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[速報]自動車関税の影響 天然ガス、医薬品への関税を検討!市場は混乱へ

この記事を読むメリット
• トランプ政権の関税政策が市場に与える影響 を知る事が出来る
• 日本企業、とくに自動車・商社・エネルギー業界への影響 を知る事が出来る
• これからの投資判断(日本株の売却理由) を知ることができる

1. トランプ大統領の関税政策とは?


トランプ大統領は、2025年4月2日から輸入自動車に対して関税を課す方針を表明 しました。さらに、天然ガスや医薬品など他の輸入品にも関税を課す可能性 を示唆しています。

この政策は、世界経済、特に日本や欧州の輸出企業に大きな影響を与える可能性があります。

2. 自動車関税の影響|日本・欧州企業へのダメージ


アメリカは世界最大級の自動車市場であり、日本や欧州の自動車メーカーにとって重要な輸出先です。 したがって、輸入自動車に関税が課されると、日本や欧州の企業に以下のような影響が出る可能性があります。

欧州企業への影響
ドイツのフォルクスワーゲン(VW)、BMW、メルセデス・ベンツ などは、アメリカ市場への輸出割合が高いため、大きなダメージを受ける可能性がある。
関税による価格上昇が消費者の購買意欲を下げ、売上の減少につながる。

日本企業への影響
トヨタ(TOYOTA)、ホンダ(HONDA)、日産(NISSAN) など、日本の自動車メーカーも打撃を受ける。
日本の自動車産業は輸出依存度が高く、米国向けの販売が落ち込めば、日本経済全体にも影響が出る。
三菱自動車を含む、日本のメーカーは価格競争力が低下し、シェアを奪われるリスクがある。

このように、自動車関税の影響は非常に大きく、日本企業や欧州企業にとってマイナス要因となる のは確実です。

3. なぜ関税を課すのか?トランプ政権の狙い


トランプ政権が関税を課す目的は、以下の2点に集約されます。

① アメリカの製造業復活
関税を課すことで輸入品の価格を上昇させ、国内製造業の競争力を高める。
• 例えば、自動車の関税が上がれば、アメリカ国内で生産されたフォードやGMの車が相対的に安くなり、販売が増える可能性がある。

② アメリカ国内の雇用促進
国内生産を促進することで、アメリカの雇用を増やす狙いがあると思います。

しかし、関税の影響で価格が上昇すると、消費者の購買意欲が落ち、結果的に売上減少や経済停滞を引き起こす可能性もある。これは、日本や欧州だけでなく、アメリカ企業にもマイナスの影響を与えるかもしれません。

4. 投資判断|三菱商事を売却した理由


今回の関税政策を受けて、僕は長期保有を予定していた三菱商事(8058)を売却する決断をしました。その理由は以下の通りです。

① 三菱商事はエネルギー事業の比率が高い
三菱商事は、エネルギー事業の収益が大きく、特にLNG(液化天然ガス)ビジネスに強み を持っています。
• しかし、トランプ政権が天然ガスにも関税を課す可能性があるため、三菱商事の業績に悪影響が出ると判断。

② 三菱自動車との関係が深い
• 三菱商事は三菱自動車(7211)の筆頭株主 であり、経営面でも深く関わっています。
• もし自動車関税が発動すれば、三菱自動車の業績が悪化し、間接的に三菱商事の収益にも影響が及ぶ可能性が高い。

③ 総合商社は幅広いビジネスを展開しているため影響が大きい
• 三菱商事は、エネルギー、製造、金融など様々な事業を展開しているが、アメリカの関税政策による悪影響を受ける事業が多い。
• そのため、リスクを考慮し、今回の売却を決断。

5. まとめ|今後の市場と投資戦略


今回の関税政策は、特に自動車業界・エネルギー業界に大きな影響を与える可能性が高い です。

今後の投資戦略として重要なポイントは以下の3つです。
1. 自動車・エネルギー関連株のリスク管理
→ 日本や欧州の輸出企業は関税の影響を受ける可能性が高いため、慎重な投資判断が必要。
2. アメリカ国内企業への注目
→ もし関税政策がアメリカ企業の競争力を高めるなら、フォード(F)やゼネラルモーターズ(GM)などの米国製造業銘柄に注目するのも一つの選択肢。
3. 市場の反応を冷静に分析する
→ 市場の動きを確認しながら慎重に投資判断を行うことが重要。

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