろうなと思いました。もっとつぐちゃの歌声を聴いていたい!という気持ちになりました。
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アイドールBRAVEのムードメーカーである若菜さきちゃんは、圧力アイドルとして有名です。隙あらばオタクに“圧”をかけてきます。さきちゃんは繊細な心の持ち主だから、ライブ来てね等の“圧”をかけることには心苦しさもあるだろうと推測します。でもその心苦しさがあるからこそ、さきっちょの“圧”には愛おしさを感じます。何の後ろめたさも覚えずに“圧”をかけられたら、オタクはあまり良い気持ちがしないと思います。あと、話せば長くなるんだけど、さきっちょは「僕の嫁」という設定になっています。このまま行くといつか、「設定じゃなくて本当に私と結婚してほしい」という“圧”を受けるかもしれません。
ライブが無事に終わったあと、チェキ会がありました。僕の嫁であるという設定の若菜さきちゃんのチェキ券を購入し、さきっちょの列に並び、2ショットチェキを撮りました。そのチェキには「ヨメ。」という文字が書かれました。「Lapisの小川さくらちゃんばかりじゃなくて、私も見て!」という可愛らしい“圧”を感じました。僕はそれまでの人生において女性から嫉妬されることはほとんどなかったため、とても嬉しかったです。
チェキ撮影する際、スタッフの森さんが、YouTuberの僕に気をつかってお客さんたちに向かって「チャンネル登録お願いします!」と大声で言いかけたので、慌てて止めました。それは流石に恥ずかしいです。もっと有名だったら別にいいんですけど、僕のチャンネルはあまりにも零細すぎるから。というわけで、これを読んでいるあなた、チャンネル登録よろしくお願いします。
さきっちょとチェキを撮ったあと、僕はすぐにヘブンズロックを出て、さいたま新都心駅までテクテク歩いて電車に乗り、大宮駅に戻りました。そして東口の近くにある「立ち飲み日高」で酒を飲みました。「アイドールBRAVEは本当に素敵なアイドルになったなあ…」としみじみ思いながら。
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アイドールBRAVEの2ndワンマンライブは、1stに比べて格段に完成度が高かったし、運営さんもすごく手際が良くなっていました。みんな成長していてすごいなあと思います。成長していないのは僕だけです。
そんなわけで、アイドールBRAVEの2ndワンマンライブのレポートは以上となります。成長のない僕の拙い文章をここまで読んでくださって、どうもありがとうございました。もし気が向いたら、1stワンマンライブの記事もお読みください。スキも押してくださると、とても励みになります。
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