平砂学生宿舎を紹介する話

はじめに

 はじめまして。F^−と書いて「ふっか」と申します。普段はしがない文系大学生をさせてもらっています。

 今回は筆者が通う大学の学生宿舎(「寮」に相当するが厳密には異なる)について紹介する記事でも書こうかなと思います。きっかけは同期のnoteに触発されたからという至って単純なものです。

 本題に入る前に、おことわり。本記事は表題の通り主に平砂学生宿舎について紹介する記事です。弊学の他の学生宿舎(一ノ矢、追越、春日)に関しては他の情報に当たってください。また、弊学の学生宿舎に関しては長短様々あるので「紹介」という形に留めます。最後に、筆者の主観や伝聞なども含まれるということをご承知おきください。

 前置きが長くなりましたが、本記事がこれから平砂学生宿舎に入居する皆様や入居するかもしれない皆様にとって少しでも役立てば幸いです。

どこにあるのか

 平砂学生宿舎(以下、平砂宿舎)は筑波大学の筑波キャンパス内にあります。南北に長いキャンパスにおいて、平砂宿舎があるエリアはおおよそ中間地点にあると言えるのではないでしょうか。立地の次に気になるのは通学時間。平砂宿舎から学群生が受ける授業が行われる校舎まで、近いところで自転車で2〜3分、遠いところでは自転車で15分ほどかかります。(これらの数値は全て筆者の体感に基づくものとなります。筆者はあまり運動をしないインドア派でママチャリユーザーとします。当然ですが、通学時間は道の混み具合や経路、時間帯によります。)

平砂宿舎には何があるのか

平砂宿舎には「平砂共用棟」と学生宿舎があります。

①「平砂共用棟」
 ここには入居・退去等の諸手続きを行う「管理事務室」や食堂、電器店、理髪店、銭湯が入っています。各施設・店舗ごとに営業時間が違うことに注意。食堂は基本的に平日昼のみの営業です。電器店では家電の購入の他にエアコンのリースレンタルの受付なども行っているようです。なお筆者は共用棟に入っている理髪店、銭湯を利用したことがないのでこれらの詳細は知りません。

②学生宿舎
 弊学の学生宿舎にはいくつか種類があるのですが、平砂宿舎には「単身用未改修棟」と「単身用改修棟」の2種類が存在します。前者はその名の通りです。外見がザ・昭和の団地。未改修棟の横を通りすがるとそこだけ時代に取り残されてしまったかのような雰囲気を味わえるので個人的には好きですが、住む気にはなれません()。学群新入生で宿舎入居希望者は優先で改修棟に入居できるので安心してください。
 各改修棟は「共用部」と「居室」で構成されています。

A「共用部」
 入居者なら誰でも使える設備です。平砂宿舎では「ガスコンロ(2口)・シンク(ガス湯沸かし器1台あり)・トイレ・洗濯機・衣類乾燥機・シャワー」が共用になっています。洗濯機・衣類乾燥機・シャワーは一回の使用につき100円硬貨1枚が必要になります。また、洗濯機は洗濯機能のみで洗い方も一種類しかありません。シャワーはいわゆる「コインシャワー」で、一回で使えるシャワーの時間は9分間です(シャワーのお湯はボタンで止めることができ、止めている時間は9分にはカウントされません)。平砂宿舎では、これらの設備は各階に備えられています。
 また、共用部の掃除は清掃の人が定期的にやってくれるので、入居者自身が掃除をする必要はありません(もちろん清潔に使う必要はありますが)。

