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新成人のお祝いに冬咲きアイスチューリップはいかが?

ライターマガジン「日刊かきあつめ」の今回の執筆テーマは#成人式。

成人を迎えた家族や友人への花ギフトには、普通のチューリップより一足先に咲く「アイスチューリップ」がおすすめです。

冬咲きのアイスチューリップとは?

一般的なチューリップは、秋に球根を植え付けると3月~5月に花を咲かせます。春花壇の主役となる存在で、日本人にとって馴染み深い春の花です。

普通に育てれば春に咲くチューリップですが、球根を冷凍処理したアイスチューリップは、一足早い12 月末~1月に開花します。

チューリップの球根は、冬の寒さに十分にあたることで春に花を咲かせることができます。アイスチューリップは、この性質を利用して、球根を冷凍することで人工的に開花期を早めているのです。

クリスマスやお正月の時期に花を楽しめることから、近年じわじわと人気が高まっています。

成人の日である1月11日前後にちょうど開花するよう処理されているアイスチューリップは、新成人のギフトにもぴったりなのです。

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千葉県で育てた冬咲きチューリップの1月9日の様子です。あと数日で訪れる成人の日を待ち構えているかのような8分咲きの状態。「ピンクツイスト」というトライアンフ系のシンプルな花姿の品種ですが、鮮やかな濃ピンクが色の少ない冬の庭に映えます。

アイスチューリップは、鉢植えのまま贈るのも良し、切り花にして花束をプレゼントしても良いでしょう。

アイスチューリップの入手方法・育て方

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アイスチューリップの球根は、ネット通販やホームセンターで購入できます。出回り時期は10月~11月です。ネットでは予約販売をしているところが多いようなので、狙った品種が確実に欲しい方は予約がおすすめです。

私は、5月ごろ種苗メーカーに直接注文しました。11月下旬に、すでに芽が出た状態の「芽出し球根」のポットが家に届き、そのまま鉢に植え付けたところ約1ヵ月で花が咲きました。

アイスチューリップは、とても簡単に育てられます。購入したポット苗を一回り大きな鉢に植え替え、開花を待つだけ。地域によっては雪が降る時期なので、花壇植えよりも霜や雪を避けられる場所に移動できる鉢植えが管理しやすくておすすめです。

チューリップは、水をやりすぎると球根が腐るので、水やりは控えめに。土の表面が乾いたら水をやる程度(1週間に1回ほど)で大丈夫です。ただし、アイスチューリップは生育が早いため、秋植え春咲きの普通のチューリップよりは多めに水をやったほうが良いようです。

すでに芽が出た状態から育てるアイスチューリップは、よほどのことがない限りは失敗することもないと思います。一般的な秋植え・春咲きのチューリップより育てるのが簡単かもしれません。

ただし、特殊な処理を施してあるアイスチューリップは、普通のチューリップ球根より価格がやや高め。普通のチューリップ球根は安いものだと1球40~50円で購入できますが、アイスチューリップ1球あたりの値段は約200円~と5倍くらいはします。

チューリップの花言葉

チューリップの花言葉は「思いやり」。新成人として社会に出ていく親戚や家族への「思いやり」を込めて贈ってみてはいかがでしょうか。

花色別の花言葉は次の通りです。
赤いチューリップ:「愛の告白」
白いチューリップ:「失われた愛」
ピンクのチューリップ:「愛の芽生え」「誠実な愛」
黄色いチューリップ:「望みのない恋」「名声」
紫のチューリップ:「不滅の愛」

成人式にはアイスチューリップで一足早い春を贈ろう!

チューリップは、春の訪れを告げるイメージのある花です。人生の門出ともいえる成人式の贈物に最適ではないでしょうか。

アイスチューリップの品種は年々増えているので、新成人の方のイメージにぴったりのチューリップを見つけてみてくださいね!

私がアイスチューリップを購入したタキイ種苗のHPでもアイスチューリップの品種や育て方が紹介されているので、ご参考にどうぞ。

執筆:らいむ
編集:アカ ヨシロウ

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