カリグラフィー作品展
SNSでは先に発表しましたが、noteで改めてお知らせです。いつもお世話になっているカリグラフィー教室、スタヂオポンテさんの作品展が下記の通り本日より開催です。県外作品を含む100点以上のカリグラフィー作品が集合!私も出展してます。告知のRT、いいね、応援など本当にありがとうございます。
◆第9回スタヂオポンテ カリグラフィー作品展
―The meaning of Handwriting―
◆日時 2020/11/25(水)~29(日) 9:30-17:30 (最終入館17:00)
◆場所 福岡市美術館ギャラリーF/福岡市中央区大濠公園1-6
今回、私が出展する作品は、お馴染みの手作り手帳です。中身も外もオール手作り。何故、手帳なのかといいますと、カリグラフィーと製本は昔からセットなのです。
カリグラフィーは日本の写経と同じで、もともとは「聖書」を書くことで発展してきました。そして最終的に書いたものを本にする。そう、書いたら綴じるのです。 聖書を書いた修道僧全員が製本までしていたかどうかは、知りませんが、書いた人と綴じる人は、大工と左官くらい密接な距離間だったのでは。
よって本格的なカリグラフィーを学ぶと、自然と色々な製本(ブックバインディング)を学ぶことができます。海外カリグラファーのワークショップを受けると、最後に練習した紙を、針と糸で縫って本にして飾るということはよくあります。
製本はとても楽しくて、私も始めて学んだ時は、「本って自分で作れるんだ!」とすごく感動した覚えがあります。この製本の世界も奥が深く、カリグラフィーから、こちらの道にはまる人もいるほどです。箔押ししたり、革を使ったり、豆本にしてみたり…。私も製本沼にまんまとはまる寸前で、絵と文字の妖精から引き戻されてしまいました。(おそらく人生が終わってしまうので。)
↓こうやって練習したものを綴じると、より文字に愛着がわきます。
私の手帳は、プロの製本師の方からみれば、全然大したことなく、誰でも(時間さえあれば)できるものです。カリグラフィーを初めて見る人にとっても、こんなことも学べるんだ~!という参考になればいいなと思ってます。
直接の手描きではなく、プリンタやパソコンをフルに活用して、絵もバンバン描いているので、こんなのカリグラフィーじゃないよって言われるかもですが、絵も文字も私にとったら同じようなものだし、道具も使えるものはなんでも使ったら良いじゃないか!というのがスタイルだからしょうがないですね 笑
全国カラオケ配信を祝して、10.8℃の世界線、「我輩は猫である」のMVアニメの絵をいっぱい使用しました。チビちゃん、美術館入れてよかったね。
まあ難しいこと考えずに、見て楽しんで頂ければ、それが一番です。出展者さん達の素晴らしい作品が、たくさんありますので、ゆっくりと芸術の秋をご堪能下さい。少し冷えてきましたので、どうぞ体調第一優先で、ご無理のないようお願い致します。