B「居室」
 入居者一人ひとりに割り当てられる部屋です。弊学公式の資料を見てみると一室の広さは約10平方メートルとなっています。と言っても棟によって部屋の形が違うため、広さの感じ方に若干の差はありますが…。
 居室内には「パネルヒーター・ベッド(マットレス含む)・勉強机と椅子・洗面台・コンセント4口・TV端・エアコン用ホース穴・有線LANポート・無線LAN」があります。
 パネルヒーターは期間限定の運用となっており、入居者が自由に操作することはできません。エアコンは備え付けではありませんが、ホース穴はあるので入居者の任意でエアコンを取り付けることができます。筆者は面倒がってエアコンをつけていませんが、エアコンは設置しておいた方が良いでしょう。
 ベッドはマットレスのみしか無いのかと思われるかもしれませんが、入居手続き時に寝具(枕と枕カバー・ベッドパッド・シーツ・掛け布団と布団カバー)のリースを申し込むことができるのでそれらを使用する形になります。もちろん個人の寝具を持ち込んで使用することもできると思いますが、リース品は十日に一回程度のペースで交換できて自分で洗う手間も無いため、筆者はリース品を使っています。
 インターネットは入居者個人の契約等は不要で、部屋に備え付けの資料に載っているコードとパスワードを端末に入力するだけでWi-Fiに接続することができます。
 また、コンセントがあるので各自で家電を持ち込むこともできます。ワット数の都合で制限はありますが、電子レンジ・冷蔵庫・電気ポット・炊飯器などがよく持ち込まれるもののようです。人によってはテレビを買って置いている人もいます。筆者は「電子レンジ・冷蔵庫(ハイアールの130ℓ)・電気ポット」を新たに購入して持ち込みました。

 さて、ここまで書いて或ることに気がついた人がいるかもしれません。或ることとは、「居室内に収納スペースがほぼ無い」。唯一あるとしたら洗面台下のスペースと勉強机の引き出し2つが挙げられますが、たかが知れています。そこで、筆者をはじめ宿舎入居者の多くはベッドを底上げしてできたスペースなどを収納に充てています。また部屋には若干余裕があるので空いたスペースにハンガーラックやカラーボックスを置いて収納スペースを確保しています。

実際に住んでの感想

 さて、ここまで平砂宿舎についてざっくりと紹介してきました。ここからは実際に1年間住んだ筆者の感想を書きたいと思います。
 結論から言うと「普通に住める(なお住み良いとは言っていない)」。長所と短所が相殺した結果このような評価になりました。※意見には個人差があります
以下、筆者から見た平砂宿舎の長所と短所を紹介しましょう。

長所
・圧倒的安さ
 平砂宿舎の単身改修棟の場合、月当たりの家賃が19,000円台。宿舎入居には家賃の他に保証金30,000円が必要になりますが、それを考慮しても破格の安さです。また単身改修棟の場合、光熱水費も居室で使用した電気代のみしか入居者負担分が発生しない(基本料金は大学負担、ガス・水道料金の支払いも入居者には請求されない)ため、アパートを借りる場合よりもだいぶ安く一人暮らしをすることができます。詳細は入居手続きの書類や、大学HPを確認してください。


短所
・部屋が狭い(収納スペースが少ない)
 誇張なしに狭いです。家具を置かれていない居室を見るとそこまでではないのですが……家具やら家電やらを置くとすぐに狭さを実感できるかと。また先述の通り収納スペースが少ないこともネックの一つです。服が多い人や物を良く買う人は苦労すると思います。

・キッチンや洗濯機・シャワーが共用
 共用設備を使おうと思ったら先客がいた……ということが起こりがちです。自分のペースだけで暮らせないのが宿舎、といえばいいでしょうか。トイレやシャワーが共用という部分に抵抗感を感じる人もいるかもしれませんね。個人的にはキッチンやシャワー、トイレを使う際に部屋の外に出なければならない点が若干不便に感じます。

おわりに

 触発されて「いっちょ書いてみるか」と思い立ったはいいですが、いざ書いてみると存外に骨が折れるものですね。できる限り居住者目線の情報を入れようと思ったのですが、あまり入れられませんでした。また、冗長になることを防ぐために、平砂宿舎の周辺情報等は省きました。暮らす上で周辺情報は欠かせないと思ったのですが……。時間と気力があれば書いていければと思います。記事を見直すとこの記事を書いた意味は果たしてあるのか、という自問自答をしてしまいそうになりますが、その辺りは読者の方に委ねましょう。
 拙い記事ですが、少しでも役に立てれば幸いです。

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