ネコと私の小冒険(7)
「もしもし、オレだ。マルオだ。ちびまる子ちゃんに出てくるマルオくんじゃないぞ。大召喚士マルオ・ザ・ルイスだ!」
やめてくれ、恥ずかしくなってくる。ルイスって、なんだ、、、我が家は先祖は日本の人だろうに。。ルイス・フロイスみたいに言って。
ねこ先輩がかすかな声でなにか言っている。「マルオを召喚するんだ。彼は頼りになる」
「ひねりあげられた 穏やかな 青空のごとき マルオ いざ!ここに!!あらわれよ」
私は!!、、、そうだ。私は少年ではない。この多次元世界の旅人。スミオ・ザ・ルイスだった。記憶を取り戻した私。ふぅー。呼吸のリズムを整える。 すでに私が指名した そのもの が圧倒的な存在感をもって、回転する笑気とともに 姿を、、、、 待て、、、服をきていないのか??
召喚ストップぅぅぅぅ。
そこへ飛び出したライオンさん。「追ってきたよ。追いかけてきたよ。どう?調子?元気?」
立ち直ったのか!!ライオンさん。
「海パンはだてではない。もう、海パンのみで、、」
召喚ストップによって似て非なるものが召喚されたようだ。
ライオンさんだったとは、、、
「なぜ、私をよんだいだい?ボーイ?」
「間違えて、、、」
ライオンさんは口をあんぐりあけて、凍りついて動かなくなった。
ねこ先輩は「プライドを傷つけたら、そうなる」と苦しそうな息で、、、
その時、空には月が。、、、「うおおおお」ねこ先輩がうなりごえをあげる。
巨大化したネコ先輩がそこにいた。スーパーネコ出現。 空にはいつの間にか、このニュースを聞きつけたマスコミのトンボさんがハンググライダーに乗ってやってきていた。
どうなるんだ。ピンチなのか?
「まだ、そのときではなーい」
振り向くと、マルオ・ザ・ルイスが立っていた。