自己紹介:初心者漫画家のちいさな気づき
はじめまして、淵と申します。
コロナ禍で在宅勤務が増え、暇だ…となったとき、ふと、小さい時に描いていた漫画をもう一度描いてみようと奮起してからはや4年ほど。
あれよあれよとBLや漫画の楽しさにのめりこみ、最近では商業連載に挑戦をしているアラサーです。
最初はとある大人気漫画の二次創作をしていたのですが、その推したちの魅力はもちろんのこと、男の子と男の子がかわいらしく、格好よく、切なく、色気に満ちて互いを救うような優しいBLが大好きすぎる!と気づき、オリジナルの作品を同人で3作ほど出していました。
同人をするうえで、もう少し多くの方に楽しんでもらえるようなBLを描いてみたい、もう少し誰かと一緒に漫画づくりをしっかりとしてみたい、と思うようになり、今年の2月ごろから持ち込み活動を行いました。絵がまだ未熟であること、BL市場では等身の高いキャラクターが受けると言われている中、私はどちらかというと中肉中背、肉感のかわいい男の子が好みということもあり、苦戦しましたが、運よく一社、ぜひ連載をと声をかけて頂き、現在は連載準備を行っています。その後も何社か、読み切り掲載をとお声がけ頂き、並行して準備をしている状況です。
今まで同人を描くときは、行き当たりばったりな作品作りをしておりました。キャラクターのうち受け攻めのふたりが決まったら、とりあえず描きながら何とか二人が恋愛するまでペンを進めよう、と毎日一ページずつ積み上げていくような作り方です。今日はちょっと二人の距離が縮まったぞ、次の展開全く見えないけど明日の自分に託す!といった感じで、まるで自分と自分で交換日記をしているようなワクワクがあり、それはそれでとても楽しく描いていました。
実際に、その方法で描いた漫画も、想定したよりも多くの人に読んでいただき、AmazonkindleのBLジャンルで最高6位まで行き、嬉しい感想も頂きました。私もこれらの作品が大好きで、今でも読むときゅっとするし、大好きだ…!と自画自賛してしまいます。
同人の作品群は、私の好みや、感情だけが純粋にあって、大好きな台詞・モノローグが制限なくふんだんに残っているようなものたちです。
けれどその一方で、商業漫画とは全然異なることも理解していて、どちらの方式でも描けるようになったら、楽しいだろうな、と思い続けていました。
今、実際に4社ほどの編集の方とやり取りする中で、作り方は一変しました。プロットやネームをしっかり作るようになったし、編集の方のFBを理解して、取り入れて、修正することも多々あります。
これがまた楽しくて、どこに癖の強い自分の萌えの塊を忍び込ませるかをたくらんだり、編集の方のアドバイス通りに修正した時に「これっ商業漫画みたい!」と感動したり、学びながら描いています。
商業だと、担当編集の方と二人で作り上げる要素が強く、当初想定していたものとは違う作品になっていくのが楽しく、ネタ切れにならないワクワク感がありますし、一方でときどき、また自分の気持ちだけで不安定な進行でBLを描きたい、とも思ったりします。
半分仕事、半分趣味のような、私にとって大事な漫画制作を通して、日々思ったこと・気づいたことをつらつらと書く場が欲しくて、noteをはじめてみました。週末週一回更新くらいできたらいいな。
もしよかったら、見守って下さるとうれしいです。
来週の作業目標
A社連載作品のネーム修正、下書き
A社連載作品の次次話プロット
B社読み切り作品のプロット修正
C社読み切り作品のネームの方向性を定める
淵