あちこちオードリーを見て共感する人間臭さ
先日、TV番組のあちこちオードリーを見ていた時に感じたお話。
ゲストは森三中の黒沢さん、笑い飯の西田さん、ドランクドラゴンの塚地さんの三人。
テーマは『あきらめたこと』だったかな?
その時に塚地さんは『お笑い一本でいくことをあきらめた』といい
西田さんは『できないことをあきらめた』と言っていた。
記憶の中の内容なので、少しずれていたらごめんなさい。
このお二人って本当に真逆の芸人さんだなって思いなが見ていたんです。
塚地さんは俳優としてももう確立されていて『芸人がドラマに入っている』っていう感覚も薄れてきているくらいの演技ですし、ドランクドラゴンとしてのコントネタも最高に面白いのは世代なのでめちゃくちゃ知っている。
一方西田さんは、バラエティに出るものネタ番組とかネタに関するものが多くて、しゃべりをベースにするバラエティ番組やコントやロケなどにはあまり出演されていない印象。
漫才芸人と言えばって言うくらい舞台の似合う人だと思う。
塚地さんはお笑い一本では生けていけないとなり、西田さんはお笑い以外は何もできないとなった真逆の人生を歩んできた感じ。
個人的にどちらも大好きな芸能人さん。
不器用なところも、根暗なところも、根明な人に勝てるのが芸能界と思ったけど、結局勝てないと知ったところもすべて共感できる。
オードリーの若林さんもそうだけど、そんな人間臭い人が好きだ。
きっと自分も思い当たる節があってそんな人間臭い人が好きなんだと思う。
なんぼ齢を重ねてもできないことはできないし、
なんぼ心理学を学んでも人との関わりが不器用なままだし、
興味のあること以外は全然身に入らない
『同業の後輩に憧れられたいけどそれもあきらめた』とも言っていたな。
そうそう。
私もそれ。
長い事同じ仕事(フローリスト)をしていて、やっぱりカリスマ的な人は自分より歴が短くてもパァンと跳ねあがる。
そんな人のアレンジをしっかり見た時、ぜんぜん基礎がなっていなかったり、下準備が雑だったりする。
それを見て『なんで?』って思ってやきもきしていた時もあったけれど。
お客様が『おしゃれ』『買いたい』と思うのはそんなところじゃないよね。
私も若いころは『お花のカリスマになる!』とかいう野望を持っていたっけ・・・(遠目)
いろんなことをあきらめて今43歳。
おそらく西田さん、塚地さん、若林さんの気持ちがよーくわかる数年後輩だ。
コンサル系とか、自己啓発系とかの発信者で『自分だけの胸を張っていえるとは?』とか『自分だけのウリは?』とか『ペルソナは?』とかよく聞かれる。
これって結局当たった人の後付けなんじゃない?って思うことがある。
今与えられている目の前の仕事を一生懸命こなしているだけの人も結構いると思うんだけど。
正直売れれば何でもいい。
どんな方法であっても。
どんなペルソナであっても。
まぁこんなこと言っているから根暗なあきらめる人生なんだろうなとは思う。
ただ一つ言えることは、西田さんの生き方もカッコいいし、塚地さんの生き方もカッコいい。
そして、私のように思っている人は世の中には数えきれないくらいたくさんいる。
つまりは私のこんな人間臭い生き方もカッコいいと言ってくれる人はきっと世の中に一人くらいはいるんじゃないかって思うのだ。
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