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Vol.6ドイツ代表のラガーマン

 今日の題名は、「ドイツ代表のラガーマン」です。なんの話か分からない人も多いと思いますが、僕のホストファーザーの話です。

 僕のホストファーザーはいたって普通の優しいお父さんでした。仕事は林業、大工そして週末にタクシーの運転手をしていました。林業は木材を売っていました。僕のいたハイデルベルクは古い街なので、家も古く、薪ストーブの家もたくさんあります。そういった人に向けて、薪を売っていました。また大工さんなので、基本的には何でも作れます。家のベットも自分で作っていましたし、家に置いてあった壊れた自転車を僕のために直してくれたりしました。そして週末にはタクシー運転手をして、帰ってきてからは、ビールが大好きなので、よく家の庭で一緒にビールを飲みました。

 しかし、びっくりしたことが起こりました。皆さんの記憶にも新しいと思いますが、昨年にラグビーワールドカップが行われました。そこまでドイツでは人気のスポーツではありませんが、ドイツでも放映されてました。家のテレビに映っていたので、僕は「今、日本でラグビーのワールドカップがやっているよ」と話しかけると、「もちろん知っている。昔にラグビーやっていたから」と返ってきました。すると、ホストマザーが「昔、ピーターはドイツ代表のラグビー選手だったのよ」と言ってきました。え、そんなことある?(笑)そう思いました。いや、確かにいいガタイしてるけど、まさか(笑)。アルバムを見せてもらいましたが、確かにそうでした(笑)。

 その後、日本代表の試合の日に一緒に観戦しました。僕はラグビーは全く詳しくないので、ピーターが解説してくれました。一応言っとくと、解説とは、わかりやすいように説明することですが、彼はわざとドイツ語で解説してきたので、僕にとってはさらに難解なものでした(笑)。今でも全くルールがわからないままです(笑)。

次回 Vol7.「最高のイースター」

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