ここにあるという愛
古い友よ。どこへ行ってしまったのだ?私は君を探して、今日も枕を濡らす。新しい友よ。どこへ行ってしまったのだ?私は君を探して、昨日枕を濡らした。洗濯物が増えていく。無限級数的に数も量も、質も増えていく。強大な洗剤、魔法の洗剤アルルカンによって、赤い衣服は白く、黒い衣服も白く、透明なレースのように透き通るガラスのような、それでいて、しなやかな肌触りを保った美しさをまとった服なのだ。ここにこそ、あるという新しい太陽に、何を君への雲海として、捧げるべきだろうか?動悸は常にはやくつよく、愛されうる。好かれうるのは、身の色でさえ、体の動きでさえ、愛の対象となった。私は私である。鼻を触る。(苦いものを食べた時に、無意識のうちに鼻を人差し指で触れるか、触れないかの程度)そして、愛の舞踏が始まる。喜びは常に、あなたとともにある。何も世界がナニカから、ココニアルものへと、進化していくのだ。腕の筋肉が愛ゆえにキリキリと痛む。これが、むっふーんな愛なのだ。鼻息の荒い愛なのだ。そして、これは歪みに歪み重ねている。そして、また何でもないそれは、アイなのだ。愛からの藍色のザナルカンド。ぴろりらりらりん♪ぴろりらりらりん♪るーるーるーるーーるーーるるー。死闘の中にある喜び。感情的な哀切。何も失っていない。手に入れたはずだと錯覚していた夢見ていたものが、やはり自分のものではなかっただけだ。そう。双子の星座を見よ!そこにあるのは、実際の慈しみだった。そう。この世にある、ありとあらゆる物語。鼻の短い男の子の話。七色の花びらを持つ花を私への贈り物としよう。ありがとう。