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道後温泉と二人三脚で130年! 蔵元が変えてく未来、何やワクワクやで

松山・道後の街には万葉集の昔から続く歴史があって、その一角に唯一の酒蔵「水口酒造」があるんや。創業1895年、道後温泉本館とほぼ同い年って、なかなかやるやん? 実はここが最近、華やかな香りの日本酒やら湯上がりにピッタリの道後ビールやら、面白い展開しまくっとるらしいで。こら道後観光だけやのうて、蔵元の動向も要チェックちゃう?

#日経COMEMO #NIKKEI


「道後温泉と同い年!? 130年の歴史が醸し出す風情やで」

 そもそも水口酒造がスタートしたんは1895年。道後温泉本館が改築130周年を迎えたんやから、ほぼ道後の歴史と共に歩んできたっちゅうわけやな。万葉集にもうたわれた松山の港「熟田津」にちなんだ日本酒「仁喜多津」とか、耳に馴染みはあるけど、実はここが作っとるんはビールまであるっちゅう話や。「道後ビール」なんか地元では有名で、湯上がりに一杯やったらめっちゃ幸せやろな。


「愛媛さくらひめ酵母って何や? 花の香りするんかいな」

 最近の人気商品は「愛媛さくらひめ酵母」を使た日本酒やて。さくらひめっちゅうのは県が開発したデルフィニウムの品種で、そっから抽出した酵母を使うんやと。なんや華やか〜な香りで、しかも果実みたいなジューシーさもあるらしいから、それはもう肉料理に合うとか何とか。どう考えても「日本酒=和食」っちゅう固定観念をぶっ壊す勢いやんか。

 しかも、そいつが24年のインターナショナル・ワイン・チャレンジ純米吟醸酒部門で金賞とったとか。いっきに国際的に評価されるようになったら、「地酒やから地味」なんて言わせへんで。


「のれんを守るな、のれんを破れ? そらもう斬新やな!」

 で、この酒造さんの6代目社長が最近就任した水口皓介さんっちゅう人やねん。びっくりするんは、大学で天文学学んでてシステムエンジニアやっとったんやと。まさか星空を眺めとった人が日本酒造りに飛び込むとは、人生何があるかわからんわ。

 しかも家訓が「のれんを守るな、のれんを破れ」ゆう激しいフレーズやから、周りは「どんだけ攻める酒蔵やねん!」思うんやけど、本人いわく「そんな大層なことしてるわけやあらへんよ」って笑とる。いや、十分チャレンジングやろ! でも、若手農家と契約して酒米の栽培始めるとか、蔵開きイベ初めて開催するとか、聞いとるだけでワクワクするわ。


「道後から世界へ、しかも『世界から道後へ』やって? どないなるんや」

 水口酒造さんが掲げるビジョンは「道後から世界へ、世界から道後へ」。国内で日本酒市場が縮小するのは避けられへんやろうけど、輸出増やして海外の人にも「お、道後ってどんなとこや? 温泉もあるんか?」言うて興味持ってもろうたら、観光にもつながるって算段やね。

 コロナ明けでインバウンドが戻ってきたら、日本酒やビール目当てに道後温泉に泊まりに来る外国人が増えるかもしれへんやん? そりゃもう温泉街が一層盛り上がるはずやで。次に道後行ったときは、ぜひ仁喜多津や道後ビールで乾杯してみるとええんちゃうか。蔵見学や蔵開きイベントも参加して、「お酒の醸造って実はこんなおもろいんや!」って発見あるかもしれへんしな。


「せやけど蔵見学したあと温泉浸かって、さらにビール飲んだら、ワイなんか夢の世界行ってもうて、朝起きたら部屋におるかどうかも怪しいわ。いやまあ、それも道後の醍醐味やろか(笑)」

ほな、みんなも道後温泉の湯と水口酒造の酒で、身も心もほどけてきてやー!



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